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今の時代のリーダーシップ論その4~いきなり大失敗!~
と言うことで、令和の十代に向けてリーダーシップを説くべく、まずは授業のテーマ選定に取りかかった。
かなり地道ではあるが、まずは彼らに知識を身に付けさせねば(YoutuberとゲームとKpop以外ほんっっっっとうに何も知らないので…)。
テーマ選定
今後の社会を担う若者はどんな知識を身に付けておべきだろう。
プログラミング
金融
政治・経済
国際紛争
宗教
SDGs(環境)
AI技術
などなど…
いろいろあるのだが、当時地震が頻発しており、中学生が身近に感じられる時事ネタとして「自然災害」を最初のテーマとして選んだ。
狙いとしては、【日本の災害について調査を行い、いかなる時でも正しい知識に基づいた的確な判断・行動ができるようになる】というものだった。
どんな事態に陥っても、科学的なデータに基づき最適解を出すことができ、有事にも動じない凛としたリーダーになってもらおうではないか!
うん。リーダーシップ教育の導入としてはまあまあ妥当だろう(と当時の私は思っていた)。
災害は、この国で生きていく以上、だれもが想定しておかなければならないリスクだ。
全員が自然災害の経験者だし、身近で切実なテーマでもある。
プログラム始動!
私自身様々な資料にあたり、日本の災害の歴史、都市型地震の恐ろしさ、環境破壊と巨大自然災害等など、簡潔にプレゼンし、彼らこのテーマに食いつかせた手応えを得たところで、調べ学習へと進んだ。
調べ学習のテーマは、
・台風(水害)のメカニズム
・地震のメカニズム
・日本の過去の巨体災害
・災害と都市の作り
・復興の段取りと予算
・避難生活体験
などであり、生徒たちはグループごとにひとつテーマを選び、調べてから発表を行う。
大学図書館などから文献を取り寄せ、
防災センターに生徒をつれて行き、
避難所体験や震度7の地震体験、
火災している建物からの避難シミュレーション、
非常食の試食、
住んでいる街のハザードマップの分析
なども行わせた。
なかなかに体験型で、意義深いカリキュラムになったと思った…
…のだが!
大失敗だった!!
まぁ~~~、見事に失敗だった!
どう失敗だったのか、
そしてなぜ失敗したのか、
数え上げればきりがないが、それはまた次回のお話。
長くなってきたので、ここで今日の記録は終了。
つづく(多分)
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