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チャリティーショップ先進国イギリス・不用品リユースで寄付を!

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英国人の日常に浸透するチャリティーショップ

日本でも徐々に浸透してきたチャリティーショップ。しかしまだ非常に数少ないため、ご存知でない人も多いことでしょう。

チャリティーショップの基本は、不要になった衣類や日用品などを慈善団体に寄付する→その団体が運営するショップで販売→売上げ額から運営コストを引いた金額がその団体のチャリティー活動に使われる、というもの。

英国では100年以上の歴史があり、特に第二次世界大戦直後の物資不足が拍車をかけて全国的に広まったチャリティーショップ。今ではイギリスの商店街を歩けば、必ず一角に見つかるほど一般的です。

チャリティーショップを展開する慈善団体には、赤十字やオックスファムのように日本でも活動しているものから動物愛護や児童救済、またガンや精神疾患などの研究と患者支援を目的としたものまで、実にさまざま。

不用品を寄付したり、それらを購入するだけでなく、ボランティアとしてショップ運営に携わるのもチャリティー支援の一環。

そんなチャリティーショップが英国内に約10,000店もあるのだから、やはりこの分野では先進国と言えるでしょう。

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中古品がメイン、新品同様やヴィンテージ品も!

初めてチャリティーショップに入ってみた人は、まず豊富な品揃えに驚くはず。

衣料品、生活雑貨、本やDVDに玩具、育児グッズやペット用品・・・と家の中にあるモノすべてが揃っています。

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基本的には家庭からの不用品という性質上により中古品が多いものの、実は新品同様だったり値札が付いたままの未使用品まで、その状態はさまざま。

たとえば誕生日やクリスマスにもらったけど好みじゃないとか(プレゼントあるある?笑)、バーゲンなどで子供や伴侶に買ってきたのに本人たちが気に入らなかったり、と新品のまま放出する人も多いんですね。

かく言う私も似たような理由でチャリティーショップに品物を寄付した経験があるので、よーく分かります!

また根気よく探せば、たまに素敵な年代物の食器やアクセサリーなどの掘り出し物に出会うこともあり、ヴィンテージ・ファンにも根強い人気があるようです。

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断捨離に活用&リユースでサステイナブルな社会に貢献!

もちろん英国でも従来より、不用品をカーブーツセールと呼ばれるフリーマーケットに相当する場所で売る人も少なくありません。最近はeBayなどオンライン販売も急増していますね。

しかし少額利益のために梱包・郵送などの手間をかけたくない場合や、断捨離や引越しなどで大量に放出したい場合には、ひとまとめに引き取ってくれるチャリティーショップは実に便利。

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そして購買する人にとっても、必要なものが破格の値段で入手できるのは大きな魅力です。

とくに本やDVDのように一回読んだり見たりしたら不要になるものや、子供の成長とともに買い替える必要のある服や玩具などは、その代表格。

また中古品や服をアップサイクルするための材料を探したり、学校のイベントや演劇で1回しか使わない衣装や小道具を調達する場所としても活用されています。

使い捨ての消費習慣から、サステイナブルな社会を目指す今。

リユースで慈善活動に寄付できるチャリティーショップ、日本にもどんどん浸透して欲しいですね!






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