BTSとLOVE MYSELF

ずっと書いてみたかった、BTSとLOVE MYSELFについて書いてみよっと
気負わずにゆる〜とね

わたしが彼らを好きになりはじめたとき、こりゃなんだか他のアイドルと違うな、と感じたのは、彼らが「LOVE YOURSELF, LOVE MYSELF」を大切にしているチームだったからだ

ちょうどわたしはその時期から、じぶんの中のテーマとして「LOVE MYSELF」をとてもたいせつに感じていたから、そんなわたしに彼らのメッセージがぴったりと重なったことで、ますます彼らへの愛と関心が強くなった

特に最近の曲の中にはLOVE MYSELFのメッセージが含まれていることが多い

You can’t stop me lovin’ myself
（お前は俺が自分自身を愛すことを止める事はできない）

- IDOL

I'm the one I should love in this world
この世界で僕が愛すべきたった一つの"僕"という存在

빛나는 나를 소중한 내 영혼을
光り輝く僕を 大切な僕の魂を

이제야 깨달아
ようやく気付いた

so I love me
自分自身への愛に

좀 부족해도 너무 아름다운 걸
完璧でなくとも とても美しいんだ

I'm the one I should love
僕が愛するべきただ一人の"僕"

- epiphany

You've shown me I have reasons I should love myself
君が教えてくれた 自分自身を愛すべき理由を

- Answer: Love Myself

そして、わたしがいちばん心動かされて、見るたびに滝の涙を流すのが、LOVE YOURSELFツアーのNY Citi Fieldでのライブ、エンディングコメントでのリーダーのRMの言葉だった。

このLOVE YOURSELFツアーで、僕は自分自身を愛する方法を見つけています。自分自身を愛する方法を何も知らなかったのに、皆さんが教えてくれたんです。
その目、愛、ツイート、手紙、すべてを通して、皆さんが自分自身を愛することを教え、ひらめきを与えてくれたんです。
自分を愛することは死を迎えるまで僕の人生の目標です。
自分を愛するとは？あなた自身を愛するとは？分かりません。
誰がその方法と愛し方を定義するんでしょう。
これは僕たちのミッションです。
僕たち自身の愛し方を見つけ、決めるのは僕たちの使命なんです。
僕を利用してください。
あなた自身を愛するために、BTSを利用してください。

- NY Citi Field RM エンディングコメント

一体なんなんだ、この人たちは。僕たちを利用して、自分自身を愛してくださいだなんていうアイドルがいることに本当にびっくりしたし、そのことばの使い方が衝撃的で、ものすごく惹かれた。

わたしの中のアイドルといえば、
「君が好きだ」「君を愛してる」って’I LOVE YOU’の歌を歌っているイメージだったから。
わたしの勝手なイメージなのでもちろんそうじゃないアイドルもいると思うけれど。

BTSは’I LOVE YOU’ではなく’I LOVE ME’を歌っている。

音楽の中だけではなく、ドキュメンタリーやインタビューで彼らが話す言葉の中にも、LOVE MYSELFの姿勢が現れていて、はっとすることがある。

一時のコンセプトとしての「LOVE MYSELF」ではなくて、今でも彼らのなかにちゃんと「LOVE MYSELF」のたましいが生きていることにうれしくなる。

僕は僕自身を愛すために生きている人間です。まだ25歳だし若いので、それがうまくいかない時もあります。“自分を愛したい”と思う程度です。“一緒にやり方を探してみる？

- Bring The Soul docu-series RM

今は自分を愛そうと努力しています。僕が持っている色々な姿を十分に理解して‘僕はこのままの自分が好きで愛している’と考えられるように努力しています

- Bring The Soul docu-series V

世界中の数多くのファンたちに愛を贈られても、まだ彼らも自分自身を愛せないことがあるみたいだ。そして、そんな姿をわたしたちに隠さず見せてくれる。
他者から愛されるということと、自分自身が自分を愛することとは、似ているようでまったくちがうものなのかもしれない

わたしはいつからか、彼らのことを「自分自身を愛する旅の途中で出会った友だち」だと感じるようになった

意図的なのかそうじゃないのか分からないけれど、彼らが発信するコンテンツの中には、LOVE MYSELFにつながっているな〜と感じるコーナーがよく登場する。

「告白の時間」というゲームをします。

自分でどういう部分が短所なのか告白し、全員にそれを認めて許してもらうというゲームです。

-RUN BTS ep.141

はい、もうこんなのLOVE MYSELFのためのツールでしかないじゃん 

7人がそれぞれ自分が思う短所を言っていくのだけど、「は？それあなたの魅力ポイントですけど？！」「そこがいいんじゃ〜ん！」「え、そのギャップが最高なのよ！！！！！！！！」と、もれなく全員分心の中でバカデカ声でつっこんでしまった

そして、わたしの心の中の声とまったく同じように、短所を告白した本人以外の6人は「すごく羨ましいところです！」とか「それは長所では？」とか言って、本人が短所だと言う部分を認め、許してあげていた

家族以上にずっと一緒にいる7人はそんなの口に出さなくてもお互いを分かっていて、すでに認めて許してあげていたのだろうけれど。

自分の弱さを認識して、声に発して、心の外にだす。
それを認めて、許してもらう。
このやりとりはものすごく自分自身を癒す効果があるし、自分の中の愛を感じる行為だ
欠点だと感じる部分があっても、そんな自分ももしかしたらすばらしいのかも、愛してみてもいいかな、と思える種みたいな。

