ときに「やりたくない」発言はしあわせの種になるかも

こんにちは。櫻子です。

なんとなく、家族の中で暗黙の了解的な何かの力でやりたくないことをやっている、ということありますよね。
「やりたくない」と言ったら、思いのほか良いように巡った、という話です。

わたしは、その場凌ぎで対処するのはなんとなくこなすのですが、
計画→実行→達成
のようなのはものすごく苦手です。

が、家族旅行的なことは全て
言い出す、行き先を決める、日程の調整をする、宿を取る、足を決める、現地で何をするかを決める、
全てわたしの担当になっていて、もっのすごくストレスでした。

無駄なお金は使わずに、できるだけ楽しくというわけのわからない理想的な旅行をしようとしてしまうので、選ぶのも決めるのも時間がかかります。
どうせなら美味しい食事と綺麗なお部屋のよい宿、好きなものがちがう旦那さん、息子くん、娘ちゃんの3人がそれぞれ満足する何かのアクテビティ（しかも乗り物酔いが半端ない家族たち）、、、
世の中、旅行好きな人ってたくさんいるけど、一体何が楽しんだろう？と疑問に思っていたくらい。

そんなわたしですが、先日、家族で伊勢神宮に行ってきました。

いつもであれば前述の通り、日取り決め、足の確認と予約、宿の予約、現地での動きなど担当です。
今回もやっと楽天セールに合わせてなんとか宿をとりました。

でも、伊勢神宮はわたしには遠すぎました。
（東京駅に15分で行けるバスが10分おきに出てるとこに住んでます）
伊勢神宮はどこだかわからなくて、調べてもイメージがわかなくて、アップアップになってしまい。。（地理は苦手でカンニングしても2でした（高1なので時効で））

ちょうど校外学習（鎌倉）について調べて、グループで行き先を決めて、行ってきて、レポートにしてプレゼンするという経験をしたばかりの中2の息子くんに「今度家族で伊勢神宮行くけど、行きたいところとか、調べて決めてよ〜」と夕食の席で投げてみました。
生返事が返ってきて不安なままでしたが、やっぱりわたしはやる気にならずに現地のことは全くイメージがつかず、なんとか新幹線と近鉄線の予約のみをこなし。。
旅行という楽しいイベントにネガティブワードを発言するのを迷いつつも、もう一回「予定決めるの無理なんだけどー、現地のことがわからなくてすごいストレスなんだけどー」と今度は旦那さんにもよく聞こえるようにやりたくない宣言をしたのが1週間前。

もう無理ー行き当たりばったりだーと計画を放棄していたあと数日で伊勢神宮という週末に、旦那さんと息子くんで「YouTubeで調べたよ。参拝の仕方とかも色々紹介してくれてて、楽しいよ。行きたいところ決まったよ」とのご報告。
LINEにたくさんの美味しそうな画像が飛んできました。
「マミはどれ食べたい？」という質問付きです。

へー、なぁんだ、わたしが苦手でやりたくないことが楽しい人いるんじゃん

拍子抜けした、というか、肩の荷が降りた、というか、
適材適所ってこういうこと？というか、
やりたくないことやらない方がいい、ってこういうこと？
という経験でした。

なんだよ、じゃー、今までもやってくれたらよかったのにー、とも思いましたけど、「旅行の手配やりたくない」と言ったこともなかったし、もしかしたらわたしが勝手に背負ってやりすぎ（過保護）だったのかもしれないです。

＊

初日は外宮→宿、二日目は内宮・祈祷→何とか横丁で食べ歩きという旅行だったのですが、予定を任せてしまっていたのですごく気楽でした。

ついでに、いつも渋々とはいえ旅行の全てを手配していたわたし、気楽に楽しませてあげてたのかも？わたしえらかったなーとかまで思いました。

家族旅行という小さなイベントでしたが、
人にお任せしてもいい
やりたくないと言ってもいい
というわたしにとっては大きな許しを得ることができました。

自分でピックアップした美味しいものたちを食べている息子くんは満足げで、もしかしたらちょっとした自信にもつながったかも。

「やりたくない」と言ってみたら、みんながご機嫌になれたよ〜というお話でした。（計画にからまなかった娘ちゃんは不満そうな瞬間がありましたがw）

この夏は式根島に8年ぶりに行く予定です。
また息子くんに計画を立ててもらおうかと（にんまり）。