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金星

ELLEGARDENの歌に金星というのがあります。


最後に笑うのは正直な奴だけだ

出し抜いて 立ち回って

手に入れたものはみんな すぐに消えた

ねぇ この夜が終わる頃 僕らも消えていく

そう思えば 僕にとって 

         大事なことなんて いくつもないと思うんだ


細美さんの書く詞にはそんなに細かい設定はないにせよ大きな枠組みはずっとブレずにあって。(個人の見解だけれど)いつもこの歌を聴くと欲深く行動すると全然つかめなくて最終的に何も残らないし、いつかは自分は終わる。そんなことを意識すると自分の足元にはほんの少しの大切なことが必ずあると思うからそれを軸にして前向いて進もうみたいな。なんだろう。そもそもロックが好きな私はただ騒ぎたいのではなく(というか昔から大人見)、大きな音、早い鼓動、高ぶる衝動、そんな中で曲の作り込まれた繊細さに惚れ込んでると言ってもいいかもしれない。「好き」だからライブで曲を聴くと笑うし泣く。「今」を共有して耳に届く鮮度の高い音は何よりの活力と化す。音楽ってどのジャンルもそれがあると思うんだけどこの界隈のロックは大衆向けというか気軽に逃げ込める場所として利用していたけれど細美さんの作る曲はあまりにもクオリティが高いのでずっとチケット取れない。だっていまだに2600円でツアーやってるよ、細美さん。名声や金儲けとは違う次元で生きる彼に惚れ込まない人はいないはず。気分の上げ下げは仕方ないけれど変わってない。だからずっと聞いてるけどいろんな節目でいつも助けられている彼の曲。

細美さんはELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYESというバンドを掛け持ちしていてなんかどれも自分のライフスタイルになんとなく合っている。the HIATUSで2014年に発表した楽曲に「Horse Riding」というのがあって、その時ちょうど私は妊娠していてお腹の中の子はウマ年になるからなんとなく嬉しかったり。MONOEYESが2015年に発表した「明日公園で」という楽曲が聴けた時もまさしく毎日子供を連れて公園に行っていた時。ライブのMCで細美さんは「子供と公園で遊ぶ、そんななんてことない事がとても大切な事だから」みたいなこと言っててなんとなく育児にスポットライトが当たったようで嬉しくて。まぁその時の場面の切り取りを主観的に当てはめたものにはなるのだけれど。


何が言いたいかっていうと、何かある時にはいつだって音楽がそばにあってそれらを聴いてまた前に進める。


ありがたい存在です。今度細美さんに会ったらまたお礼を言おう。

今週はthe HIATUSのライブ!2階の最前列で観れるの楽しみです!!!





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