そんな7人の姿を見てたら、バラエティ番組のささやかなコーナーのひとつなのにわたしはボロボロ涙を流していた

きっとわたしの中にはまだたぶんちゃんと認めてあげられていない感情や目を向けたくない部分があって、それを許してあげられない。愛してあげられてない。そう感じていたから、7人のそんなやりとりに涙が止まらなかったんだ

彼らを見ているとあまりにも、輝いていて美しくって、7人それぞれが唯一無二の存在だということが尊くて、全宇宙に感謝したくなるし、何度輪廻転生したって彼らを愛したいと思ってしまう。

でも、ある時期はなぜだか自分と比べてしまって、彼らを見ているのがしんどくなった
でもそんなのまったくのま！ち！が！い！な！！の！！！！！
わたしは彼らと等しく寸分も違わず、輝いていて、美しすぎる存在であるということを彼らは教えてくれてい！る！の！に！！！！！
ひねくれもののわたしのバカバカバカッ！（そのあと、ハグしてよしよしするわたし）
きっと彼らはこの地球で、それぞれが本来のたましいの求めていることをやっているからこそ、あんなに輝いているのだ
だから、それを見ているわたしも同じようにたましいの求めていることだけをやり、本来のあるがままの姿でいればいいってことなのだ。いつでも彼らの姿はそれを教えてくれている。

そんなふうに、彼らの姿はまるでわたしを映してくれる鏡のようだと感じるようになった

わたしは彼らを見つめながら、自然と自分自身の内側を見つめていた
彼らを通して、自分自身を見ていたんだ

「僕を利用して自分自身を愛してください」と、RMの言うことばの通りに、自然とそんな風になっていた

彼らを見つめている全世界のARMYたちがそうやって、彼らを通して自分自身のハートを感じていて、彼らと同じように自分も唯一無二のすばらしい存在で、自分自身を愛することがたいせつなんだと氣づきはじめているんだと思う

この世界は愛なんだということ、自分自身が愛そのものなんだっていうことを思い出させてくれるBTSはまちがいなく愛のスーパーヒューマンだ

でも、ただきれいでうつくしいほかほかしたものだけが愛なんじゃない。見たくもないようなかなしいことやどうしょうもない苦しい夜のなかにも愛はちゃんとそこに存在してくれる。
それすらも彼らは教えてくれている。

彼らが過去に体験してきたことの中には、様々な事実と反する憶測や、アンチや、炎上や、差別や、ことばにするのも苦しいほどのネガティブな感情が湧き上がる出来事があることも知った。でも、それすらもこの地球だからこそ感じることのできる感情の体験で、愛のなかに必要なひとつぶの結晶なのかもしれない。きっと深く愛を知るためにとおるべき道だったんだ。

愛っていうプリズムを完成させるために、欠けてはいけないたいせつなひとつのピースなんだ

LOVE MYSELFを意識して日々生活してても、ある日はバカクソはちゃめちゃに自分のこときらいになりそうになったりして、何を見ても自分と比べてしまうし、そんな心がドブみたいで汚くて氣もちわるいなってなる夜もあるし。
でもBTSのことばと音楽は、「そんなことない！君は最高だよ！世界にたった1人の君を愛してるから、さあ僕の手を掴んで！いっしょに踊ろうよ！」って言ってくるんじゃなくて。
「そんな日もあるかもしれないね、僕もおなじだよ。自分を消してしまいたくなる日もあるけど、君が自分を肯定できないなら、そんな君がいることも僕たちは知っておいてあげるよ。そんな君さえもちゃんと僕が存在させてあげるからね」と言って、ピンクの毛布をそっとかけてくれて、夜明け間近の薄暗い部屋でおかし食べながらいっしょにゲームしてくれる、わたしにとってそんな存在なんだ。

きっとLOVE MYSELFってそういうもんなんじゃないかな。
バカポジティブに「わたしは自分がだいすきで愛してるんだわよ！オッホホホ！！」って高らかに宣言するようなことじゃなくて。
わたしってクソだな。汚ねえ人間だよわたしゃ。自分の愛し方なんて忘れちまったよ。って管を巻く日があっても、そんな自分を追い出してしまわずに、そんな自分も感情もちゃんと存在させてあげることなんじゃないか。

日々の生活のなかで、毎日じぶんという存在といっしょにいると、自分を愛せてるのかなんて分からなくなる日もあるけど、すこし前の自分よりは、今の自分が好きかも。と思える瞬間が増えたな〜くらいでいいんじゃないか。

自分自身を愛することは、巡り巡って誰かを愛することにつながっている。

この地球上すべての人が、今この瞬間に自分自身を愛することをすれば、今この瞬間にこの地球は愛の星になるんだ。それを今日も身体中で表現してくれているBTSを見ていると、この地球に暮らしている奇跡に飛び上がって感謝したくなる。呼吸して日々動いてくれてる自分のからだにありがとう〜！って叫び出したくなる。

彼らに出会って、わたしは生まれてはじめて他の国の文化や歴史、言葉を学びたいと思った。韓国語の勉強も始めた。彼らを見ているといっしょに踊りたくなってYouTubeを見ながら、ダンスの練習もはじめた。
推しのように美しく歩きたくて、歩き方に氣をつけるようになった。
だめだめで泣き泣きの一日があっても、彼らを好きになって、おおきな変化があった自分のことを前よりちょっぴり誇らしく、愛おしく思う

今日も明日もわたしは彼らに教えてもらったLOVE MYSELFをしていくよ。そんな日々がちゃんとつみかさなって、今日よりは少しでも、誇れる愛する自分で彼らに会っていっしょに歌いたいな。会っていっしょに歌っています。

LOVE MYSELF , LOVE YOURSELF
러브마이셀프 , 러브유어셀프

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