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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

身近な疑問から学ぶ、会計の核心。

あの店はいつも客がいないのになぜ潰れないのだろうか?

本書では、日々の生活に潜む「身近な疑問」から考えることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。

難しい財務諸表や専門用語は一切出てきませんので、会計が苦手な方でも安心して読むことができます。

今すぐ本書を読んで、会計に対する見方を180度変え、ビジネスや日常生活に役立てましょう!





要約

利益を増やすためには、二通りしかない。
①売り上げを増やす
②費用を減らす
「売上を増やす」より「費用を減らす(節約する)」方が賢明
節約は「パーセンテージ」ではなく「絶対額」で考える。
例)
1,000円→500円(50%減、マイナス500円)
101万円→100万円(1%減、マイナス1万円)


本業だけで儲ける必要はなく、副業で利益を上げれば商売は成り立つ
本業と副業はバラバラになってはいけない。
つなげて考えるのが鉄則。
企業は、「相乗効果の高い事業」「自社の技術を活かせる新規事業」を常に探している。
連結経営=本業に密接にかかわる副業を行うこと。
「週末起業」は連結経営の考え方(個人の副業も、つなげて考えるのが鉄則)。


在庫があるとなぜ損をするのか?
「在庫コスト」がかかるから。
在庫コストの代表例
①賞味期限
②流行遅れ
③破損のおそれ
④紛失・盗難のおそれ
⑤人件費
⑥場所代
⑦機会損失
在庫の一番の問題点は、「資金繰りのショート」の危険性があること。
資金がショートすれば、たいていの会社は倒産する。


商売の基本はチャンスゲイン(売り上げ機会の獲得)。
機会損失とは、新たな売り上げの機会を失うこと。
機会損失とは、実際に得られなかったものをゼロとするのではなく、マイナスとする考え方。
売上よりも少し多めに仕入れるのがうまい「目利き」。
商品が余ること(不良在庫)も品切れすること(機会損失)も、同じくらい怖い。


『まとめ』

「会計の本質的な考え方」とは、目に見えないものを具体的な数字にして見えるようにする(「利益」「機会損失」など)、つなげたり違った角度から見たりして物事をシンプルにわかりやすくする(「連結」「回転率」など)といった考え方のことです。
つまり、「どうすれば物事を的確にとらえることができるようになるのか?」ということにチャレンジしつづけているのが「会計」という学問なのです。


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