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そうだったのか、私のキャリア観〜カウンセリングを経て

今日、ママボランのキャリアカウンセリングを受けた。カウンセラーの方はとっても美しくて素敵な、それでいてとても話しやすい方で、初対面なのに「こんな女性になれたらいいな」と憧れの念を抱いた。

初対面でそれほどって凄い。そして何より凄かったのは、キャリアカウンセリングを経て、「そうだったのか、私のキャリア観!」(なんかこういう番組?キャッチフレーズ?があったよな、笑)と妙に腹落ち・納得したことである。

これまで散々ああだこうだ、バラバラに書き殴ってきたキャリア関連のあれこれが、なんとなく繋がった気がした。

悩んでいること

私は「人のキャリアに関わる仕事がしたい」という、ものすごくふわっとした思いから、人事は採用担当のボランティアに応募した。が、やっていること(資料作成とかサイトの刷新とか)はこれまでの業務の延長上にあるような気がして、何か新しい体験や発見を求めていることに気づいた、というのは前回のnoteで書いた通りだ。

その、新しい体験とは?結局何がしたいの?という所がわからなくて、どんなに考えても考えても自信のない揺らぎまくりの答えばかりで、カウンセラーの方に是非相談したい所であった。

強み・ポータブルスキル

私の強みは下記だそうだ。会社や職種が変わっても使える、いわゆるポータブルスキルというもの。特に一番目は自分で認識したことも他者に言われたこともなく、意外であった。

①あるべき姿を認識し、そのギャップ(課題)を埋めるためにどうしたら良いかを考えられる

②Before/After、コンテンツなどを読んだ人がどう感じ、アクションを取るかといった感情設計ができる

思えば、今まで少しでも喜びを感じたり、手応えがあった仕事はこういった強みを活用できていたのかもしれない。

ここでふと、相性が悪い・分かり合えない上司に散々な評価をされた時のことを思い出した。
私のロールだと、課題に対して解決策を立案するスキルがもっと高くないといけない、それが全然できてないと言われた。

ただそれって具体的にどの仕事のどんな場面なのか?ピンと来ないためにいくら聞いても、明確な答えは返ってこなかったし、ただただ何か言えば、ものすごく抽象的な表現でとりあえず否定される、の連続であった。

このインダイレクトすぎる上司の一方的な評価は、ひたすら謎で埋め尽くされていたが、あぁ私は課題に対して解決策を立案するスキルがないのね、要するに問題解決能力がないのね、と普通に自信を失ったものである。

それが、だ。間違っても「強み」であるなんて、誰が想像しただろう。

謎すぎる上司の一度きりの謎のフィードバックは置いておいて、これまでの経験などからプロの視点で客観的に分析いただいた今回の結果を、一旦信じてみよう、と思った次第である。

ちなみに正確には、「課題解決」というよりは、「ありたい姿を実現するための、企画立案」という微妙なニュアンスの違いはある。私の強みとしては後者だ。ここはストレングス・ファインダーの【未来志向】が存在感を発揮している。

今後のキャリア

私の場合、「ありたい姿を実現するためのプロセスに関われるかどうか」が、どうやら仕事のやりがいや喜びに繋がっているらしい。

更に、これは自分自身で思っていることであるが、そのプロセス上「自分の考えやアイディアを活かせるか」が重要だ。誰かが決めたことではなく、多少なりとも自分ならではの、自分だからこそ思いつく・作れる・発信できるetc.といった感覚が、喜びの源泉である。

これはキャリア・アンカーで不動の一位であった「職能・専門」(自分の才能を活かしたい、プロフェッショナルでありたい)が物語っている。

整理してみたい。

《ありたい姿》

皆が自分の個性や強みを活かして、生き生きと働くこと

《対象》

  • 就職活動中/前後の学生

  • まだキャリアが固まっていない新入社員

  • 活躍の場が狭まっているかもしれないマイノリティーの社員(外国人社員、障がい者雇用の方など)

  • 職場で活躍できていない、悩みを抱えている社員、等

《手段》

  • キャリア研修、キャリアイベント

  • マネジメント、チームビルディング等の研修、イベント

  • タレントマネジメント

  • 配置、キャリアパスの策定?

