脳科学は人格を変えられるか？
楽観脳と悲観脳。
なぜ偉人は逆境に打ち勝てるのか？
人生の明るい面に目がいくか、暗い面に目がいくか。
その違いは、脳の活動パターン自体に関連していたのです。
エジソン、チャーチル、マンデラ…逆境に打ち勝つ偉人はみな「楽観主義者」。
本書では、心理学、分子遺伝学、神経科学を横断しながら、〈楽観脳〉と〈悲観脳〉の仕組みを解き明かし、人格形成の神秘を明らかにします。
今すぐ本書を読んで、あなたも楽観脳を手に入れ、より幸せで充実した人生を手に入れましょう！
要約
あなたがものごとをどう見るか、そしてそれにどう反応するかによって、実際に起きることが変化する。
それが、心理学が解き明かしたシンプルな事実。
脳の中には思考をつかさどる新しい領域と、原始的な感情をつかさどる古い領域があり、両者は神経繊維の束で結ばれている。
この結びつきが、さまざまな心の動きを生む。
ネガティブな心の動きとポジティブな心の動きは、それぞれ別の回路が担当しており、「悲観脳」と「楽観脳」がある。
このふたつのバランスこそが、あなたをあなたという人間にする。
ありがたいことに、「悲観脳」と「楽観脳」の根底にある回路は、脳の中でいちばん可塑性が高い、変化しやすい部分だ。
つまり、人間の脳には変化する可能性があり、実際に変化できるのだ。
ものの見方が、言い換えれば心の癖や偏りが、わずかでも変化すれば、脳の構造は再形成される。
そしてそれは、人より楽観的にもすれば、悲観的にもする。
悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見つける。
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