子供向けイベント 《湯塾》 開催記録
2023年12月27日(水)、湯村温泉のど真ん中のCafe 98℃で、とあるイベントがひっそりと行われていた。
町内の小学生を対象に、地域おこし協力隊の我々が得意なことを教えよう!というイベント、その名も《湯塾》。
何故こんなことに…?
湯村地域を盛り上げたい人たちがいる
そもそも、このイベントを取り仕切っているのは、地元の現役の高校1年生。彼女としては、“地域おこし協力隊の皆さんは、面白い特技を持っていたりするため、関わりを作って地域の子供たちに知ってもらいたい”という並々ならぬ想いがあったようだ。倍ほども年齢のある我々がアゴで使われ、手足となり、協力する形で開催に至った。
初回開催となる今回は、Cafe 98 ℃の地域おこし協力隊の2名がメインの先生となった。
私アンボーの役目は、ガヤ。
だって…無理がある。私の専門は地質学と医薬品である。
小学生の子供に市販薬のあれこれを語るわけにもいかない。気温が一ケタの真冬の空の下、屋外で石を割ったり、ましてや川に入って水の流れを観察するわけにはいかない。子供は元気かもしれないが私が寒い(笑)
…ということで、賑やかしとしてガヤ参加しつつ、ピザの後にアイスでも作ろうと思った。
1じかんめ
『ピザ職人になろう』
午前中は、元 料理人の地域おこし協力隊、尾関先生プレゼンツ、ピザ教室。内容は言うまでもない、ピザを作る。地域の子供たち8名と大人が3名の計11名が参加してくれた。
尾関先生、彼はこのイベント《湯塾》を通して、メガネくんと名付けられ、子供たちに大人気となった!
※地域の子供たちの個人の写真となるため、モザイクが多くなってしまうことをご了承ください。
ピザの生地を作っていくよ
尾関先生の指導の下、小麦粉から生地をこねていく。小学1~2年生には、なかなかの力仕事のはずだが、みんな諦めずに楽しそうにこねていて、試作段階で心が折れていた主催側の大人たちが感心するほどだった。
1時間ほど発酵させたら、今度は25cmくらいになるまで生地をのばしていく。ピザ生地を、同じ厚さに、上手に円く伸ばすのは、初めてなら至難の業…のはずが、子供たちの技術にビックリするほど。メッチャ上手い。
試作段階では、この工程でも主催側の大人の心が折れかけていたのに。四角くて部分的に薄くなって、まぁ、大変 面白うございました。全工程で心が折れた不器用な大人たちの集まりで主催していてスミマセン(笑)
デコレーションできるかな
さて、ピザになるまであと少し。
Cafe98℃特製のトマトソースを塗って、ソーセージやベーコンなどの具、そしてチーズをかけていく。どんどん見た目がピザに近づいてきて、子供たちのテンションも上がってきた!
完成~!!美味しくいただこう!!
ピザが出来上がったら、あとは焼くだけ。美味しく焼きあがった!
3~4分で焼きあがることが驚きだったようで、「焼いているところが見たい」とキッチンを興味津々に覗いたりもした。
こちらは想定していなかったのだが、実は「今食べずに持って帰りたい」という子供たちが一定数いた。ピザ持ち帰り用サイズの容器が無かったため、その場で食べてもらったが、理由を聞いてみると、家族に見せて一緒に食べたかったらしい。素晴らしい家族愛に少しばかり心がキレイになった気がした。(今は元通り)
あれ…??
参加者を見渡すと・・・あれ??
『農産加工やまもと』さんがいるじゃないですか!?新温泉町では有名すぎる、農家 兼 パン職人 兼 朝市代表 兼 特産品開発 兼 ・・・言ってもキリがないので、ここは山本さんとしましょう。別用でCafe98℃に訪れた山本さんでしたが、なし崩し的に参加いただくことに。
明らかにプロの、美しすぎるピザが1枚まぎれていたことは、言うまでもない。
アイス作ってみた
簡単な材料でアイスを作ってもらった。塩と氷で固めようとしたが、部屋の気温(暖房)を想定しておらず、なかなか固まらないアイスに大苦戦。
ジップロックに穴が開きまくって塩水フィーバーの大惨事にも大苦戦。カフェを海にしてしまいかけたこと、しっかりと反省します(笑)
2じかんめ
『窓ガラスにかいてみよう!お絵かき教室』
午後は、絵とデザインで新温泉町のチラシにグッズに大忙し、小説も書ける多彩な地域おこし協力隊、氏本先生プレゼンツ、お絵かき教室。
窓ガラスにペンで絵を描く体験なんて、私もしたことがない。すごく素敵なプログラム。女の子たち6名と我々でわちゃわちゃ楽しいイベントタイム~
下書きをしていくよー
イベントが行われたのは年末、ということで2024年の干支である辰さんをメインに、お正月と干支のアート!
下絵を丁寧になぞる子供や、下絵をベースに描き加えてアレンジする子供など色々で、見ているほうも楽しい時間です。
いざ、窓にレッツお絵かき!!
さぁ本番がやってきた。自分の絵を窓ガラスに清書していく。
ガラスに描くことで雰囲気がまた違うんだなぁとワクワクした。
ワクワクは私だけではなく子供たちも同じだったようで、「早く次の絵が描きたい」「まだかまだか」と、順番待ちが耐えられないようだった(笑)
完成したアートは
完成したアートのうち干支のほうは、2024年の1年間、湯村温泉のCafe98℃の窓に残る予定。近くに来た際は、じっくりと見てみてほしい。あえて完成図を載せないでおく。
次回の湯塾の内容に頭を悩ませる我々
事後アンケートを取ってあり、次回やりたいことを聞いてある。パン作り・体操・鬼ごっこなど、子供が好きそうなイベント案がたくさんいただけた。また、町内各所で大人を対象にしてやってほしい という声が多かったそうで、多岐にわたる意見をどう次回に繋げていくか悩んでいるところである。
次回の内容が決定したら、お知らせしたいと思う。