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今日のトリビア#2


彩り豊かな毎日を過ごすみなさまへ


先日のオンライン授業で、生徒に「微分積分」の導入を行いました。その際に、微分積分の発展に貢献した数学者について話をしたところ、意外と熱心に聞いてくれたので、今回はこのことをテーマにしようと思います。


現行の学習指導要領において、数学Ⅱで初めて学習する「微分積分」

多くの高校生に壁として立ちはだかる単元であり、高校数学においても、大学入試数学においても最重要単元だと言えるのが「微分積分」です。


微分・積分がどのような概念であるかということを説明するには、別にもう1つ記事を書く必要が出てきてしまうので、ここでは簡単にざっくり書いておきたいと思います。


微分とは・・・関数(グラフ)に接する直線(接戦)の傾きを求めること

積分とは・・・関数(グラフ)と関数で囲まれた部分の面積を求めること


微分と積分はほぼ逆の計算であること(微分積分学の基本定理)が知られています。


そして、この基本定理を発見し、微分積分学を確立させた数学者は

2人います。


しかも、その2人は共同で研究していたわけではなく、全く交流がない中、ほぼ同時期に微分積分を研究し、論文を発表したのです。

その2人というのが、ニュートンとライプニッツです。

アイザック=ニュートン(1643〜1727年)

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もはや説明不要の偉人だと思います。リンゴが木から落ちるのを〜〜のエピソードで有名な、万有引力の法則(重力)の発見によりニュートン力学を確立させた人物です。

高校生にとって壁として立ちはだかる物理の「力学」の基盤を確立させただけでも大変な偉業であるのに、微分積分学までも確立した大天才です。


ゴットフリート=ライプニッツ(1646〜1716年)

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哲学者でありながら数学者でもあるという天才です。微分積分意外にも、2進法の確立という重要な業績も残しています。


この2人のうち、どちらの成果の方が称賛に値するか、という議論が当時起こりました。先に発想を得たのはニュートンでしたが、先に論文を発表したのはライプニッツだったのです。この議論は何年にも渡り行われ、検証の結果、2人が独自に微分積分法の理論を確立させたことが分かりました。

ちなみに、高校数学で習う微分積分に出てくる記号の数々はライプニッツが考案したものです。


微分積分は高校数学の最重要単元であり、また難しい内容の多い単元でもありますので、「分かりやすく教えて欲しい!」という高校生の皆さん(大人の方でも構いません)は是非 Lotus S.A. までご連絡ください。オンライン授業でしっかりできるようになるまで指導します!



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