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結婚と人格とは関係ない

最近読んでいる本に書かれていた言葉が素敵すぎてnoteに残したくなりました。

今読んでいる本は美輪明宏様の「人生ノート」という本で発行日は

1998年の4月11日。24年もの前の本に書かれていたことが2022年の

今現在、私の心にずっしりと響きました。


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以下著書より抜粋

〜「私はブスだからもらい手がないのよ」

「私は親をみなきゃならないから嫁にはいけないの。それに養子に来てくれる人もいないし。私、結婚できないの。」

「どういうわけだが、俺、女に縁がないんだよね。まだもらいそびれてるんだよ。どっかに嫁さんいないかねぇ」

「あの人、35歳にもなってまだ独身なんだって、どっか身体に欠陥があるんじゃない?」

「あの人、いい年してまだもらい手がないんだって、ハイミスよ、哀れなもんね」

「おまえ、まだ嫁さんもらってねえのか。早くしろよ。おまえ、おかしいんじゃないか」

「おまえももうそろそろなんだから、早く身を固めなさい」


これらは結婚してない人、またしたくてもできない人に、よく世間がぶつける言葉です。

結婚と人格と何の関係があるのでしょうか。それなのに結婚って大事なことなんでしょうか。どうしてもしなければならないものなのでしょうか。結婚すれば人格者なのでしょうか。「結婚=健全」なのでしょうか。


結婚だけが人生じゃない



いつの頃から、人間は結婚しなきゃいけないものだと誰が決めたのでしょう。

ほんとうに結婚しなければ不具者なのでしょうか。

「結婚しないのはどこかマトモじゃない」と決めつけるのはどういうことなのでしょうか。ではそんなに、結婚した人たちはマトモなのでしょうか。

夫婦喧嘩、家庭不和、浮気、蒸発、離婚、財産の取り合い、 etc。

マトモじゃない夫や妻、父や母もたくさんいます。

ですから結婚するからマトモ、しないからマトモじゃないという論理はけっして成り立たないのです。

よく結婚していないと、なかなか仕事関係で信用されないからということを聞きますが、それこそナンセンスです。

結婚していることを信用の条件などにするから、人を見あやまって事件になるのです。


そりゃあ、結婚にもいいところもあるでしょうが、独身だっていいところは、いっぱいあります。それは後悔している既婚者のみなさんがよくごぞんじでしょう。

孤独だけど自由、淋しいけど気楽、自分自身の密度が充実している、家族の人数が増えるたびに自分の密度が薄くなるということもない。

自分が稼いできた分はみんな自分だけのために使える。

その他、もっといろいろ良いことが結婚と同じように、独身にもあるのです。

既婚者のみなさん、結婚が人間の人格と関係があるように思うのはどうかやめてください。

また、独身の人たちも妙に、コンプレックスを持ったりしないでください。

そんな必要はまったくないのですから。

人生は結婚だけではないのです。

人間は誰もがかならず結婚しなければならない法律は、世界中どこを探しても

ないのです。〜



この言葉。

すごく心に染みました。


まだ嫁に行ってないの?よく言われます。いつ行くの?とか。

結婚が当たり前だという固定観念が苦しく感じます。


特に私はHSPで、人の気持ちの変化に敏感です。人混みも疲れます。

人付き合いに苦戦するので、独り時間を持てている方が自分を保てるんですよね。


美輪さんの本に勇気と希望をもらいました。




お読みくださり、ありがとうございました。

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