帆立貝とヤタガラス。|このnoteの使い方
皆さんこんにちは。
サンティアゴ巡礼路と熊野古道が結んだ姉妹道提携をもとに、スペインと和歌山との交流を深めるため活動している「LOS CAMINOS 〜ロス・カミーノス〜」と申します。
(ぜひ親しみを込めて〝ロスカミ〟と呼んでください。)
今回は、初めてこのnoteをご覧いただいた皆さんに向けて、
「サンティアゴ巡礼路、熊野古道ってなに?」
「姉妹道はどんな交流をしてきたの?」
「ロスカミはどんな活動をしているの?」
といったポイントをまとめておきます。
参考となる過去記事のリンクも貼っておくので、ぜひそちらもご覧ください。
■ 自己紹介
2021年4月に活動を始めたロスカミ。
理由を簡単に言うと、「コロナ禍で止まってしまった姉妹道の交流を未来に繋げていくために、今できることをやりたい。」と思ったからです。
さらに詳しい活動への想いやこれからの目標などについては、こちらの記事でまとめております。
■ 2つの巡礼道について
スペインのサンティアゴ巡礼路と和歌山の熊野古道は、1998年に姉妹都市ならぬ姉妹道として提携を結びました。
その後、世界に2つだけの〝道の世界遺産〟となった2つの巡礼道について、こちらの記事で簡単にまとめています。
■ 姉妹道交流の歴史
・1998年10月
サンティアゴ巡礼路と熊野古道が姉妹道提携を締結
・2010年12月
ガリシア州と和歌山県の間で青少年代表団の派遣開始
巡礼の終着点であるガリシア州と和歌山県との間で相互に代表団を派遣し、文化体験やホームステイなどのプログラムを通じて交流を深めています。これまでに派遣された人数は両県州あわせて200人を超えているそうです。
・2014年5月
サンティアゴ・デ・コンポステーラ市と田辺市が観光交流協定を締結
日本スペイン交流400周年および熊野古道の世界遺産登録10周年を記念して、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市と田辺市が「持続可能な観光地づくり」と 「巡礼文化の世界発信」を大きな柱とする観光交流協定を締結しました。
・2015年2月
共通巡礼制度が開始
サンティアゴ巡礼路と熊野古道の両方を歩き、それぞれの達成要件を満たした人を登録する仕組み。お互いの道の交流を目的としており、これまでに世界中から約3500人が登録されています。(※2020年12月末時点)
・2015年6月
和歌山大学とサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学が提携
それぞれの巡礼道を身近に持つ研究教育機関として、大学同士で連携していくことが同意されました。同年10月には、各大学の観光学研究センター同士も観光研究協力に関する覚書を結んでいます。
・2018年〜2019年
姉妹道提携20周年記念各種イベント
東京でのガリシア州・和歌山県の共同PRを皮切りに、和歌山でのガリシア文化の紹介イベント、サンティアゴ巡礼博物館での熊野古道写真展など様々なプロジェクトが行われました。
■ ロスカミの活動
私たちは、スペインと和歌山との間の交流を深めるための様々な取り組みを行なっていきます。
活動の様子は、随時このnoteでご紹介していきます。
他にも、実際にサンティアゴ巡礼路を歩いてみたり、
スペインと和歌山を繋ぐ方にインタビューしてみたり、
色んな方法で姉妹道を紹介していきたいと思っています。
■ まとめ
サンティアゴ巡礼では、巡礼者は聖ヤコブのシンボルである帆立貝が描かれた石標(モホン)の矢印を頼りに大聖堂を目指します。
また、熊野のシンボルである3本足のヤタガラスも、遥か昔に神武天皇が熊野を訪れた際にその道案内を行ったという伝説があります。
この記事が、皆さんに姉妹道について知っていただく手助けになれば幸いです。
引き続き、ロスカミをよろしくお願いいたします!