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【リアル英語3】初デート中、レストランでのある行動にゲンナリ。

あなたにゴーストされた理由 Vol.3

(※「Marcus & Corey ON DEMAND」“Jerk Level 10/10”より)

この話は、アメリカ西海岸のベイエリアで流れるラジオ「Star 101.3 /Marcus & Corey ON DEMAND」の“SECONDE DATE UPDATE”という、『1回目のデートの後に音信不通にしたのはなぜ?』と電話で直接相手に聞いちゃうアグレッシブな企画内容を元に、小説風に創作して紹介しています。

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画像:Photo ACより



相談者:男性目線

彼女とはオンラインサイトのCoffee meets Bagel で知り合った。

僕はブロンドの女性が好きだったから、彼女の写真を見て、一目で気に入った。

少しチャットを交わすうち、彼女もこちらに興味があると感じた。だから数日しか経っていなかったけど、ディナーに誘ってみた。

「I’d love to!」

返事を見て、僕は思わずにやけてしまった。

待ち合わせはSan Franciscoにあるレストラン。

普段はカジュアルな格好が多いが、この日は襟付きのシャツを着て、おしゃれをして行った。

待ち合わせに現れた彼女は、少し胸元の空いたドレスを身にまとい、指先まできれいに整えられている。

そして、弾けるような笑顔をこちらに向けた。

「Hi!」

僕の心臓は自然と高鳴る。

話してみると、想像していた以上に明るくポジティブな空気を纏った彼女に、どんどんと惹かれて行った。

会話も弾み、彼女も楽しそうにしている。

食事の時間はあっという間に過ぎ、気がつけば夜の10時を過ぎていた。

「もう一軒どうかな?」
「行きたいんだけど、明日は朝早くから仕事があるから…」

僕は残念に思いながらも、紳士的に最後に彼女とハグをし、別れを告げた。

帰った後も彼女と過ごした余韻が忘れられず、すぐにテキストを送る。

「今日は最高に楽しかったよ。次もまた会えないかな?」

しかし、彼女からの返事は、“いいね”の絵文字だけ。

会うまでは、ちゃんと文章で返してくれていたのに。

それ以来、彼女からの連絡は途絶えてしまった。

僕はすごくショックを受けた。何が悪かったのかわからない。彼女だってデートを楽しんでいたのに。

彼女に理由を確かめて、できればもう一度デートをしたいのだが。


画像:Unsplashより

回答者:女性目線

彼とチャットをしていると、とても楽しかった。

写真を見た限り素敵に見えたし、話も合いそうだ。

だから数日でデートに誘われた時も、一つ返事でOKした。

待ち合わせのレストランに行くと、彼は嬉しそうにこちらに手をあげた。

やはり見た目も素敵。

軽く挨拶を済ませると、店の人がメニューを渡してくれた。

何を頼もうかとメニューを見ているその向かいで、彼が妙な動きをする。

初めは気にしていなかったが、2回目、3回目と妙な動きをするので、気になった。

居心地が悪いのか、何度も腰を微妙に動かして座り直す。

− 座り心地が悪いのかな…?

そう思った途端、彼の方からムワリと腐卵臭のような匂いがしたのだ。

− え、この臭いって…。

まさか、と半分願いながらも食事を続けるが、彼は何度も尻を微妙に浮かせる。

その度に、鼻を突くにおいが少しの時間差でふわりと風に乗ってこちらに届くのだ。

− いやいや、ファーストデートでこれは興醒めだわ…。

せっかくの美味しいディナーも台無しだし、何より、彼への異性としての魅力が、完全に失われてしまった。

私は適当に帰る言い訳をすると、自分の体を清めるように、車の窓を開けて夜風にあたりながら、帰宅した。

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いかがでしたか?

元にしたpodcastはこちら(23:18〜)↓

Jerk Level 10/10
https://podcasts.apple.com/us/podcast/marcus-corey-on-demand/id1259390201?i=1000607391447

今回の原因は“オナラ”。

バレいないだろうと思っていたとはいえ、何度も繰り返すとは、お腹が冷えたんでしょうか?

Coreyは今回も「医学的に問題でもあるの?」ときちんと聞いていますね。

でもそうではないようです。

この後CoreyもMarcusもオナラで盛り上がっていましたね。

「私もデートでやられたわ!寒い夜で窓を閉めたら…」
「僕も父親がよくしてたよ。ドライブ旅行中に」

などなど、エピソードが飛び出してました。

驚いたことに、Marcusの奥様は結婚して20年も経つのに、彼の前でオナラをしたのは「3回だけ」だそう。

「回数を覚えてるの!?」とCorey が驚愕してましたが、シチュエーションまで覚えているMarcus。仲良し夫婦ですね。

そして気になる2回目のデートですが…

“ノー”でした。

そりゃそうですね。

女性は「関係にも段階があるし、1回目のデートでこれはダメだわ」とのこと。

私自身も、付き合う前の相手のオナラで、一気に冷めてしまった経験ありです。関係性って大事。わかるわー。

では、また次のエピソードで〜


<英語のメモ>

This is her/him/〇〇:私が彼女・彼・自分の名前です。
これは電話を受け取った時に「〇〇さんいますか?」と言われた時の答え方。I amの代わりにThis isを使います。

Put you on the air:放送に出てもらって大丈夫?
On the airで放送にのる、という意味。オンエアって言いますよね。なので、put youで放送に出演させる、ということですね。

Fart:オナラをする
彼女が「彼がずっとオナラをしていた He kept farting」と言っていました。

Passing gas:おならをする
こちらもFartと同様オナラをする、という意味。こちらの方が丁寧な言い方。

Slick:巧妙な、ずる賢い
彼は「I could be super slick」と言ってるんですが、「(オナラをバレないよう)うまくやった」みたいな感じでしょうか?クッションのソファーだったからバレないようにポジショニングして…って。いやいや、バレてますやん。


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