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   日常生活に潜むリスク

はじめに

日常生活には、目に見えないリスク(危険)数多く潜んでいます。
個人:企業においてリスク(危険)の管理が必要な時代ですので,
万が一の事故や災害に対する備えが必要です。万が一事故や災害
が、起こると500万円~1億円超える高額な経済損失を、被ることが
ありますので対策が必要です。今回は、賠償責任と災害についてお話
を、させていただきます。

賠償責任と自動車事故

自働車を運行するときには、自動車賠償責任保険(強制保険)に加入する必要があります。この保険は、自働車で他人に死亡や後遺障害などの損害を与えた場合に、被害者に対して法定の補償を行うものです。自働車賠償責任保険の保障内容は以下のとおりです。

  • 被害者が死亡した場合:3,000万円

  • 被害者が介護状態などの後遺障害になった場合:4,000万円

  • 被害者が死亡に至るまでの障害になった場合:120万円

  • 被害者の治療費:必要かつ妥当な実費(初診料、投薬料、手術料、柔道整復など)

  • 被害者の看護料:医師が近親者の付き添い看護を認めた場合や被害者が12歳以下の場合に支払われる。入院1日につき4,200円、通院付添1日につき2,100円、諸雑費入院1日につき1,100円が支払い基準となる。

  • 被害者の物損:身体機能を補う物(義肢、眼鏡、コンタクトなど)が破損した場合に支払われる。

  • 被害者の休業損害:1日につき6,100円。収入がこれ以上ある場合は日額19,000円上限で実費が支払われる。

自働車賠償責任保険の請求期限は3年です。3年以内に請求できない場合は、事故更新手続きを行う必要があります。

賠償責任と過失
交通事故の賠償責任について、自動車やバイクだけでなく、自転車でも発生することがあります。自動車を運転中に他人の人体や財物に損害を与えた場合、刑事上の罰だけでなく、民事上の責任も負う必要があります。これを賠償責任といいます。

民法では、他人の権利を好意や過失によって侵害した者は、損害を賠償しなければならないと定められています。過失には、事故を起こす可能性が分かっていたことを認識ある過失、事故を起こすことが分からないことを認識のない過失があります。例えば、荷台に積載重量以上の荷物を積んでブレーキが効かず事故を起こすのは認識ある過失です。

注意義務は法規だけでなく、日常生活の習慣や条理も重要です。交差点でのUターンや駐車場での逆走は交通法規には書かれていませんが、事故の原因になりやすいので避けるべきです。駐車場内でも、人を死亡させたりけがさせたりしたら罰則は同じです。

災害とは?
災害とは、自然が原因で人や物に被害が出ることです。2020年7月の九州の豪雨や、2011年3月の東北の大震災、2018年6月の北海道の硫黄山噴火などがその例です。火事も自然以外の原因で起こる災害です

自分の住む場所が水に近いかどうかは、災害に関係します。川の岸が急だと、水位が急に上がって危ないです。利根川の堤防決壊はそうでした。川の幅が広くても、大雨で水があふれることがあります。中国地方の水害はそうでした。湿地帯や柳の木は、水をためたりきれいにしたりする役割があります。

都会では、雨水が下水道に流れないと洪水になることもあります。これを都市型洪水と言います。関西の台風12号で起きた水浸しはそうでした。

自分の住む場所の災害リスクを知るには、役所で災害マップを確認しましょう。災害マップとは、地域の災害の種類や危険度を示した地図です。例えば、洪水や土砂崩れなどの危険箇所や避難場所などが分かります。

緊急時には、まず自分や家族の安全を確保しましょう。次に、ラジオやテレビなどで情報を収集しましょう。必要ならば、指示に従って避難しましょう。避難するときは、必要最低限の荷物だけ持って行きましょう。
















   











  









 






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