見出し画像

私たちが食べているお肉の年齢

私は漠然と食事として供されるお肉は牛にしても、豚にしても、鶏にしてもみな人間でいえば成人した大人のものだと思っていました。

しかしどうもそうではないようです。

孫引きの情報なのでざっくりそんな感じと受け取った方がよいとは思います。一応ネットで自分でも調べてみましたが、月齢や年齢にちょっとずれはあるようなので。

このあとの月数は全て月齢です。

まず牛肉。
子牛肉とよばれているものは、8カ月。生まれてたった8カ月。
通常牛肉と呼ばれているものは生後1年、つまり1歳の牛のもの。
繁殖用の雄は3歳。
乳牛は5歳。
牛の自然な平均寿命は20歳だそうです。
なんかおしゃれなレストランとかで子牛のなんとかって食べたことあるような気がするのですが、もう2度と口にできません。

そして豚肉。自然な平均寿命はやはり20歳。
通常豚肉と呼ばれているものは生後6か月。子牛より若い。
繁殖用のメスで3歳。
繁殖用のオスで8歳だそうです。

次は鶏肉。
自然な平均寿命は10歳。
通常の鶏肉は40日。以前ブロイラーの話をしたことがあるかもしれませんが、確か生まれてから50日で出荷されていました。
産卵用の鶏で2歳。
そういえば、オスのヒヨコは産卵しないという理由で、次々とシュレダーの穴の中に流し込まれる映像を随分前に観たことがあり、絶句しました。

ガチョウやアヒルの肝臓であるフォアグラは生後4か月の鳥たちのもの。
鴨肉は3か月。
これらの鳥の自然な平均寿命は長いと15歳。鳥の種類にもよりますが。
強制的に鳥たちに餌を与えてフォアグラを得る方法は動物福祉の観点から問題視されてきており、EUでは生産や販売を禁止する動きも出ています。


総じて、人間が日常的に食べている肉は、自然な平均寿命からするとかなり若い動物たちのものと思った方がよさそうです。
子どもの動物といっても言い過ぎではないかもしれません。

肉って正直おいしいと思います。私は肉をもう何かに混ざっているのをごくたまに口にする程度で、ほとんど食べませんが、やはり誘惑にかられます。これを書きながら、フォアグラについてちょっと調べましたが調理され素敵なお皿に綺麗に盛り付けられた写真を見て「食べたい」と正直思いました。
それでも肝臓を太らせるために無理やり餌を食べさせている写真も併載されていて、その誘惑を頭から消し去りました。

もし1日100人の人がヴィーガンに変わったとすると、1年で36,500人になります。
日本の小さい市くらいには該当する規模です。

1日たった100人でも、かなりの量の食肉の消費量が減るのではないのでしょうか?
動物たちに優しい食生活。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?