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ダイエット狂騒曲

現在体重増しまし気味であります。緩いダイエットを年がら年中行っておりますが、最近この暑さにもめげず、食欲も増しまし気味で朝体重計に乗るのが憂鬱です。

もともと子供の頃は骨川筋衛門のように、夏場などごぼうのような姿態をさらけ出していたものです。初めて太ったと自覚したのは次女出産後、精神薬を飲んだ時です。あれよあれよという間に体重が自己更新を続けて、どこからどうみてもお世辞にも痩せてるとは言い難い肥満体がそこにはありました。
長い体重との戦いが始まりました。相手は食欲を増させる薬という敵いっこない敵であります。時に制御し、時に制御不能に陥りながら、食欲を抑えるという本能に逆らった仕打ちをわが身に行っております。

世の中はあらゆる欲を掻き立てる情報で満ち溢れています。食欲は子供でもわかる欲求ですし、これがなくなったら生き物は死んでしまいます。理屈ではわかっているんですが、テレビをはじめ、街を歩けばそこここに誘惑が、あふれんばかりに洪水のように私を襲います。
コンビニの出現で、あらゆる欲にコンビニエンスに対応してくれちゃって、意思の弱い私など、熊の前のうさぎのようになすすべもなく、食われちゃってます。

ダイエットに一時的に成功するのは可能です。でも、その体重を維持するのがいかに難しいか、早朝の通販番組を見るまでもなく皆さん悩んでいらっしゃることがよーーくわかります。簡単に、これだけで痩せます、瘦せるって言っちゃいけないね、結果を出す、引き締まる、そういう言葉に弱いですよね、私もそうです。ダイエットに期待できる(文法的にあってます?)そういうマッサージチェア、私の部屋にもありました。あまりに邪魔で、早々に粗大ごみとして自治体に回収されて行きましたっけ。

ええ、何度そんな失敗を繰り返したことか。浮気性の男の、二度としないよ、僕には君しかいないんだという言葉よりも軽い、今度こそ、これが最後、これ以上のものはでないという浅はかな確信により、我が家に導入されるダイエットグッズ。何度裏切られたことか。

わかってはいるの、あのテレビ画面の大切な見落としてはいけない文章、適切な食事制限と運動により、というお為ごかし。それができていれば、こんなグッズに頼らなくてもダイエットは成功するっってばよ。

この文章打ちながら、朝ご飯何食べようと頭の中はそれだけ。
私の脳みそ、振ればカラカラっという音がしそうなほど、単純明快にできております。やはり、今朝も食欲に負けてしまいそう。