LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略
日本でも旋風を巻き起こしたベストセラー本、ライフシフト。兼ねてからずっと読みたかったのだが、今年の年末年始にようやく時間がとれ、全400ページ読了した。
2022年はこの本から始まった年、といっても過言ではない。
読了した感想は・・・一言に言って、読まなきゃ大損、それも人生において大損!損失!といったところである。
もはや学校教育に取り入れるべきじゃないかとすら思える。
3ステージの終焉
これまでは教育→仕事→引退という3ステージが当たり前であったが、これからは時代が変わる。平均寿命が伸び、70代、80代まで働くことが当たり前となる。仕事ステージの長期化に伴い、多くの人が色々なステージの移行を経験する「マルチステージ」の時代となる。
無形の資産
有形の資産ーお金や家、車などといった目に見える資産に対し、目に見えない無形の資産というものがある。有形の資産を手助けするものでもあり、100年時代に必要不可欠なもの。
①生産性資産
生産性や所得、キャリアの見通しを向上させるのに役立つ資産。わかりやすい所ではスキルや知識。
変化の激しい100年時代では、日々学び続け、技術やスキルを磨いていくことが重要。キャリアの初期に身につけたものは、ほとんど通用しない。
AIなどテクノロジーが著しく発達していくので、人間だからこそのスキルー共感能力や創造性などーも大きな資産となる。
②活力資産
肉体的・精神的健康など、幸せややる気をもたらす資産。友人や家族などの良い関係がそれにあたる。健康が大事なのは言うまでもないが、筆者は長い年月をかけて構築した親しい友人関係がとりわけこの資産の形成に役立つと言っている。
③変身資産
人生の途中で、新しいステージへの移行や変化を後押しするもの。
自己理解、多様な人的ネットワーク、そして変化を受容する姿勢。
気づき、そしてこれから
私たちの世代は、その50%が100歳まで生きる世代である。本書を読まなければ、なんとなく60歳頃リタイアし、その後40年も!暇だけを持て余す貧乏老人になるところであった。
20代の頃にあれやこれや取った資格たちは、もう使えないだろうと薄々気づいていながらも、改めて日々学び続けること、スキルをアップデートしていくことの重要性を感じた。
今の時点でこれからやっていこうと決意を新たにしたのは以下である。
英語
→復帰後、そしてこれからのキャリアにおいて、英語力は切り離せない。読書
→知識のアップデートは読書を通じて行いたい。読書はすればするだけプラス。色々チャレンジ
→気になったことはまずやってみて、経験値を増やしたい。付随して人脈も広げられたらベター。note!
→ アウトプットすることで、自己理解を深める。自分は何に価値を置き、どう生きていきたいのか。文章力や発信力も強化したい。
ふと思ったが、息子や娘の世代は100歳どころか110歳くらいまで生きるのかー
今存在する職業など、ほとんどがAIに取って代わられているだろう、その頃の日本など想像もつかないし、私や旦那はこの世にはいないのだろうが、改めて想像のつかない時代に大人になる子どもを育てることの難しさを感じる。
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