【地方就活記 vol.4】 特別なことなんて何もない
東北大学4年生 野口凜太郎といいます。
今回、周さんから寄稿のお話をいただき
「え、アドベントカレンダー企画みたいじゃん!」
と思って、好奇心で受けさせて頂きました。
ただ、自分が就活を手抜いてやったつもりは微塵もないですし、東北大生の就活生に、ひいては全国の地方学生に少しでも何かタメになることがあればいいなと強く思いながら書いていきます。
1. 学生時代にしてた事
2. どんな就活をしてた
3. 就活を終えて思う事
↑について、たまに脱線しながらメッセージ多めに書ければなと思ってます。
1. 学生時代にしてた事
3年生から就活を始めたので、大学1,2年生の時のことを書ければと思います。
*1年生
大学と塾バイトでした。
友達はほとんどできませんでしたが、そりゃ1年生なので大学に慣れようとか、親にお金出してもらってるから勉強がんばろうと思ってましたし、お金もたくさん欲しかったのでなるべく早くバイトを始めました。
塾のバイトに多くの時間を使って無思考に(①)自分の思うままに(②)やっていたなと思います。
①無思考
当時はあまり考えてなかったです。
いわゆる目的思考とかPDCAなるものは実践してなくて、「今日は準備してるフリをして時給発生させよう」とか、いかに楽して稼げるかを考えてました。
楽する姿勢は良くないとは思いますが、あまり先のこととか変に目的を考えすぎずに目の前のことを淡々とこなすことは結構大事だったんじゃないかなと今となっては思ってます。
就活ではよく「その目的は?なんでやったの?」とか聞かれますが、個人的にはそれは人事の、面接官の怠惰だなとも思います。「なんで?」と聞けば出てくると思って聞き方を工夫してないんです。「どこか嫌だなとか直したいなと思ってやったの?」とか少し具体化してWhy以外の聞き方できると思うんですよ。
とはいっても、社会人は忙しいですし、自分を伝えたいのであればコッチでまとめておいてあげるくらいのことはマナーとしてする必要はあると思います。
つまり、結局何を言いたいかと言うと
⑴全力で何かをしていれば「学生に時代に熱中したこと」は自然と出てくるので、行動できなくなるくらいなら、目的思考だ!とか変に頭を使いすぎないで。
⑵だけど、そのときに何を考えていたかは振り返って言葉に・ストーリーにしておきたい。
ということです。
②自分の思うままに
自分色を出すことを忘れて欲しくないです。
偏った持論かもしれませんが、自分色を出す=オリジナリティを出すと95%くらい失敗します。もう少し分かりやすく言うと、人とぶつかります。
自分が塾でバイトしてるときも教える順番が気に入らなくてカリキュラムを変えて、教室長に教科書を叩きつけられてめちゃくちゃ怒られました。
4年生になってからも一緒に仕事する社会人の方やチームメンバー、最近始めたレストランのバイト先の社員、たくさん御指導もらってます。最初は「いや違うだろ」とか思うんですけど、純粋に指摘してもらえることって本当にありがたいことです。
とても極端なことをいうと、ぶつかってなかったり怒られてなかったら自分色を出せていないです。
*2年生
1年生の話が予想以上に長くなりましたので、2年生の時のことは↓の記事に任せようかなと思います。
概要だけ話すと、インターンをやっててイキってる(でも容姿も頑張ってる姿勢もカッコよかった)友達に「俺もやらせて」と声をかけて始めた長期インターンを1年半ほどやりました。
記事では、あたかも活躍してるかのように書いてありますが全然活躍してません。後輩に「凜太郎さんは数字に出ないところで力を発揮しますね」と言われたくらいに。
だけど、自分なりにはもがき動く中で「働くとは何なのか」という言葉ではなかなか定義しにくい問いへの1つの答えをPOL(インターン先)では教えていただいたように思います。
間違いなく自分の就活に影響を与えています。
本当に素敵な会社で、素敵な哲学を与えてくれたので記事もぜひ読んでください(特に後半)
2. どんな就活をしてたか
大きく影響を与えた記事。
たしか5月頃、ベッドでゴロゴロしながら読んでいて史上最高にエモエモになったのを今でも覚えています。
>仕事をしなくても生きられる。それなのに、全然楽しくない仕事を何故しているんだろう。よく考えてみれば、すごく不思議なことです。
>「言われたことだけをやる」仕事じゃなくて、「自分がどんな世の中作りたいか、そのためにどんなことをするか」、そういう所を誇れる仕事がしたいなと思った
>藤本が生きていた地球と、藤本が生きていなかった地球があったとしたら、そこに何か差があったと思えるような生き方をしたい
いくつかインターンに行ったり、たくさんの人と話させていただきましたが、半年後にこの会社から1号の内定を頂いて1年経った今でも好きな会社です。
就活中、常に意識していたことは”動き続ける”と言うことです。春に「足を止めるな」と1つ上の先輩に言われてから、なんだかんだずっと心の中にあったことです。
何が自分のためになるのかとか自分では判断できないと思って誘われて空いてたら基本行く。行かないという選択肢は取らなかったですし、なんなら枠が準備されてなくても時間ください!って言ってオフィス行ったりしてました。
「こんなに動いていたんだ、すごいだろ」と言いたいのではなく、それくらいは最低でもしないと「自分の就活」はできないんじゃないかという主張です。
行動で思考する時間が取れないなら寝る前にノートに殴り書きをするんです。誰かと話す中で「ちょっと今考えます」って言って考えるんです。
就活の時間は「自分のため」でしかないです。もしかすると、関わる人や話す相手が自分からプラスの感情を得てくれるかもしれませんが、就活の時点では基本何の価値も生み出していません。
だからこそ、
⑴自己中に自分の時間・相手の時間も使わせてもらう
⑵でも、相手との時間を有意義にできるように尽くす
を強く意識して、結果、両者(できるだけ多くの人)にとって価値あるものにしたいと思ってました。
就活が終わったら、少しずつ⑵⑶のウェイトが大きくなるといいのかなと思います。基本原理は価値が先にあってお金とか信頼が後から一定の低い可能性で付いてくる、だと思うので。
3. 就活を終えて思う事
↑で偉そうに書いてきたことは就活を終えて気づいたものばかりです。
長々書いてしまったのもあるので、最後はまとめる形で終われたらなと思います。
❶就活を始めるまでは後先考えず目の前のことを全力でやってほしい
けど、将来を考える中で就活を始めたなら、
❷自分のしてきたことや考えてきたことを伝わるように言葉やストーリーにしてください
自分と向き合うと同時に外に目を向けて、
❸「働くとは何なのか」「なぜ働くのか」を聞いたり、自分でも考えて仮説でもいいので誰かに伝えてください
思考だけするのではなく、
❹動き続ける中で、我がままに、でも自分以外のことを大切にして
就活を楽しみ苦しみながらやってほしいです。
機会を頂けた周さん、読んで頂けた方、ありがとうございました!
野口 凜太郎
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*就活終盤の方へ
去年の今ごろ書いた「就職先決定までに意識していた3つのこと」
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