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ハシヤスメ(vol.1)〜「本日のBGM」特集〜

ルイです。

「きっかけ」の章がひとまず終わったわけですが、いくつか伏線をばらまいてあります。まあ小説みたいな大げさなものじゃないので意図的な伏線ではなく、「こういうのは後から身につけたことだったな」という内容を端折っている感じです。次章以降で少しずつ回収することになりそうです。
いやそもそも、本当に小説って読まないので、どういう形式かは認識していますけれど、技術などはよくわかりません。かつて著名な作家さん(もう亡くなられました)とお近づきだった時期があって、作家さんはお酒、僕はコーヒーという感じでお話しさせていただくことはありましたが、別に小説について話していたわけでも教えていただいたわけでもありませんし。
しょせんは論文とビジネス文書ばっかり読み書きしてきた人間の書く文章です。エロのくせに硬い表現などが多く見られ、ちょっと萎えるといった感想もありえるんですが、その辺は大目に見てやってください。あはは。

「本日のBGM」特集

今回は、やっぱり音楽好きなんで、いろいろな曲を紹介したいなあと思っています。いくつかのテーマに沿って語りつつ、曲紹介をするという構成になります。需要があるかどうかはかなり疑問ですけれど、どうせエロ記事の合間に書く雑文です。好きな楽曲を紹介しましょう。

「New Jeansおじさん」と2010年代の韓国HipHop

世間で「New Jeansおじさん」というカテゴリーが確立しそう(笑)な感じです。まあ揶揄するニュアンスもあればカテゴライズされた側の自虐や開き直りといったニュアンスも含まれているようです。どうせそのうち言葉の意味なんて収斂・収束していくでしょうから、あくまで「現時点では」って話ではあります。
まあ一定の年代でクラブミュージックになじんだ世代にとっては口を挟みたくようなコンテクストで構成された楽曲が混ざっているのは確かです。実際、かつて関西ローカルでクラブDJとして活躍されていた方(高校時代の先輩)が、New Jeansについて、「FPMの田中氏がプロデューサーでもおかしくないよな」とおっしゃっていて、確かになあ、と思ったりしました。
ただ、そこだけ切り取ってかつてのクラブミュージックとくっ付けて語りだすと、ここ数年の韓国アイドルの楽曲を聴いてきた層(たぶん高校生〜大学生ぐらいの世代)にとってはたしかに鬱陶しいかもしれません。「いま」楽しく聴いている音楽を、親の世代の音楽と直接的に関連づけられて、しかもおじさんたちから上から目線で語られて気分いいはずはないわけで。おじさんたちだって上の世代に反発を抱えて大人になったはずなのに、いつしかそういう心の動きを忘れちゃうっていう、よくある図式ですよね。
ちなみに僕が一New Jeansの曲で一番好きなのは、「Cool With You」です。

今回は、同じ韓国の楽曲でも、2010年代の韓国HIpHopを聴いていただこうかなと思います。この辺りの楽曲と2010~2020年代における韓国アイドルの楽曲と対比するってのもたぶん面白いですよ。結論は出しませんけれど。

ということで最初に取り上げるのはVerbal Jintの「You Look Good」です(フィーチャリングされているアーティスト名は省略します)。

もう10年以上前の曲です。細かい分析をしだすと、それこそ「上から目線」になりそうなので言及しませんが、ポップスとしてよくできています。Verbal Jintは、2000年代から韓国HipHopを引っ張ってきた立役者で、現在の韓国HipHopのライムは彼がその基礎を作ったとも言われています。ソウルでは当時かなりヒットしていました。ちょうどそのころソウルに仕事で出張したことがあったのですが、ヒットチャートで上位だった記憶があります。

違うアーティストも取り上げましょう。Verbal Jintが一時期ヒットを飛ばした一連の楽曲とは異なり、ポップさを少し引き算してしてガチ感を増幅させ、それでいて軽やかなタッチに仕上がっている楽曲として、Swingsの「A Real Lady 」があります(こちらもフィーチャリングされているアーティスト名は省略します)。

あと、HipHopそのものではない(=ボーカル曲)かもしれませんが、現代の日本語HipHopのコンテクストをある程度参照している様子がうかがえて(日本で聴いている私たちにとって)聴きやすい上にオシャレな感じも漂わせる、「それっぽい」曲として、DEANの「COLORS」を挙げておきます。ルックス的にもファンションセンスに優れていると思います。筆者は彼のファッションから装飾性を外して簡素にするイメージで、普段着る服を考えていたりします。


韓国のバンドサウンドもいいよ

韓国のバンドサウンドも、日本にはあまり入ってきていない印象ですが、結構いい曲あるなあ、と思っています。2年ぐらい前からむしろ日本の方が評価されるかもしれない、と思っているバンドの一つがwave to earthです。ここで取り上げる「nouvelle vague」は、英語ー韓国語ーフランス語をうまくスイッチさせていく構成もさることながら、やっぱり漂う気怠さが個人的には気に入っています。昨年の一時期は個人的なヘビーローテーションでした。今年発売された1stフルアルバムはK-INDIEチャートで首位に立っていたりするので、韓国でも旬のバンドという扱いなんでしょうか。


こういう音作りとはある意味対照的に、骨太なロックをしっかり聴かせるバンドだってあります。ここではそこそこ前の曲になりますが、hyukohの「Comes And Goes」を取り上げます。日本の音楽番組で紹介されることもあったので、ご存知の方が多くいらっしゃるかもしれません。聴かせる力の強靭さみたいなものを感じさせる楽曲です。

そんなこんなで韓国の楽曲を紹介してみました。
日本の楽曲で紹介したいものもちろん多いんですが、それはまたこの「ハシヤスメ」シリーズで取り上げると思います。

本日はこんなところで。次回からはいつものエロ記事。新しいシリーズに入ります。

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