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自分らしく生きる魔法「課題の分離」


人にどう思われているのか気になって神経をすり減らしてしまう。
他人から敷かれたレールに窮屈さを感じているのになかなか抜け出せない。
人の目が気になって自分のやりたいことに素直になれない。


このような悩みを抱いている方は意外と多いのではないでしょうか。



私もその1人でした。
私は人からの評価に怯えながら生きていました。
周りの人にどう思われるだろうか。失敗したら笑われる。
まさに「あがり症」の原因となる考え方ですね。

今日は、私がそんなあがり症から抜け出す一番の核となった考え方「課題の分離」を紹介します。

本番だけでなく対人関係や仕事など、あらゆる場面で良い影響を与える考え方となっていますので、ぜひ最後までご覧ください🫶

「課題の分離」とは

課題の分離とは、簡単に言うと自分の課題と他者の課題を分けて考えるというものです。

大抵のトラブルからくる悩みは、“自分の課題”と“他者の課題”がごっちゃになっている場合がほとんど。




言い換えると、この世には「自分でコントロール出来る課題」と、「自分ではコントロール出来ない課題(=他者がコントロールする課題)」があります。
そこを全部自分で抱えようとする、あるいは全部を他者に預けようとしてしまうから、不満や不自由さを感じてしまうということです。


しかしそれでは、一度きりの人生にも関わらず、他人の人生を生きることになってしまいます。



そこで、自分に「その課題について最終的な責任を負うのは誰か?」と問いかけて、それが自分なのか、自分以外のものなのかに分けてみましょう。
これが、“自分の課題”と“他者の課題”を分ける課題の分離です。


課題を分けたら、あなたは自分の課題に集中しましょう。あなたの課題は、他人に踏み込ませていいものではありません。そして、他人の課題にはあなた自身も踏み込む必要はないのです。


これをすることで、他人のための人生ではなく、自分のための人生を選択することが出来るようになります。


あがり症から救った課題の分離

もう少し具体的に、私のあがり症を例に出してみましょう。

私は本番の度に、
いい成績を取れるのか、先生や友達から私の演奏をどう思われるのか、などずっとどこかで考えていました。

また、こんなにお金をかけてもらっているんだから、それなりの結果を出さないと親に対して申し訳ない、応援してくれる人の期待に応えるくらいのすごい演奏をしなければダメだ、と自分を追い詰めていました。


しかし、これが課題の分離を使うと、驚くほどシンプルになるのです。




いい成績が取れるかどうかは、他人が決めることであり、私の課題ではありません。
先生方や友達が私の演奏を聞いてどう思うかはその人達の課題であり、私の課題ではありません。



応援してくれる人達もサポートしてくれる親も、そう決めたのはその人たち自身であり、私の課題ではないのです。(もちろん、感謝の気持ちは大事です。しかし自分が責任を感じる必要はないということです💐)

極論、本番結果的に自分がいい演奏ができるかも、その時の状況次第であり、自分でコントロールできる課題ではありません。

私の課題は、音楽に向き合って研究をすること、それを自分らしく伝える演奏をするよう心がけること。それだけでした。


大抵のことはあなたの課題ではない


さて、こうして課題の分離を意識してみると気づくことがあります。

それは、大抵の出来事は自分の課題ではないということです。

私も上記のように人の目に悩んでいましたが、私ができることはシンプルに、ただ自分のやりたい音楽に日々向き合うこと。それだけでした。
それ以外のことは思い悩んだところで私の課題では無いのですから、どうしようもないのです。


あなたは何に悩んでいますか。
それは本当に、あなたの課題ですか?

人から嫌われるのが怖くて、常に顔色を伺い疲れてしまう人。
周りがあなたを嫌うかどうかは、その人達の課題であり、あなたの課題ではありません。


あなたの課題は自然に自分らしく過ごすこと。
怯えなくても、きっと受け入れてもらえます。
そして、それをどうしても受け入れて貰えない環境なら、次のあなたの課題はその環境を変えるかどうか自分で決めることです。


社会や他人の目が気になって、自分のやりたいことが出来ず悩んでいる人。
社会や他人が反対するかどうかは周りの課題であり、あなたの課題ではありません。


あなたの課題は、やりたいことに踏み出す勇気を持つこと。それだけです。

こうして課題を分離していくと自分の本当にやりたいこと、そのためにやるべき事がシンプルに見えてきます。


あなたがあなたらしく生きられる環境も、道も、あなたの勇気と覚悟さえあれば自分で選択できるのです。

まとめ

そうは言うものの、こびり付いた思考というものはすぐに変わるものではありません。

なので、悩みが出てきた時には毎回
これは誰の課題なのか?
と自分に問いかけてみましょう。他者の課題であれば、あなたはそれを抱える必要はないのです。すぐには捨てられなくても、「私はこれを抱えなくていいんだよ」と自覚してあげてください。

あなたの人生は、どんな些細なこともどんな大きなことも、他人に握られるものではありません。それが親であっても、パートナーであっても、恩人であってもです。

あなたはあなたのための人生を生きてください。
その選択の連続が、人生を自分で歩いているという責任感と自信に繋がります。


今日もあなたが、自分らしい人生の時間を過ごせますように。



本日はここまで🙌
次回は深く落ち込んだ時に、少し心が楽になる考え方、過ごし方を紹介します。





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