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没趣味②家庭菜園

出会い


植物を育ててみたくなったのは社会人になってからでした。少しでも癒しを暮らしの中に取り入れたい。けど、動物は都会のマンション暮らしでは難しい。そこで社会人になって何度目かの引っ越しを機に思い切って観葉植物をいくつか買いました。
パキラ、クワズイモ、フィカス・ベンガレンシスを買い、楽しくなって毎日話しかけながら水をあげました。
しばらくすると案の定水やりを忘れる日が1日、2日と増えましたが、たまの水やりで余裕で成長していきました。植物は強いです。
そのうち、水をあげるのは数週間に一度くらいになってしまいましたが、絶妙なタイミングで水を多めにあげることでなんとかからさずに安定させられました。

そして味を占め、次の引っ越しで広いベランダを手に入れたこともあり、家庭菜園に踏み切りました。
日々の料理に使えること、育てやすいことを条件に選び、紫蘇とバジル、イタリアンバジル、パセリ、ルッコラをプランターに植えました。
(本当は3回くらいにわけてそれぞれ植えたのですが、今となってはどれがいつだったか思い出せずまとめて書きます)



蜜月期


きちんと育て方を調べたので、どの種もかなり順調に育ちました。全て料理に使えるものだったので、手巻き寿司や揚げ物、パスタにカルパッチョ、サラダなど食卓が充実しました。そんな期待もあって毎日収穫したり育つのを見るのが楽しかったです。



別れ


「蜜月期」の文章量から分かる通り、別れはすぐにじわじわと訪れました。
まずバジルとパセリ、イタリアンパセリです。病気や日当たりにはかなり気をつけていたつもりだったのですが、ある時から急に葉が育たなくなりました。
原因は推測ですが、葉の取りすぎだと思っています。育った食材を使うことに興奮しすぎて、毎日育った分だけ遠慮なく収穫し使っていたので、葉が足りなくなり光合成できなくなったのでは?と思っています。素人の推測なので見当違いかもしれませんが、自分の中ではその説で落ち着きました。

次に紫蘇ですが、これは水をやらずに炎天下に放置てしまう→家に取り込んで水をやり復活させるを繰り返していたところ、ある日復活しなくなりカラカラになってしまいました。日に当てた方が葉が元気になるかと思ったのですが、バランスをとることと毎日の管理が難しかったです。

最後にルッコラですが、かなり早いうちから花が咲きました。ルッコラって花咲くのか!と、大盛り上がりしていたのですが、葉を食べる植物では花が咲くと葉に栄養がいかず育たないようで、最終的には花だらけになり枯れてしまいました。

蜜月期よりも別れパートの方がかなり長くなってしまったのは悔やまれるばかりですが、学ぶことは多かったです。
最初の可食部を収穫することよりも、シーズン中収穫し続けられるようケアをし続けることの方が難しいというのは大きな学びでした。(なんだかちょっと仕事と似たものを感じます)
枯れてしまうと罪悪感があるので、4度目の挑戦はしていませんが、いつかもう少しちゃんと学んで収穫し続ける経験をしたいなと思っています。

今回の教訓
「失敗が罪悪感につながることは趣味にしにくい」

まだ元気な観葉植物たちと一緒に、次の趣味にもチャレンジしていきます。


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