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【Case1-l.精神科医かおり、結婚の目的が迷子になる。】

【学生→研修医→内科医】【地味陰キャインハウス弁護士】 
彼らは、徐々に遠方に転居したり、弁護士もそろそろ海外留学だしな、ということで、
友人の誘いで広告代理店クリエイティブ集団と合コンをした。
(友人は表参道の美容室の縁で合コンを組んでもらったとか。そんなことある!?)

みんな若いけどぴかぴか学歴(早慶や東大京大)、自作のCMや結婚式のムービーを見せてくれたり、
お店のチョイスもよくて流石の美的センスだった。
そのうちの1人がめちゃくちゃ家が近く一度飲みに行ったのだが。
たまたま行った占い師から(笑)
この年の3月に会う人に深入りすると身を滅ぼす、と言われていたため、深入りしないように気を付けていた。

田舎者には縁がなかったが、広告代理店のクリエイティブってこんな面白そうな仕事してるのか!
という社会勉強になった。楽しそうでいいなー。
精神科医になっていなかったら広告代理店のクリエイティブにいきたい人生だった。

ちょうどその合コンから1週間後
無事大学院の試験も終わり、お互いのお祝いをしよう、とかおりの希望のレストランを予約してくれた。

「お互い進路も決まったことだし、結婚しない?」とプロポーズ。
お店の人も巻き込んでのプロポーズだったので断りづらく、プロポーズされたことに若干舞い上がってて、オッケーしたよね。
ちなみにこのレストランは離婚した後も御用達。よいお店です。

振り返ると、いろいろモヤモヤポイントはあったんだけど、舞い上がってて完全にスルーしていたモヤモヤポイントを記載する。
結婚前の違和感は、絶対に!!!!!!!無視してはいけない。

【モヤモヤポイントまとめ】
・その時もらったジュエリーBOXがダサくてデカくて邪魔だったのだけど、値段調べたら3万くらいした。いろんなプレゼントがダサすぎて、喜びの表現→旦那教育、というのを全くできなかったよね。プリザーブドフラワーはニコライバーグマンが好きって言ったよね?相手が欲しいもののリサーチとかぜんっぜんしないんだな、とおもっていた。
・翌月にかおりの実家に2人で行くことにしてて、彼的には「外堀を埋められた」みたいなことを言ってたけど、地元に行きたいって自分で言ったんじゃん。今思えば、俺が結婚してやるよ、感を出してきてたな。
・実家への手土産をめぐって。親が銀座若菜の漬物が欲しいって言ってたよ、と言ったら怒られ、「製薬会社の人がかおりにわざわざ何が欲しいか聞かないでしょ?」と言われた。親は取引先か?笑 まじ爆笑ものの俺理論を堂々と説教してくるやつだった。ちなみに私は製薬会社の勉強会でも、「ちらし寿司がいいです」「ここの弁当がいいです」とか指定しますw(ボンディのカレーのお弁当とか美味しかった😘)この件を友達に相談したら、「彼もナーバスになってるんだよ」みたいに慰められ(?)その時は流すことにしたけど、後から友達は「あの時はちょっと変わった人だなとは思ったんだよね」と言っていた。おいwww
・親に、「『〇〇大学の院に行くんだって』って話したら『すごいね』って褒めてたよ」、と伝えると、「人の話をなんでもかんでも親にしないでよ」と言われた。いやいやあなた家族になろうかって思ってるのよね!?
・プロポーズも、「あなたの年齢(当時31歳)を考えたらそろそろ結婚したほうがいいでしょ」とか言ってきたわけ。なんなん失礼すぎるでしょ。
・婚約指輪とかいる?使わないでしょ、と言われた。ネックレスを代わりに買ってもらったりってのもあるみたいよ、とジャブを売ってみたが反応なし。

まあでもこの時点で、嫌になったら取りやめればいいしな、と軽く考え、
指輪なんにしよー!ドレスなんにしよー!と完全に物欲に脳をハックされていた。
昔三菱三号館美術館でショーメ展をみてから、ナポレオンがジョセフィーヌに選んだブランドこそかおりにふさわしい!とショーメのジョセフィーヌが第一希望だったけど、ハリーも見てみたいな、ブシュロンも可愛い、などなど、もはや相手のことより指輪とドレスのことを考える日々。

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