見出し画像

【リアル英語2】初デート中の女性の不可解な行動

あなたにゴーストされた理由 Vol.2 

(※「Marcus & Corey ON DEMAND」“ Just Killed the Vibe”より)

この話は、アメリカ西海岸のベイエリアで流れるラジオ「Star 101.3 /Marcus & Corey ON DEMAND」の“SECONDE DATE UPDATE”という、『1回目のデートの後に音信不通にしたのはなぜ?』と電話で直接相手に聞いちゃうアグレッシブな企画内容を元に、小説風に創作して紹介しています。

__________________________________

画像:Photo ACより

回答者:男性目線

彼女とはオンラインサイトの『coffee meets bagel』で知り合った。

彼女から連絡をもらい、何度もチャットをやりとりし、なんとなく彼女の人柄が分かった。

そこで、2人とも住んでいるSan Joseのダウンタウンで飲むことにしたのだ。

彼女を実際に見た感想は、とてもキュートな女性だと思った。

明るくてオープンマインドで話しやすく、想像していた通りの人柄。

その時は、彼女とのデートを楽しめそうだと確信した。

けれど、少しして、僕は彼女のある行動が気になりだしたのだ。

デートの間中、座っている時も、歩いている時も、彼女はずっとあることをする。まるで野球選手のような…。

それが、どうにも奇妙というか、一緒にいると気まずい。

彼女の性格も見た目も、可愛らしくて女性として魅力的だ。

なのにどうしても、彼女のその行動が目に入り、正直彼女に感じたトキメキも、段々と冷めていってしまった。

彼女がどうしてそんな行動を取っていたか分からない。無意識なのか癖なのか、それとも何か理由があったのか…。

でも、それを初めてのデートで聞くのもどうかと思い、僕はそのまま何も言わず、彼女前からフェードアウトすることにしたのだ。

画像:Photo ACより

相談者:女性目線

彼のことは、オンラインサイトで見つけた。

同じSan Jose市内に住んでいて、プロフィール欄を見ると、誇張している人が多い中、とても正直で誠実に見えた。

見た目も魅力的で、すぐに彼に興味を持った。

彼とのチャットは楽しく、ずっと続いた。

お互いに興味を持っているとわかり、私の心は弾んでいく。

彼とのデートが決まった時、私はいつもテンションが上がった。

髪の毛もいつもより時間をかけてセットし、メイクも、いつもはしないコンシーラーやアイラインを引いたりした。

ルームメイトには「気合が入ってるね」なんて茶化されたけど。

ダウンタウンで会った彼は、写真で見るよりも素敵だった。

ネットの中には、半裸で筋肉が見える写真や研究し尽くされた角度で撮った写真など、自分をよく見せようとする人たちで溢れている。


けれど彼の写真は、少しピンボケだったり、自然な笑顔だったり、彼の素が見えて、そんなところも好感が持てた。

彼とのデートはとてもスムーズで、話も盛り上がり、とても楽しい時間を過ごした。

それなのに、デートの後、突然彼から連絡がなくなったのだ。

何が悪かったのか、全然わからない。彼とは気まずい瞬間もなくて、本当にいい雰囲気だったのに…。

そういえばあの日、デートに来ていく服がなくて困っていた。

スカートにする?でも初めてのデートだし軽く見られたくない。

パンツがいいけど、デート向きのパンツがない。

そこで、ルームメイトに頼んで素敵なパンツを貸してもらった。

ただ、彼女は私よりも少しだけスリム。

彼女のパンツが少しキツくて、デートの最中股に食い込んでしまったのが気になったけど…。

だけど、彼にバレないように股の食い込みを直していたから大丈夫。

一体彼はどうして連絡をくれなくなったんだろう…?

__________________________________

いかがでしたか?

元にしたpodcastはこちら(13:10〜)↓

Just Killed the Vibe
https://podcasts.apple.com/us/podcast/marcus-corey-on-demand/id1259390201?i=1000607205683

今回は、相談者と回答者を逆に書いていますが、ラジオ上ではもちろん女性が相談者としてMarcusとCoreyに電話をかけています。

男性が言った“女性のある行動”とは、“パンツの股下部分を掴む”ことでした。

男性は「男性がやるような、野球選手のような行動」と言っています。

すかさず「何かMedical Issueかしら?」と気づかうCorey。

それに対し、女性に「野球のどのポジションでプレイしてるの?」とからかい、Coreyに普通に怒られるMarcus。

この2人のかけ合いもいいですね。

男性に自分の行動が気づかれていたと知った女性は、すごく恥ずかしがっていました。

確かに、バレてないと思っていても、実は全部見られてる、なんてことはありそうで怖い…。

さて、2人の2回目のデートはイエスかノーかというと…

なんと、イエス!でした。

誤解が解けたことで、男性もそれならともう一度デートに誘い、女性は「次は自分の服を着ていくわ」と言っています。

とても可愛らしい彼女でした。

音信不通が実は思いもよらない誤解のせいで、直接聞くことで、次につながることもあるのだなーとほっこりな回でした。


では、また次のエピソードで〜


<英語のメモ>

It was a blast:とてもエキサイティングで楽しかった (スラング)
女性が彼とのデートをこのように表現しています。

We hit it off:お互いに好意を寄せていた (スラング)
2人の間でHit it offを使うと、好意を持っているという意味になります。これも女性側が言っていましたね。

Dull:つまらない
「つまらない瞬間なんてなかったThere was never a dull moment.」これも女性側の意見。デートはずっと楽しかった、と強調していますね。

be bombed (out):落ち込む (スラング)
「女性が男性から音信不通にされて落ち込んだI’m so bumped.」と言っていますね。

Get one’s perspective:考え、見解 を聞く
Marcusが「彼の意見を聞いてみようLet’s get his perspective. 」と言ってます。

Crotch:股下
「彼女がずっと股下を掴んでいた grabbing your crotch all day」と彼が言った衝撃の一言です。Herの代わりにyourを使っているのは、その前にその行動を“guy thing(男性の仕草)”と言って、一般的なもの、として言ってるからですかね。

Attire:服装、装い
Corey が服装がUncomfortableの時に見た事があるけど、と推測していますね。

Be embarrassed:恥ずかしい
彼女が彼が自分の行動を見ていたと知って、漏らした一言。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?