見出し画像

心地よい人間関係を築く会話術【話し方ドリル】神原智己著

タイトルから「話し上手になれる本」と想像しました。

確かにこの内容を真似できれば、
話し上手には確実になれるでしょう。
しかし、それにとどまりません。

「この人といると心地がいいなぁ」と人が寄ってくる方法だと感じました。
身に付けられれば、人間関係が円滑に行くのは間違いありません。


・論理的に正しくても行動しない理由

いくら正しくても、
「億劫だからイヤ」となれば行動しない。

これを読んで「そりゃそうでしょう」と納得。

行動しないだけでなく、
いくら理路整然に主張していても、
聞く耳を持たないという現象が起こりそうです。

1つ事例が思い浮かびました。
それは「年収の壁問題」です。

国としては、年収の壁を気にせず長時間働いてほしいと願っています。

お金の専門家であるファイナンシャルプランナーも
「年中の壁を気にせず働いた方が、将来の年金が増えるからいい」と気にせずに働くことを勧めています。

どちらも一見正しい主張に聞こえます。
それでも受け入れられない人がいるのはなぜでしょうか。

問題が複雑に絡み合っているので、一言では言えませんが「1円でも超えたら一気に税金が増えて手取りが下がってしまう。働き損だ」と心理的に感じるのではないかと思いました。

年収200万まで行けば、
壁を気にしなくなるでしょう。

しかし、ボーダーギリギリの人たちは
できるだけ損をしたくないので、
抑える方向に動くのではないかと思いました。

いくら正しいからと言われても、
損失を受け入れてまで行動させられなければ、
意味がないと感じました。

・ごっくんと飲み込もうとしたが

「え〜、あ〜、まぁ」
話している時に無意識に言っていることに気づきました。

「ごっくん」と飲む込むとありましたが、
その前に出てしまいました。
言っていることを意識できないと難しいと感じました。

練習あるのみです。

・悩んでいる状態に共感

「私、背が低くて悩んでいます」

「悩んでる気持ち分かるよ」と背の高い人に言われても「自慢!?」と受け止められかねません。

しかし、背の低い人も背の高い人も
共通点はどちらも悩んでいる状態です。

「悩んでる状態なのはわかるよ」
これは万能の言葉と思いました。

余談ですが、私は162cmです。
中学生の時に身長が止まりました。

ミスユニバースを目指している頃は「朝起きたら170cm以上になってたらいいのに」と思っていました。

過去の代表を見てきたら、
これが最低ラインだろうと感じだからです。

この話を別の友人にしたら「160cmもあって羨ましい」と言われました。
その友人は155cm前後です。
彼女からしたら160cmもあれば、
いろんなファッションを着こなせると思ったようです。

もう一人別の方からは
「160cmぐらいなら洋服のサイズで困らないから羨ましい」と言われたことがあります。

その人は170cm を超えていました。
彼女によると、170cmを超えると洋服の丈が短くなるそうです。サイズの合う洋服がなかなか見つからないと話していました。
「ストッキングの長さが足りない」と続きました。

個別の悩みではなかなか共感し合えないけど、
悩んでいるという状態なら
共感を得られそうと感じました。

・感想

この本を一言で言えば
「優しい話し方ができるようになる本」です。
一つでも身に着けられれば、「この人といると心地がいい」と思われそうです。

私自身、トゲがある話し方をする人が苦手です。
芸能人なら毒舌を言う人でも笑いながら見れますが、実際に付き合うとなるとしんどいと感じます。

今まで接した人の中で、「この人といると心地がいい」と思った人の特徴を思い出しました。
全員、優しい話し方をすることに気づきました。

毒舌やトゲのある話し方をする人は皆無。
この方法をマスターしたら「あなたと話すと心地がいい」と思ってもらえる可能性が上がると思いました。

いきなり全部のノウハウを真似はできませんが、
一つずつ身につけていきたいです。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?