loudguitar

音楽を奏でたり歌ったり絵を描いたり文章を書いたりします。

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最近の記事

のさりの島 『長い旅の終点(ネタバレあり)』

『何が本当かわからなくなった』 海を見ながら若い男は言う。 ずっと長い間"本当の自分"など何も意味をなさなくて 誰からも求められず もちろん誰からも感謝されたこともなく 自分さえ自分を気遣ってやれず ただ生きていくだけだった男。 何かの理由で詐欺グループから抜けてひとりで旅をしている。 オレオレ詐欺を各地で働きながら。 男が無意識に持っていた"人とかかわりたい欲求" この犯罪を選んだ理由なのかもしれない。 自我を見ないようにしてまるで生きていないかのようにふらふらと降り立った

    • 映画『空白』初日舞台挨拶2回目(季節スペシャル)

      9月23日 新宿ピカデリー 空白 初日舞台挨拶 レポというか、季節くんの反応を中心にお送りします(笑) 大事なものは初日に見ようという謎の使命感で 新宿ピカデリーの初日舞台挨拶に当選しましたので行ってきました! 2回目、上映前の舞台挨拶でマスコミが入らない観客向けの挨拶 またしても1席空けの状況で残念… だとしたらそれだけこれはプラチナチケットだったのかも。幸運でした! 古田新太さん、松坂桃李さん、寺島しのぶさん、田畑智子さん、季節くん、伊東蒼さん、吉田恵輔監督の順で登場。

      • 『佐々木、イン、マイマイン』を観た。

        『佐々木、イン、マイマイン』を、観た。 感想はいまだにまとまらないけど、とりとめもなく書いていきます。 TIFF(東京国際映画祭)のワールドプレミアで初体験して以来ずっと”佐々木”のことを考えてる。 2020年のこの時期、この映画が上映されたこと、私はずっと感謝し続けると思う。 この映画のおかげで大変だったはずのこの年が「素晴らしい年だった」って思い出せるから。 2020年は「佐々木、イン、マイマイン」に出会った年だ。 <以下、ネタバレ含みますのでまだ観てない方は避けてい

        • 「私の世界のすべてだったお前」完全無音朗読(加藤拓也/作,藤原季節/読み)少々ネタバレ。

          配信開始前、YouTubeのサムネール。 それだけが拠り所。 佇まいが少しいつもと違う。 長くなった髪を耳にかけている。 白いシャツに濃い色の上着。 少し儚げに微笑んでいる。 無音での朗読とは…どういうことなんだろう。 ここのところ朗読をYouTubeにアップしている季節くんだから どんな風に読んでくれるのかと最初は思ったんだけれど… ちょっと待って、無音、なんだよね。 とりあえず配信2時間前、ダウンロードした台本を読む。 これは!!! やられた!!! 素晴らしい

        のさりの島 『長い旅の終点(ネタバレあり)』

        • 映画『空白』初日舞台挨拶2回目(季節スペシャル)

        • 『佐々木、イン、マイマイン』を観た。

        • 「私の世界のすべてだったお前」完全無音朗読(加藤拓也/作,藤原季節/読み)少々ネタバレ。

          Prague プラハの春から7年

          活動休止から…あれからもう7年か。 アニメ銀魂のOP"Light Infection"で心掴まれて以来 私がほぼ追っかけ状態で応援してたバンドPrague スリーピースバンドが元々好きで 優れた楽曲、リズムがとにかくキレキレで。 行ける範囲のライブは行ってたんだけど ちょうど自分のライブ活動が忙しくなり始めた頃で 最後のレコ発ワンマンに行けなくて それが最後になってしまった。 最後の作品はライブアルバム。 お客さんを入れてのライブレコーディング しかも全部新曲。 すごかっ

          Prague プラハの春から7年

          創造と愛憎の行きつく先 「ポルノグラファー」から「インディゴの気分」へ

          その夜は…かなり自分にとっては大きなライブをこなして帰宅、 肉体は疲労しているのに精神は研ぎ澄まされ、興奮状態にあって とてもすぐには寝られそうもなかった。 ライブの後は大抵そうだ。 リビングのテーブルの上のMacbookを開いて その日の写真とか音源とかをいじっていたんだろうと思う。 テーブルを挟んで向かいには家族もいて その家族は家族でまた自分のパソコンで何やらやっていた。 見るともなくテレビがついたままで、それを時折眺めてはまたMacの画面に戻るという具合。 その時のテ

