旬杯に応募します 🌻短歌三首🌻
・宵山で 人波に酔い 流れ着く
祇園祭の空に月鉾
(よいやまで ひとなみによい ながれつく
ぎおんまつりの そらにつきほこ)
・あみだくじ 陽炎の路地 東入ル
暖簾に合掌 きななのアイス
(あみだくじ かげろうのろじ ひがしいる
のれんにがっしょう きななのあいす)
・ベッド下 斧持ち潜む男あり
百物語 受けて立つ夜
(べっどした おのもちひそむ おとこあり
ひゃくものがたり うけてたつよる)
🌻
一首目……祇園祭の宵山で、通行規制のある中、人波に押されながら山鉾を見て回りました。
仰ぎ見た空には三日月…ではなく、月鉾が。
二首目……碁盤の目の京都の路地を真夏に汗だくになりながら彷徨い歩き、やっと見つけたお目当てのアイス屋さん祇園きなな。
三首目……一人暮らししていた学生時代。帰り道で先輩から聞かされた斧男の恐怖話を信じ、家に着くなり
「こらー!いるのはわかってるぞー!おとなしく出てこんか~い!」
とクローゼットや浴室のドアを開けて回りました。
ベッド下に隠れているということでしたが、うちのベッドはロフト式なので、いたとしても丸見え。
🌻
宇宙杯の応募以来、旬杯で二度目の参加です。
いつもはみなさんの句におおっ!✨️となりながら投票する側でしたが、凍結前最後の大会と知り、自分も参加させていただきたくて、短歌に挑戦しました。
よろしくお願いします。
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