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ベビーシッターになってみた!が、辞めた理由トップ4 (4位と3位)

続けられた理由も大切ですが、辞めた理由からお伝えします。

4位 システムの反応の遅さ


まず、保護者さまとは会社の専用アプリ内でやり取りをします。
・シッティングの依頼を受ける
・日時を決める
・交通費を決める
・シッティング後の報告をする
始まりから終わりまで全てをアプリの中で行います。

しかし、このアプリの反応がとても遅く、とにかく時間がかかります。
△メッセージの送受信
△画面の切り替わり
△入力のしづらさ
△画面の見づらさ
等です。

システムの不良で保護者さまと連絡が取れないこともありました。

保護者さまと共有できるスケジュール管理機能があるのですが、予定アリで埋めていてもご依頼がきてしまうことも何度かありました。

何度かシステムの改善を求めましたが変わることはありませんでした。

保護者さまとのやりとりは言葉も選びますし、頭を使うため時間がかかりますが、保護者さまとのやりとりの時間に報酬は発生しません。

どう伝えたらわかりやすいか、失礼はないか、伝え漏れはないか、メッセージを送る前には緊張感があります。

前日にご依頼がきて、急いで対応をすることもあります。その場合は時間がせまっているため、家事育児の手を一旦止めて対応しなければ間に合いません。

正直シッティングと同じくらい疲労します。(それ以上かもしれません)


また、サポートセンターは電話が繋がるまでに大体30分ほどかかりました。

わからないことにも何度も直面し大変お世話になりましたが、解決するまでに時間がかかることがあります。

最初のうちはマニュアルを見ても分からないことが多くよく電話していました。

感染症が流行ったことでイレギュラーな事態が起き、ひっぱりだこだったようです。

このように、シッティング以外のことで時間がかかるということが辞めるきっかけに大いに関わりました。

3位 会社とシッターの関係性が不透明


私がいた会社は「会社に勤める」ではなく「会社に登録する」というもの。会社は保護者さまとシッターのマッチングアプリです。

このことがどういうことなのかが、最初は分からず、「困っても助けてくれないんだなぁ」と思っていました。
何度もシッティングをお受けし、サポート係の方とやり取りをしていきながら関係性を見出しました。

研修で話していたのかもしれませんが、情報量がとても多いので私の脳内には残っていませんでした。

シッターがルールをしっかり把握していないと全部自分に返ってきます。

自分一人でシッター会社を運営しているんだというくらいの気持ちに切り替えました。

会社で決まっている受けられる範囲や、移動可能範囲の設定など、たくさんありました。

自分で雰囲気を作り、保護者さまとやりとりの流れをつくっていきます。私にはそれが一番の近道でした。「私が痛い目を見ないやり方」をゴールに、ご依頼からシッティング終了までの流れをつくりました。

会社に所属してはいますが、自分でオリジナルのシッター像を創り、シッターをやりながら修正を入れていくことが自分を守ることができる唯一の方法でした。

そうしないと、せっかく憧れのシッターになったのにイヤな思いをたくさんするだろうと怖くなりました。

保護者さまとこんな関係を築きたい、こんなシッターになりたい、こんなシッティングを提供したい、など、会社のホームページには載っていないことを、ワクワクしながら考え、それを自己紹介に載せました。

「歌ったり踊ったりしたい」と記載し、伺った時にも「うるさくなりすぎましたらお気軽におっしゃってください」と冗談や笑いを混じえてお伝えし、万が一騒いだり多少にぎやかになっても許してもらえるようにしたりしました。

自分のシッティングのイメージを先手を打ってつたえることにしました。


このやり方は他のシッターとの差別化を図ることもでき、一石三鳥です。

何かあったときに助けてくれる人はいない、そう割り切ってからの方が決めなければならないことが明確になり、仕事がしやすくなりました。

あくまでも会社はマッチングアプリであることを念頭におくことをおすすめします。

どうしても自分だけで判断しかねる場合に連絡することはありますので、その時の聞き方や欲しい回答の予想をたて、立場をはっきりさせてから聞くことをおすすめします。


長くなりましたので、次の記事で1位と2位をお伝えします!
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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