大好きだった本が読めなくなってしまった話。
「私は本が大好き。」
だった。
どうしても過去形になってしまう。
「好きなことはなんですか?」
「趣味はなんですか?」
こんな質問をされたら必ずと言っていいほど
「本を読むことです!好きな本は〜で、、、」などとペラペラ流暢に答えていた。
だけど今、
「好きなことはなんですか?」
と聞かれたら
「•••」
絶対に何も答えられない。
わたしはついこの間までは教師という仕事をしていた。職業柄、本を読むことが多く毎日必ず寝る前には本を読んで寝ていた。
ところがある日、仕事によって精神的、身体的にガタが来てきて何も出来なくなった。本当に何も。
それ以来、「本」、「文章」と言われただけで「うげー」と思うぐらいになってしまったのである。
ちなみにどんな「うげー」な感じだったかというと、
・本を読むもの5分も読めない
・集中力がなく読んでいる時に他のことのこと
考えてしまう
・文章を目で追うものの頭に内容が入ってこな
い
ショックだった。
あんなに大好きで毎日毎日楽しく読んでたのに、、、。
今は体調も少しずつ良くなり、本、文章に対しての「うげー」は和らいでいる。
けど、
「好きなことはなんですか?」
この質問には未だ即答できない。
でも正直それでもいいと思っている。
「無理をしすぎたんだ」
ゆっくりゆっくり自分を取り戻していこう。
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