ポジティブ思考はよくないという考察

度々、物事をポジティブに考えたり、前向きに捉えることが大事だという話を聞いたりする。

これについて私なりの見解をまとめていきたいと思います。

果たしてポジティブ思考は大事なのか。
私の答えはノーだ。
何故ならポジティブ思考にはネガティブな事象が併存しているからである。
どういう事かと説明すると、まずポジティブ思考のスタート地点にはネガティブな事象がある。例えば、恋人と別れた人がいて、周りの友人は「もっと良い出会いがあるから元気だして」と励ましたとしよう、そして「そうだ」と受け止めてポジティブに考えだしたとしたらその思考のスタートには”恋人との別れ”というネガティブな事象がある。
故に、どんなにポジティブに考えたとしてもそれはネガティブな事象に対する反発でしかない。すなわちポジティブ思考とネガティブな事象はセットであり、切り離せない関係なのです。

※朝起きて天気が良く「今日はいい一日になる」と思うことはポジティブ思考ではなく性格、もしくは経験からくる体感の話である。

なのでそれを踏まえて考えると一番大事なのは、嫌なことが起きたときにポジティブに考えることでなく、”ネガティブに考えない事”なんだと思います。ネガティブに考えないことでポジティブ思考も生まれない。
先の例で言うと、”恋人の別れ”を悲しむのは問題ないが、別れたことによって「もう新しい出会いはない」「自分はダメな人間」…等と思考をネガティブな方に向けるのは良くないという事である。
ネガティブに考えずに、ただ起きた事象として捉えてそれに対して行動をする。
恋人と別れたら次の恋に向けて歩みだす、ただそれだけ。他は何にも考えない。
これが一番の健全な思考だと私は思いました。

皆さんはどう思いますか?
良かったらご意見いただきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?