【随想】Murder Most Foul


読んでいる小説は
心理描写が多い

手を替え品を替え
事細かに記述される心理描写

果てしない道のり

登場人物同士の会話はほとんど行われない
ライトノベルとは大違いだ

主人公の
心の声が
読者に延々と共有されていく

レトリックが凝らされすぎていて
もはや何を言っているのかわからない

完全にわかろうとしたら1ページ読むのに
数日かかってしまうだろう

なので、楽に気にせず読んでいると
なかなか登場人物たちの絵が浮かんでこない

大量の心理描写から形作られた
肉体のない「幽霊」が
頭の中に浮かんでいる

不気味である

最近は
コナンを読んでも
なぜこの人が犯人なのか
さっぱりわからないまま事件が解決することが多い

どうやら眠りの小五郎状態で
漫画を読んでしまっているらしい

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