【感想】窮鼠はチーズの夢を見る

こんばんは。
都内在住アラサーOLのきんぎょです。

今日は比較的仕事が早く終わったので、
アマプラで「窮鼠はチーズの夢を見る」という映画を見ました。
※以下ネタバレを含む

関ジャ二∞の大倉忠義くんと俳優の成田凌くんが出演の映画で、
何年か前に公開されたものですが、
当時から観たいなと興味を持っていた映画でした。

何故興味を持ったかは覚えていないのですが、
あらすじは、ざっくり言うと大倉くんと成田くんの
男性同士のラブストーリーでした。

流されやすい主人公の大倉くん(既婚)は、
言い寄られるがままに女性も男性も受け入れてしまうのですが、
その男性の相手が成田くん。

大倉くんと成田くんは、大学時代の先輩・後輩の関係で、
後輩である成田くんは先輩の大倉くんのことが
出会った時から好きで、ひょんなきっかけから再会し
関係を深めていきます。

いわゆるBLもの(なのかな?)は人生で初めて観たのですが、
私はこの映画を観てすごく切なく悲しい気持ちになりました。

お互いに好きだけど、男性同士だから上手くいかない。

いや、男性同士だから、が根本の理由ではないですね。
結局は、好きな相手と一緒に幸せになる勇気があるのか、
その勇気がなく、相手を信じ切れないから一緒にいられない。

好きだけど、一緒にいると苦しい。
これは男性同士だから、というのは関係なく、
男女間でも往々にしてあり得ることなのかな。

両想いなのに上手くいかない苦しさは、
私の胸を苦しくさせました。

印象的だったセリフで、成田くんの以下の言葉があります。

「あんたみたいなのは最悪だ。
見た目が綺麗で、人間ができてて、
自分にいい思いさせれくれるような完璧な人をみんな探してると
思ってるんですか。
そういうもんじゃないんだよ」

恋って、理屈で落ちるものじゃないですよね。
顔とか全然タイプじゃないし、
今まで付き合ってきたタイプとも全然違うけど、
どうしようもなく惹かれてしまう。

「そんな人大っ嫌いなのに。
心底惚れるって、すべてにおいてその人だけが
例外になっちゃうってことなんですね」
というようなセリフもあるのですが、
本当にその通りだなと思いました。

ストーリーも飽きなく観れますし、少し性的な描写はありますが、
人間の愛とは何だろうと考えさせられる、いい映画だなと
私は思いました。

同時に、大倉くんの流されやすさには私自身に覚えがありすぎて、
一回自分の性格と、流されやすいことの原因とメリット・デメリットについて考えてみた方が良いかも知れないと思いました。笑

他の人の映画のレビューも観ながら、
今日はもう少しこの映画に浸っていようと思います。

それでは。

※セリフは記憶の中で記載したものもあり、
実際とは少し異なる可能性が高いです。

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