          創造と愛憎の行きつく先 「ポルノグラファー」から「インディゴの気分」へ

          瞳の奥に炎が閃く - 藤原季節

          おそらく器用なタイプではないんだろうと思う チンピラから幼稚園の保父さん、はたまた子持ちのゲイ(元サーファー)、役柄は幅広いのに 話すトーンはいつも"藤原季節"で その特徴的な声はともすれば一本調子に聞こえてしまうはずなのに なぜか彼が纏った役そのもの そこに到るまでの人生すら想像できるくらいの説得力を持ってその人は目の前に現れる。 拗ねたように結ばれた唇、そして瞳の奥に閃く光。 人物の魂を決して掴んで離さない。 離れてしまわないように注意深く、それでいて圧倒的な意志。 そう

          瞳の奥に炎が閃く - 藤原季節

          中坊の私へ

          中坊の私へ

          『すじぼり』 色のない世界に鮮やかな赤

          最初に『すじぼり』というタイトルを見たときは おそらく刺青のアウトラインだけ入れて色を入れられないままの半人前の主人公というのを想像したのです。 ところが色を入れるどころではなく そのまんまくっきりとした黒い筋のまま 狂い生き抜いた姿がありました。 彩るのはただ一色、鮮やかな血の色です。 藤原季節さん初めての主演。 とんでもない作品に出られたんだなと改めて…。 わめき、泣き、吐き、鼻水よだれ垂らし 人間こんな声出るんだって恐ろしかった。 見てて辛くて苦しくて でもいっと

          『すじぼり』 色のない世界に鮮やかな赤

          his「日比野渚」

          his「日比野渚」

          かしらを描いて!との急な無茶振りで…初めて描いてみた。(カバー曲みたいなノリで)

          かしらを描いて!との急な無茶振りで…初めて描いてみた。(カバー曲みたいなノリで)

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          2017年のカニ坂はPANTAと。

          2017年のカニ坂はPANTAと。

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          hisおまけ

          映画のhisはBLじゃないって大声で言ってきたけど… あらためてみてみると、ドラマ版のhisは紛れもなくBLだわ。かわいい。 あくまでも自分の中の基準において。 ドラマでは確かにいた迅の両親、映画ではいないことになっててそれがちょっと怖いんだけど。カメラマンのね、優しいお父さんだった。 両親の不在(死別?)もその後の迅のパーソナリティに関わってくるのかなぁ。 (真夜中のつぶやき)

          hisおまけ

          "死なない"女は"生きて"いるのか 。「誰にも知られず死ぬ朝」劇団た組

          https://takumi.themedia.jp/posts/6778540 誰も死んだことがないから 死んだあとどうなるのか誰も知らない。 ひょっとしたら知れるのかもしれないが それを伝えるすべはない。 私たちは明日死ぬかもしれないから その日を精一杯生きよう それを時々思い出さないと 気がつくと無駄な日々をだらだらと過ごしてしまうから 後悔しないようにしっかり生きよう …と言う。 終わりがあるから それを知っているから 終わることを前提にしてるから ちょっとだけ無理

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          白い月/雨さふらズ+ニイサン

          音楽を、ライブやってるときが生きている実感、と思う。 “白い月” 宙をかく手のひらは 何も掴めやしない あなたの暴力的な舌が 私の呼吸を乱す 滲んだインクの跡を 指でなぞり続ける 上がらないレコード針が ノイズの底へと私を引き込んでいく もっと、もっと、もっと 触って もっと、もっと、もっと 汚して 青白く光る私の 絶望のかけらを あなたの無邪気なタマシイが ひとつひとつ拾い集めて 言葉の海に溺れ 吐いては捨てるさだめだとしても ただ あなただけが 私の糧(かて)になる 白い月が見下ろしている 私の流れる涙を あなたは愛しそうに なめて なめて もっと、もっと、もっと 触って もっと、もっと、もっと そばにいて もっと、もっと、もっと 汚して もっと、もっと・・・・ それは 私の真ん中を 熱く溶かしていく word&music/CHATO perform/雨さふらズ+ニイサン

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          ポルノグラファー&インディゴの気分 関係イラストたち

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