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天からの火をもって答える生ける神がいます

[列王記 第一 18:36,37,38,39]

ささげ物を献げるころになると、預言者エリヤは進み出て言った。「アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。あなたがイスラエルにおいて神であり、私があなたのしもべであり、あなたのおことばによって私がこれらすべてのことを行ったということが、今日、明らかになりますように。私に答えてください。主よ、私に答えてください。そうすればこの民は、主よ、あなたこそ神であり、あなたが彼らの心を翻してくださったことを知るでしょう。」すると、主の火が降り、全焼のささげ物と薪と石と土を焼き尽くし、溝の水もなめ尽くした。民はみな、これを見てひれ伏し、「主こそ神です。主こそ神です」と言った。

今日の聖書箇所
I列王18:30〜46

カルメル山においてエリヤはバアルとアシェラの預言者たちとのいのちをかけた霊的戦いに臨みました。

エリヤは偶像の預言者たちと自分がそれぞれの神に生け贄を捧げ、火をもって答える神こそが真の神であることを認めよと王と民の前に提案し、王と民もそれを受け入れます。

偶像バアルの預言者たちがどれほど叫んでも何の応答もありませんでした。そして遂にエリヤが進み出て勝負に出ます。

エリヤはまず壊れていた主の祭壇を築き直すのです。

[列王記 第一 18:30]

エリヤが民全体に「私のそばに近寄りなさい」と言ったので、民はみな彼に近寄って来た。彼は、壊れていた主の祭壇を築き直した。

これはただ物質的な祭壇を築き直したということではなく、イスラエルの民の主なる神への礼拝という祭壇が完全に崩れていたことを示しています。イスラエルの民は主なる神を形だけ礼拝しながら、それ以上にバアルやアシェラなどの偶像を崇拝していたのです。

彼らの霊的な生活は完全に崩れてしまっていたのです。エリヤはまず主なる神への真実な礼拝と祈りを回復するなら、そこから全ての回復は与えられるというメッセージを与えるのです。主なる神だけを心を尽くして礼拝し、主なる神だけに祈り求めよということです。そこからあらゆる回復が起こるからです。

次にエリヤはイスラエルの民に主なる神との契約を思い起こさせます。

[列王記 第一 18:31]

エリヤは、主がかつて「あなたの名はイスラエルとなる」と言われたヤコブの子たちの部族の数にしたがって、十二の石を取った。

[列王記 第一 18:36]

ささげ物を献げるころになると、預言者エリヤは進み出て言った。「アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。あなたがイスラエルにおいて神であり、私があなたのしもべであり、あなたのおことばによって私がこれらすべてのことを行ったということが、今日、明らかになりますように。

すっかり偶像の惑わされて自分たちが何者であるかを忘れてしまっていたイスラエルの民にあなた方はアブラハム、イサク、イスラエルの子孫であり、主なる神と契約を結んだ契約の民ではなかったかと崩れていたアイデンティティを思い起こさせるのです。

イスラエルの民がどれほど本来のあるべき姿から外れてしまっているかを示し、本来のあるべき姿に立ち返るようにと迫るのです。

そして最後にイスラエルの民に神の御言葉の力を証明するのです。自分が主なる神の御言葉に従って全てのことを行っていることを祈りの応答によって証明してくださいと求めるのです。

[列王記 第一 18:36,37,38]

ささげ物を献げるころになると、預言者エリヤは進み出て言った。「アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。あなたがイスラエルにおいて神であり、私があなたのしもべであり、あなたのおことばによって私がこれらすべてのことを行ったということが、今日、明らかになりますように。私に答えてください。主よ、私に答えてください。そうすればこの民は、主よ、あなたこそ神であり、あなたが彼らの心を翻してくださったことを知るでしょう。」すると、主の火が降り、全焼のささげ物と薪と石と土を焼き尽くし、溝の水もなめ尽くした。

主はこのようなエリヤの求めに答えて天から火を降して、ご自分の栄光と力を王と民の前で明らかにしてくださいました。

[列王記 第一 18:39]

民はみな、これを見てひれ伏し、「主こそ神です。主こそ神です」と言った。

エリヤがこのようないのちをかけた霊的な戦いをした理由は自分の霊的な力を誇示したり、自分の名誉や権力を求めるためでもなく、ただ王と民が心を翻して、主なる神とその契約、その御言葉に立ち返るためでした。偶像崇拝を悔い改め、イスラエルが呪いから解放され、癒され、本来の神の民としてのあり方を回復して、祝福されるためだったのです。

主なる神はこのようなエリヤの礼拝と祈りに鮮やかに応答してくださり、エリヤに大きな勝利を与え、偶像の預言者たちは滅ぼされることとなりました。

私たちが霊的な戦いで勝利していくために必要なことも同じなのです。

まず壊れていた主なる神への祭壇を築き直すことです。礼拝の祭壇、祈りの祭壇、御言葉の祭壇を築き直すのです。

そして主なる神との契約、その御言葉に立ち返るのです。御言葉に従い始めることです。このような悔い改めの土台の上に主に祈り求めていくなら、主は天からの火、すなわちしるしと不思議と奇跡をもってその祈りに答えて、大きな勝利を与えてくださるのです。

そしてそれを見た多くの人々が主こそ神ですと主とその御言葉に立ち返って来ることになるのです。

ペンテコステも終わりました。私たちもまたますます礼拝の祭壇、祈りの祭壇、御言葉の祭壇、従順という祭壇を築いて聖霊様の火🔥を降らせる聖霊の人となっていくことを祈り求めていきたいと思います。

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