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【雑談】 自分の父は サイコパス

サイコパス。

この言葉の意味と人物像を知った時、

「これ、父さんだ。」

真っ先に思い浮かびました。


思い当たるエピソードは多々あり、
父親は天才的な部分もあります。


結局は、しょーもない仕事をして貧しく暮らしていますが、上手く行けば、

高い社会的地位を得られる素質はある様に自分からは見えます。
もしくは、

犯罪をして捕まるか。


父親を見ていると、どーしてもわからない感覚がありました。

それは、

「自分」か「それ意外」。
という、父親の感覚です。

例えば、

母が怪我をします。
自分としては、自分に起こった事と同じくらい心配です。

自分には弟がいます。弟が病気になる。
これも、自分に起こった事と同じくらい心配です。

しかし、

父親は、まるでテレビのニュースを聞くかの様に他人事です。

僕が心配をしない様に平静を保ってる。
そう思われる方もいるかも知れませんが、

そんな事を考えれる人ではありません。

むしろ、

僕が怪我をしても無関心です。


小学校1年生の時、自分はとても運動音痴でした。
今も運動音痴かもしれませんが、この時よりはマシだと思います。

「跳び箱を飛べた人から授業は終了!」
そんな体育の時間。

自分だけ飛べませんでした。

クラスのみんなが見てる。
クラスのみんなを待たせてる。
早く飛ばなきゃ!


自分が飛ばないと、次に進めません。

何度も何度も挑戦!

しかし飛べない。

飛ばずに終わり。そんな事は許されません。
とにかく、何度でもチャレンジ!


そして、何とか先生の助けもあり、
ギリギリ飛んだ様な感じになりました。

「やったー!」

先生と他の生徒が喜んでいる。


しかしこの時、自分の左手の小指には、
激痛が走ってました。

「あまりの痛さに、小指を見るのが怖い。」

でも、

誰にも言いませんでした。

そっと小指を見てみる。


お!ちゃんと真っ直ぐだ!

安心しました。


小指全体が痛くて、指先の感覚がほぼありませんでした。なので、

変な方向に曲がって折れてるのではないか?

そう心配していたのです。


小指は、動かすと激痛が走る。
これは変わっていない。

しかし、

誰にも言えない。
恥ずかしい。
目立ちたくない。


今の自分なら、即早退して即病院に行きます。

しかし、

当時の自分には出来ませんでした。


次の授業中、小指を見てみる。
爪の根本が折れて、そこから血が出ている。

小指でデコピンをする様な形で、少し力を加えてみました。

うぎゃーーーー!!!


声は出しませんでしたが、とてつもない激痛が走りました。


何度も何度も飛んだ跳び箱。
もう、

手を開く握力が無くなっていました。

もう、自分は手を開いていなかったのです。

きっと、

左手の小指は、握る力すら失い、跳び箱に指先から突き刺さったのだと思います。

今でも、左手の小指は爪がおかしいままです。

指先の曲がり方も右手と違うので、
指先は骨折していたかも知れません。


何とか学校は耐えた自分。

しかし、今まで感じた事の無い痛みで、凄く不安でした。

小指の指先が腐って落ちてしまうんじゃないか?

風が当たると激痛が走る。
動かしても激痛。


しかし、

「いつか治るだろう。」

そう信じて放置していました。


数日後、

「なにこれ?!」


爪の後ろから、爪が生えてきました!

え?
何これ?


もう、自分の小指は終わったと思いました。


流石に自分だけでは抱えきれず、母親に話しました。

自分の母親は看護師です。
当時の言い方だと看護婦。


「ママ、なんか指が変なんだけど。」

↑※自分の母は、こんな可愛い人ではありません。


すると、

「痛いの?」
と聞かれたので、

「前よりは痛くない。」

そう答えると、

「じゃあ、放っておけば治る。」

そう言われて自分は、

「ホント?!良かった!」
と、安心していました。


その光景を父が見ていた様です。

「どうしたのよ?」

父親が話かけてきました。

コイツとは関わっちゃいけない!
そう思った自分は、

「何でもないよ。」
と、
その場から立ち去ろうとしたのですが、追いかけて来て、

「怪我したのか?」

と聞かれ、関わると良い事がないので、

「してないけど。」

そう言って、更に立ち去ろうとしている自分に、

「じゃあ、指見せてみろや。」
と、

迫ってくる父親。


くそ!コイツ全部聞いてやがった!
めんどくせー!!!


嫌々、指を父親に見せました。


すると深刻そうな顔をして、

「いつ、後ろから爪が出てきた?」

そう聞いて来ました。


は?
どうせ脅かそうとしてんだろ。

そう思い適当に話だけしようと思いました。

「気付いたのは今日だけど。」

そういうと父親は、

「ちょっと真面目な話するから、聞けよ?」


出た出た。
脅かして楽しむんだろ?
めんどくせーなー。


父親は、続けます。

「昔俺の友達でな、お前みたく後ろから爪が生えて来たヤツがいたんだよ。けど、

全然痛くないっていうからそのまま放っておいた。俺も、放っておけば治るって言ったわ。」


ふーん。

「へー。」

と答えました。

「どうなったと思う?」

知らねーわ!
とにかくお前は、どっか行ってくれ!
そう思いつつ、

「わかんね。」
そう自分は答えました。

「ずっと何も起きなかったんだよ。」

はい?
何が言いたいんだコイツは。

父親は続けます。


「痛みも無くなって、爪もそれ以上伸びてこなかった。でもな、急にまた痛いって言い出したんだわ。」


オバケか?
そっち系で脅かす気か?

「それで?」

話を進める自分。

父親が話を続ける。

「でも、指を見ても何ともなかった。何も変わってない。なのに、どんどん痛くなっていったんだわ。俺も見てるのがツライくらい痛がってて、病院に行けって言ってもそいつは行かなかった。」

「したらな、ソイツが顔真っ青にして俺の所に来たんだよ。指を見てくれって。

ソイツの指見たらな、

指の反対側から爪が突き出して来たんだよ!」


まぢ?!
そっち側に爪が進む事もあるの?

自分は、

「もしかしたら、これ、本当なんじゃないか?」

そんな気持ちになってました。


「それで、指はどうなったの?」
そう、
父親に聞くと、

「そうなるともう、指先が腐ってて、指先がポロって落ちるんだってさ。お前も気をつけた方がいいぞ。」

自分の中に、とてつもない不安が襲って来て、


「ママー!パパがさー!」
と、

母親に泣きつきました。
すると母親は、

「アンタ!子供に適当な事言うんじゃないよ!」

と言うと、

父親はケタケタ笑ってどっか行きました。


「ママ、俺の指、腐る事もあるの?」
そう聞くと、

「大丈夫!すぐ治るから。」


父親とのエピソードは、
こんな話ばかりです。


この父親と初めて会話した記憶。

もの心がついて、父親との1番古い会話の記憶。

この話をしたかったのですが、
前置きが長くなり過ぎてしまいました!(>_<)


次、話をしたかった内容をブログに書きたいと思います。

もしお暇でしたらお付き合い下さい!

またねー♪(^O^)/

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