見出し画像

僕は介護を変える。 #シン・カイゴ

こんにちは、SHUGOです。
3月もあと少しで終わりですね。

令和2年度は、個人的な感覚として本当に「あっという間」に終わってしまいました。
その理由として、常時役所の仕事がバタついていたのもありますが、僕自身の行動変化がいつも以上に大きかったからだと考えています。

夜寝る前にSNSをだらだらと見ていて、気がついたら1時間経っていた、あの「あっという間」の感覚とはまた違う時間の捉え方です。
自然の時間の流れに対して、自分の行動変化が大きかったことを意味する、つまり、良い意味での「あっという間」だったと思います。

そして、ちょうど一年前に「2021年の3月末に公務員をやめる」とnoteで宣言しましたが、その設定した期間がついに迫ってきました。


以前の投稿でも発信しましたが、結局僕は来年度も公務員を続ける決断をしました。
ですが公務員を続けると言っても、起業への挑戦を諦めることではありません。むしろその挑戦に早い段階で取り組むための決断です。

(※詳しくはこちらのnoteをご覧ください。)


そして改めて、僕のビジョンをお話しますと、
僕は介護業界を救うためのビジネスを立ち上げたいと考えています。

少子高齢化が深刻化する日本にとって、今の介護業界は課題が山積みとなっています。特に介護人材が圧倒的に不足していて、今後増加する高齢者を支えるための受け皿が足りないのは皆さんご存知だと思いますが、僕はそのような広い課題に対して取り組んで、解決していきたいと強く思っています。

なぜ僕が、介護分野にスポットを当てて大きな問題へ取り組もうと考えているのかいうと、それは介護現場の声をずっと近くで聞いてきたからです。

役所に就職し、介護保険課という部署で仕事をして、もうすぐ3年が経ちます。
仕事内容を簡潔に説明すると、介護事業所が適切に運営できているかを確認し、必要に応じて助言や指導をする仕事です。介護職の方なら通じる言葉だと思いますが、「実地指導」を行っています。

介護保険制度は介護保険法に基づいたシステムなため、介護事業所は定められている運営基準に基づいた適切なサービス提供が求められます。その基準に沿った運営ができているか、現場に直接行って書類から状況を確認したり、運営基準が理解できない等の事業所からの問合せにも応えています。

つまりこれまで、介護現場に触れてお仕事をさせていただくことが多く、介護業界で活躍されている方ともたくさん交流をしてきました。

その中で僕は、介護業界の問題の深刻さをずっと感じてきました。
事業所からも相談をよく受けるのですが、一番大きい問題はやはり慢性的な人手不足です。

「職員が辞めてしまって、その穴埋めで休みが取れない。」
「人手足りないので事業所を廃止せざるを得ない。」

こういった内容の相談は本当に多いです。
運営基準上定められている人員を満たしていなければ、事業所がもらえる報酬が下がってしまう、もしくはそもそも運営自体ができなくなってしまうので、人員体制を整えるのが第一優先となります。
実際に今までに、長時間の連続勤務が続いて心身を壊してしまった介護職員さんや、体制が整わず廃止した事業所をいくつも見てきました。

高齢者を援助する環境構築を推進しなければならないのに、逆に介護職として働く人の数や事業所の数が減っていってしまっているのが現状です。
また、経営不振で原因で倒産している事業所も年々増えています。特に昨年は感染症の影響もあり、倒産件数は過去最多を更新しました。この経営の悪化については事業所の人手不足も要因の一つです。


僕はこの介護人材不足の問題について、なんとかして解決したいと心から思っています。
唯でさえ介護職が少ない中で、最前線で活躍してくださっているのに、仕事をしたくてもその環境が無くなってしまっているのはあまりにもおかしいと思います。

事業所からの相談を受けても直接的な解決をできない行政や、自分に対してやるせない気持ちをずっと持っていました。

もちろん、行政もこの問題を解決しようとアプローチは続けています。処遇改善であったり、若い世代の人材育成に対して給付金等の助成をしています。
ただ、賃金の面だけの改善では本質的な解決に繋がらないと思っています。


僕は介護人材を増やすためには、まず高齢者との関わりを体験してもらうことが必要だと考えています。高齢者の介護に対して接点がなかったら良いイメージを持つ人はまず少ないはずです。

僕自身も初めて「介護保険課」に配属された時は『介護』に対して負のイメージが先行していました。

「お年寄りのお世話は大変」「つまらない」「魅了がない」

そんな印象でした。
同じようなイメージを持っている方が多いと思います。
ですが、現場で介護従事者の皆さんと関わりながら仕事をしていく中で『介護』に対する捉え方が変わりました。


介護の前提にあるのは、高齢者の『自立』を促すためのコミュニケーションやお風呂介助、排泄介助などの援助を円滑に進めていくことです。
ただ、それだけが目的ではありません。
単に介護をする側、受ける側の関係を継続させていくのではなく、利用者一人一人のアイデンティを理解するために、心から寄り添って、その人の関心にも自ら歩み寄る姿勢が必要となります。

その姿勢や想いが相手にも伝わることで、信頼は築いていけます。
信頼関係が構築できている相手との関わりが大変だったり、つまらなかったり、魅力がない訳ありません。

そして、『介護』における高齢者とのコミュニケーションや介助はあくまでも手段であって、ゴールは、

「よりよい人間関係を構築」

していくことにあると思います。


介護従事者の方は、利用者さんへの純粋で熱い気持ちも持ちながら働いています。この活き活きとした、素晴らしい環境をよりオープンにしていくことが、日本の介護を救う一つのカギだと考えます。

こういった考えが増えると、少しでも介護の悪いイメージが変わっていき、興味を持つ人も増えるのでないでしょうか。

僕は、

「介護をもっと魅力的な分野にしていきたい。」

と強く思っています。

『魅力的』の定義は人それぞれですが、「やりがいに満ち溢れる介護」「楽しい介護」「キャリアが広がる介護」「稼げる介護」「モテる介護」...

などなど、たくさんあると思います。


新しい介護のカタチを切り開いて、『介護』のイメージを変える。

僕はこのビジョンを基に事業を立ち上げて挑戦しくつもりです。


シン・カイゴ

を築き上げていくために、4月からはエンジニア起業家養成学校である『G's ACADEMY』に通って、今の自分のアイデアをブラッシュアップしながら形にしていく予定です。

時間は少しかかるかもしれませんが、本気で挑戦していきます。


今まで、行政側からの視点でしか見ていない部分もあるため、実施の現場の雰囲気や抱えている課題感は、僕が感じたものとまた違うかもしれません。

介護業界を救うために、現場の細かな課題にも目を向けて解決していきたいです。そのため、もっと介護従事者の方と広く繋がって、お話や現場見学等していきたいと考えています。

この記事を読んでくださって、「介護業界を救っていきたい!」と少しでも共感してくださった方は、コメント等いただけると大変嬉しいです。

あと、運営でお困りごとやご質問等ありましたら、答えられる範囲でお答えしますので気軽にメッセージください。

僕も気になる方を見つけたら、直接フォローやコメントさせていただきますので、その時はよろしくお願いします。


大変長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

人生を本気で成功させるために、
僕は介護を変える。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?