見出し画像

1年半購読した気づき【新聞は考える武器になる】

去年の4月から地元新聞の購読を始めました。
きっかけは『僕らが毎日やっている最強の読み方』の本です。

購読し始めてから1年半が経ちました。
読んでみて感じたのは、「知らなかったことがこんなにあったのか」と発見です。
「ニュースなんてネットで見れば十分」と思っていましたが、意外と好きなものしか見ないことに気づきました。

特に興味深かったのが、福岡県や市町村レベルの政治についてです。

国会についてはテレビでもやっていますが、
都道府県や市町村レベルになると情報入手するのは難しいと感じました。
地元紙だと、比較的大きく取り上げられています。


・新聞の魅力とは

ネットのニュースになくて、新聞にあるものといえば何だろうか。
著者はこう答えています。
「ノイズがあることです」

私が契約しているのは、
スマートフォンのアプリで
新聞の紙面と同じものが見れるプランです。

気になる記事を読んでいると、
隣には全く関係ない内容の記事があります。
関心が広がるのが新聞のメリットです。

確かに、人によっては、ノイズになってデメリットに感じる人もいるかもしれません。
しかし、自分の興味関心の狭さに気づくきっかけになりました。

・もしなくなったらどうなるのか

全国紙、地方紙関わらず購読者が減っているそうです。
特に私と同じか下の世代になると
「新聞は古いメディア」という声が聞こえてきます。

そうは言いつつも、
実際になくなったらどうなるのか。

まず私たちが見ているネットのニュースのほとんどは新聞社発です。
私が新聞を購読するきっかけになった『僕らが毎日やっている最強の読み方』でこう触れていました。

「一次情報は新聞。テレビやネット情報を見るより、新聞を読んだ方が早い」とのことです。

もし新聞社がなくなったら、
ニュースの多くがなくなるかもしれません。
それも困りますよね。

しかし、もっと深刻なことがあります。
実際にアメリカで起こった話です。
ある地方紙が廃刊になった地域が出ました。
その地域に起こったことが恐ろしかったです。

地方紙が廃刊になった結果、地元の投票率が減りました。
投票の情報が住民に行き渡らなくなったからです。
ネットやテレビでは、小さい町の選挙までカバーできません。
情報が得られなくなったため、
住民が投票に行かなくなりました。

その地域では投票率が下がったため、
不正や汚職が横行したとのことでした。

新聞社は行政を監視する機能も備えていると感じました。

・炎上しているときこそ

時々炎上することがありますよね。
そうなると多くの人が「けしからん」と言い始めます。
SNS のタイムラインを見ると「けしからん」のオンパレード。

しかし、そんな時こそ「このニュースは本当なのか」と疑う姿勢が大切と主張しています。
みんなが騒いでいる時こそ、冷静な目を持ちたいです。

・感想

以前古本屋で見つけた本で、新聞を活用したワークブックを見つけました。
出版が2012年、たったの100円でした。
※後日投稿予定。

情報は古かったです。
「こんなニュースあったなぁ」と思い出すぐらい。

一つ一つワークがありましたが、
「新聞は5 W1Hが徹底している」と気づきました。
見出しを見ると、どんな内容の記事か予測できます。

このワークブックの対象は、
中学受験から就活中の学生さん向けです。
内容を見て「小学生でこのワークブックができるようになったら、相当な国語力を身につけられるだろう」と感じました。

正直社会人の私でも、よく説明文を読まないと解けませんでした。
分からずに模範解答を見たくらいです。

ワークを進めると新聞の要約だけではなく
「なぜこの記事を選んだのか、
どこに関心があるのか」まで問われます。

それらをまとめて30秒で
プレゼンできるようになるのが最終目標です。

使い方によっては思考力や国語力を鍛える教材になる可能性を秘めていると感じました。

正直、私はそこまで使いこなせていません。
普段読んでる記事でやってみたいです。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?