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元祖英雄譚!「八岐大蛇(やまたのおろち)」の見所🎵〜「古事記」感想文13

マザコン扱いのヤンチャな神様、須佐之男命の見せ場です。

国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️

力の出し方がわからなかったけど、やればできる子なんです!!

やっぱり、適材適所です。

エネルギーは出さないと爆発しますから、出した方がいいのです。

頭がいい子は頭を使うし、力持ちは力を使う。可愛い子は可愛いを出す。

力持ちで、エネルギーも大きいんだから、悪者退治が丁度良い力の方向です。

天岩屋戸で、元凶だったスサノオは髪の毛や爪を剥がされて、しかも地上で悪さしている「八岐大蛇」の討伐という使命を言い渡されるのです。

八岐大蛇は、頭が8つ、尻尾も8つもある大蛇ですが、美女を次々と生贄として食べてしまう怪物です。

蛇は、西洋でも悪者にされていますね。アダムとイブの原罪でも蛇がイブを誘惑してるし、ギリシャ神話では英雄ペルセウスが倒したメドゥーサの頭は沢山の蛇に変わり、見た物を石に変えています。

蛇の生態が特殊なのと、毒を持っているからなのかもしれませんが。。。

八岐大蛇退治はスサノオの独壇場で、力でねじ伏せる感じと思いきや、意外と周りの協力と、事前のリサーチ、戦略的な戦法を駆使していることがわかります。

相手の行動が、今までの話から「夜」来るということ。8つの首があり、かなりの巨体。

真っ向勝負に出てはいくら強くても勝ち目は無い。と踏んで作戦を練ります。

まず、「夜」来ると言っても、どこから来るのかわからないと「罠」が仕掛けられません。

登場人物は「クシナダヒメ」と老夫婦。「クシナダヒメ」は御供物として綺麗に鎮座してもらわないといけないので、しかも「俺の女」認定していますから、動かすのは「老夫婦」。

その「老夫婦」に垣根を作ってもらい、誘い込みの道筋を作る。

同時に、8つのカメにいっぱいの酒樽を「老夫婦」に用意させる。

多分、運ぶのは自分でやったのかもだけど、後は静かに待って、八岐大蛇が酒をたらふく飲んだところで、首チョンパです。

そして、ご褒美は大蛇の尻尾から出てきた「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」、あの三種の神器の一つを手に入れるのです。

戦う時には、クシナダヒメを櫛に変えてちゃっかり守っているところは、愛ですよね〜〜。

日本では「櫛」に霊力が込められていると言われていています。髪をとめる。つまり、神様とのご縁ということでしょうか?

髪=神ですから、頭、髪の毛はとても霊力がある部分です。

私たち現代人も、髪の毛が寝癖がついていたり、ボサボサだと、いい閃きが降りて来ません。やはり、艶やかな髪の毛でいたいものです。

ちなみに髪の毛は「腎臓」と深いつながりがあり、肝腎要の腎臓は体の中の冷却装置でもあり、老廃物処理の大きな役割を持つところ。出さない事にはエネルギーも循環しません。

ということで、平安時代の女性の長い黒髪は腎臓の強さを表しているとされています。腎臓が強いということは、強い子供を産む確率が高くなるからです。

昔のお産は大ごとですから、生まれてくる事自体が神ごとです。

ダンジョンのラスボスを倒した英雄スサノオノミコトはめっちゃ家族思いで、偉くなりたいとか、ハーレム作りたいとか思わない。言うなれば硬派な英雄だったんですね。

日本最古の歌なんかも残っている、大親分って感じです。

そして、「根の堅洲国」という「黄泉の国」に行く途中で間違って「黄泉の国」に行かないように見張っているという、結構いいやつ!!

うちら日本人は、そんな太っ腹な英雄に守られているんだって実感したのです!!(大袈裟か!)

日本の神様の物語は最高!「ドラマティックJapan」。。。感想文はまだまだ続きます!

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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