日曜の夜はぼんやりと。 働きながら受験するマニアな日常 研究計画づくりは1日にしてならず
こんばんは。lotterです。
記事をのぞいていただきありがとうございます!
働きながら大学院に入るまでのお話を展開しているこのシリーズ。
過去の記事はコチラから。
大学院に入るためには、研究計画というものを作らねばならぬらしい。そしてそれが結構大事らしい。
というのが前回までに判明したこと。
その記事はコチラ。
今回からは、その研究計画を作るまでにわたしがやったことをお話します!
1.研究テーマを決める
まずはここからですね!
大学院に行こうと思う人なら、興味のある事柄というのはきっともっているハズ。
なのでざっくりとしたテーマはわりとすぐに見つかると思います。なんなら複数見つかるのでは?
わたしの場合は、部下に正社員と非正規社員がいたので、その格差がずっと気になっていました。
なので、テーマは正規・非正規の格差問題。
2.研究する意味があるのか?
ここが一番の問題です。
自分の興味や関心から、はたして学術的に意味のある研究成果が出てくるのか。
わけわからん課題を突きつけられます。
だって考えてみてくださいよ!
研究する意味があるかなんて、
研究しないとわかんなくない!?
それを素人にすらまだなっていない入試前にさせるなんて、そんなのアリ!?
なので、
そんなこと言って、入学したら教授のアドバイスとか受けてテーマも変わるんでしょ?ハイハイ。そういうことね。それならわかりますよ、なんとなく書けばいいんでしょ?
とリアルに思いました。
でも、わたしの場合ですが、
入ってテーマが変わることはなかった
です。結論としては。
結果としてテーマが変わることはあったとしても、研究計画をそのノリで書いちゃうと落ちちゃいますよね・・・。
研究にとって「問」の立て方は非常に重要だそうです。
いい問題設定ができていれば研究の大きな部分が終わったも同然。的なノリみたい。
なので、そこにセンスが問われているというか、
「問」の立て方にその後を見る
ということだと思います。
3.どうやって決めるか
ここからはわたしが「問」を立てるにあたってやったことをご紹介します。
できる限り一般化して書いたので、少しでも参考になるところがあればいいなと思います。
①抽象的な興味・関心を具体的にする
仕事をしていて出会った問題や疑問、そこから出てきた興味・関心は、研究テーマとするには漠然としていると思います。
わたしの場合、「正規・非正規の格差問題」をテーマに選んだわけですが、これでは大きすぎる。
正規・非正規の格差問題を研究するといっても、そのアプローチは多彩です。学問分野でも、経済・経営・政治と色々考えられるでしょう。
その中で、「労働法としての研究」としてどのような「問」を立てるかを考えなければなりません。
そのためには、
なぜそれを問題だと思ったのか
どこに問題があると思うのか
を考えることが必要です。つまりは具体化。
まずはここからはじめないといけないと思います。
②既存の理論と結び付ける
自分の問題意識を具体化したら、次に、それが既存の理論の中でどう位置付けられるかを検討する必要があります。
もちろん、これは完璧にはできません。それこそ入ってから研究すること。
でも、適当ではいけない。
この作業をするためには、自分が決めた問題意識に関する
先行研究の調査
をしなければなりません。
先人たちの知恵を確認するわけです。これには、
・自分の問題意識を「研究テーマ」としてまとめる
・その問題意識が既に「解決済み」かどうかを調べる
という2つの意味があると思います。
研究は全くの自分オリジナルではなかなかできず、いままで積み上げられてきた研究に「ちょっと次」を足すようなものとのことです。
それを示すことができる「研究テーマ」を作るためには、当たり前ですが先に行われいる研究内容を知らなければなりません。
そして、それによって、既に解決済みの問題かどうかも(調べた限りで)一応はわかる。
先行研究の調査は研究計画作成には必須です。もちろん、分野によって程度の違いはあると思いますが、やらないという選択肢はないと思います。
つまり、ここに時間をかけないといけないということです。
次回はわたしがどうやって先行研究を調査したかをお話したいと思います。
内容がどんどんニッチになっていく・・・
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