  • アサイン、配置、異動に関わる制度の構築

研修やイベント関連は今まで近しいことをやってきたが、タレントマネジメントや配置に関する所は全くの想定外。
いや、想定外ではない、実は今までうっすらとチャレンジしてみたいと思いつつ、蓋をしていた

蓋をしていた理由は、「そんな高度なことが自分にできる自信がない」「未知の領域で怖い」が大半なのであった。

ボランティア先でのチャレンジ

「採用担当をやったことがないのに、採用の資料をサクッと作れちゃうのは強み」ーらしい。人事の経験がそれなりにあるなら、誰でも資料くらい作れるのでは?と思っていたが、どうもそうではないとのこと。
なんだか久しぶりに自分を肯定された気がして、心が温かくなった。

強みを使ってやれてはいるが、せっかくのボランティアの機会である。ボランティア先企業にとっては有難いが、私にとっては勿体ない状況だという。本業ではできない新しいことにチャレンジできるのが、ママボランの醍醐味なのだ。

カウンセラーの方が提案してくださったのは下記である。

・採用戦略立案みたいな所をやらせてもらえないだろうか。
→現状の採用活動の課題や、あるべき姿を聞いて、アイディア出しをしてみてはどうか。

・ボランティアでどこまでやらせてもらえるか分からないが、提案してみる価値はあり。

・少しでも携われることができたら、何か気づきがあるかもしれない。(採用面白い!やってみたい!とか、逆に向いてなかった!とか、他の〇〇みたいな領域にチャレンジしてみたくなった!とか)

採用戦略など、ボランティアの分際で任せてもらえないだろう、と勝手に決め込んでいた。が、名前だけ聞くとかっこいい(笑)。そして多分、私の強みが使えるし、やっていて楽しいのではないかと推測する。

次回の打ち合わせで提案してみたい。

謎解明!キャリコンへの思いが揺らぐ理由

そして今回思いっきり腑に落ちたのはこれだ。

「人のキャリアに関わる仕事をしたい私が、その代名詞ともいえる職業であるキャリアコンサルタントに興味は抱きつつも、心からやりたい!となかなか思えず、何年も行動できていない件」。

長年の謎がようやく解けた。
それは私のストレングス・ファインダーも影響している。

《私のストレングス・ファインダーTOP5》
・調和性
・最上志向
・未来志向
・ポジティブ
・個別化

私は、
あるべき姿に向かって【未来志向】
より良いものを【最上志向】
みんなでやっていきたい【調和性】

人間らしい。

キャリアコンサルタントというのは、ありたい姿へグッと近づける、課題を解決するというよりは、寄り添って話を聞く、共感するといった要素が大きい。よって目に見える成果や手応えは見え辛いという。
またマンツーマンで一人一人の話を聞くというスタイルが、皆で何かをやりたい私のwillとは異なる。

これだ。それで、二の足を踏みまくっていたのだ。

キャリアに関わるーという点では一緒だけれど、仕事のスタイルや、得られるものの種類が違う。それがモヤモヤの正体だったのである。
ストレングス・ファインダーって改めて凄いと驚愕した。

やはり私は組織の中で人と一緒に何かをやることが合っている。そう改めて思えて良かった。

思えば、学生時代から「皆で何かをやる」のが好きだった。そこには性別、年齢、出身、特技、趣味、進路・・・いろんな人がいて、その中で自分の個性や強みを出せている瞬間が一番好きだった。ああ生きている!幸せ!楽しい!と実感したものだ。
だからピアノの道にはいかず、一般企業に就職したのだった。

いやもっと遡ると、だから音大や芸大にはいかず、一般の国立大学に進んだのだった。

人と話すって、本当に有益だなと思った今回のカウンセリング。この美しきカウンセラーの方と、また3ヶ月後にお話できるのがとても楽しみである。なんというか、同じ女性として、アガル。

私が目指すことは恐らくないが、全国のキャリアコンサルタント、キャリアカウンセラーの方を心から尊敬する。

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