99.9%は幸せの素人
「こんな方にオススメ」
・幸せになりたい人
・心理学に興味を持っている人
・脳科学に興味を持っている人
①「幸せな人」と「不幸な人」
世の中には、同じ年齢、同じ性別、同じ年収、同じ場所に住んでいても「幸せな人」と「不幸な人」がいます。
この違いはいったい何によるのでしょうか?
答えはとても簡単です。
「幸せになるための授業を受けたか、受けていないか」の差だけです。
今は科学的に「自分で自分を今以上に幸せにする」ことができる時代なのです。
②年収2倍で幸福度の上昇率
次に、年収が今の2倍になれば幸福度も2倍になるでしょうか?
答えは「年収が2倍になっても、幸福度はたった9%しか上昇しない」です。
ただ、次のように考えると納得できる部分もあります。
「年収を2倍」にするためには、どれだけの努力が必要で、どれだけの時間と労力がかかるでしょう?
睡眠時間を削り、家族との時間も削り仕事に打ち込む時間を増やす必要があるかもしれません。
そして犠牲の上で得ることができた2倍の年収。
何かを犠牲にして得た2倍の年収では、幸福度もさほど上がらないというのは、納得できる話です。
よって、「お金を稼ぐ努力は必ずしも私たちを幸せにする努力ではない」ことの裏付けでもあるわけです。
③非地位財と地位財
幸福感には、長く続く嬉しい幸福感と、長く続かない幸福感がある。
他人と比べなくても喜びを感じられるものを「非地位財」といい、喜びは長続きします。
たとえば、家族と幸せな時間を過ごし、これを他人と比較しても幸福度はさがることはありません。
厳密にいえば、比較する事ができないからです。
一方、他人と比較して優れていることに喜びを感じるものを「地位財」といい、喜びは長続きしません。
地位財も、もちろん喜びは感じるのですが、状況に慣れてしまうとすぐに「さらに上」を求めてしまうからです。
たとえば、高級車を手に入れて幸福感を得ても、知り合いが自分よりもいい車に乗っているとその人と比較してしまい幸福度は減少します。
④自分へのハードルは下げよ
どれだけ今の自分を肯定的に受け入れることができるかが、人生の満足度に強く影響することがわかりました。
つまり、どんな自分であっても「そんなんじゃダメだ」と思うのではなく、どんな自分も「それでいいんだ」と思える力が、人生満足度に影響します。
こんな話をすると「それって、自分に甘くなりなさいってこと?」と言われますが、それは違います。
厳密にいうと「できていない部分だけを見るのではなく、できている部分も見てあげる」ということです。
『まとめ』
年収の上昇と幸福度数の上昇は比例しない。
お金を使う時は、地位財(モノ)よりも、非地位財(経験)に使う。
自分を肯定的に受け入れる(できていない部分だけを見るのではなく、できている部分も見てあげる)。
最後までお読みいただきありがとうございました。 サポートも嬉しいですが「スキ」ボタンもとても励みになります!