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Dの意志

【概要】
漫画『ONEPIECE』において、ミドルネームに「D」の名を持つ者達が登場する。
彼らは「D」の意志を継ぐ者とされており、その真実を知る者は、かつてグランドラインを制覇し、海賊王と称されたロジャー海賊団のゴール・D・ロジャーとその仲間(レイリーなど)である。

彼らのほかにも五老星の面々やDr.くれは、コラソンなどが「D」の持つ何らかの意味を知っているようであるが、その詳細は明らかにされていない。

サウロ曰く、「D」は先祖代々受け継がれている名前であり、事実ルフィやエース、ドラゴンは親と同様に「D」の名を継いでいる。しかし白ひげによれば、血縁を断てど関係はないという。(実際、彼らのほとんどは出生や出で立ちが異なっている)

世界政府は「D」の名が世間に広まることを避けており、その名を出来るだけ隠蔽しようとしている。(例えば、ゴール・D・ロジャー→ゴールド・ロジャー)
さらに、ロビンは「D」について、歴史に関わる大問題であるとも指摘している。

ドンキホーテ海賊団に潜入していた海兵のロシナンテの話によれば、Dの一族はかつて『神の天敵』と言われていたらしく、ロシナンテは神とは天竜人のことではないかと推理している。

そのためファンの間では、Dの由来は神と対極にあるものとして『悪魔』や『魔王』などが挙げられ、『“D”EVIL(デビル)』『“D”EMON(デーモン)』のDではないか、などという憶測が飛び交っている。
他にも夜明けを意味する『“D”AWN(ドーン)』ではないかという説もある。 (ピクシブ百科辞典より)


人気漫画のワンピースにおけるプロットとは別に、都市伝説として囁かれている「Dの意志」がある。

Dの意志を受け継ぐ秘密結社

かつて、中世ヨーロッパでテンプル騎士団という十字軍の一派が活躍していたが、フランス王フィリップ4世の策略と教皇庁の異端裁判で解散・壊滅させられた。

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そのテンプル騎士団最後の総長=ジャック・ド・モレー(Jacques De Molay)が処刑されると、テンプル騎士団の残党はイギリス(スコットランド)に逃れて石工職人の組合に紛れ込み、やがてフリーメイソンという秘密結社になったという。

フリーメイソンには、ジャック・D・モレーにちなんだデモレー団というヤングだけが所属できる組織があり、かつてそこに入団していたのが、かの有名なウォルト・Dズニーだった。

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ディズニーの一族は元々アイルランド移民であるが、ディズニーはフランスの地名に由来し、ノルマンディーに住んでいたノルマン人の子孫である。(つまりヴァイキング)

ディズニーはプルス・ウルトラのメンバーになり、すべてが可能になる理想の場所「トゥモローランド」を建設。ディズニーランドは、そのトゥモローランドを隠すために存在しているという。

「Plus Ultra」(プルス・ウルトラ。ラテン語で「もっと先へ」)
創設者
・ニコラ・テスラ(発明家。創設者の一人。Plus Ultraの「父」)
・トーマス・エジソン(発明家。Plus Ultra創設メンバー)
・アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル(エンジニア、設計士でPlus Ultra創設メンバー)
・ジュール・ガブリエル・ヴェルヌ(小説家、未来学者)
・ハーバート・ジョージ・ウェルズ(小説家、未来学者)
初期メンバー
・アメリア・イアハート(女性として初めて大西洋単独横断飛行に成功した飛行士。Plus Ultraの1930年代における重要メンバー)
・レオ・シラード(原子爆弾開発に関わった物理学者。Plus Ultraにおいては原子力をエネルギー源として研究したといわれる)
・アルバート・アインシュタイン(発明家。Plus Ultra内では平和主義者として)
・Werner Rotwang(第2次世界大戦前にPlus Ultraを脱退し第三帝国へ?)
・サミュエル・ラングホーン・クレメンズ(マーク・トウェイン。作家)
・オーソン・ウェルズ(1939 Chicago World’s FairのナレーターとしてPlus Ultraに参加)
後期メンバー
・レイ・ブラッドベリ(作家。“ウォルト時代”の最後のメンバー)
ウォルト・ディズニー(テーマパーク界の大物で楽観的未来学者。1964年に開催されたニューヨーク世界博にて、Plus Ultraの秘密通路と噂されているイッツ・ア・スモールワールドなど、多くのPlus Ultra関連施設を秘密裏に制作)

ディズニーの脳の一部は冷凍保存されていて、未来都市トゥモローランドで復活するのだという。
近年、スーパーシティという言葉をよく聞くが、世界の都市計画は、プルス・ウルトラの描いた青写真に基づいているという。人類は「Dの意志」に動かされているのだろうか。

ONE PIECEとの繋がり

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さて、ONE PIECEの物語は只の創作なのだろうか?
ONE PIECEは海賊の話である。海賊といえば、海賊旗「ジョリー・ロジャー」を即座に連想するが、その起源は意外と知られていない。

じつはこのデザイン、「ジャック・D・モレーの復活」を意味しているとされる。
ジャック・ド・モレーは生きたまま火あぶりにされ、残された頭蓋骨と二本のクロスした骨を部下である団員の残党どもが持ち帰った。
『頭蓋骨と二本の骨があれば人はまた復活できる』という信念を掲げ、この頭蓋骨と二本のクロスした骨を復活のシンボルにした。それが海賊旗の始まりだという。

また、海賊旗と同じデザインの旗をテンプル騎士団がかつて使用していたという別の説もあるようだ。
神に仕える修道騎士といえども、異教徒には容赦なく襲いかかったわけで、実質的に海賊に近いと言えなくもない。彼らの遺産は「テンプル騎士団の財宝」と呼ばれる辺りも、なんだか海賊くさい。

もっとも「テンプル騎士団の財宝」として有名なのは、イエス・キリストの血を受けたとされる「聖杯」で、それはイエスの血脈を意味しているという。つまり、イエスの血を受け継ぐ者こそ「Dの意志」を受け継ぐ者ということなのだ。

そして、海賊をテーマにした日本の漫画『ONE PIECE』において、最大の伏線とされる「Dの意志」と、テンプル騎士団の「Dの意志」が繋がっていくのである。

フィクションである漫画の世界観は「集合的無意識」から導き出されたものが多く、昔話や神話と類似性を持っている。昔話や神話は、完全なフィクションではなく、過去の歴史上の人物や事件を元に創作されている。歴史は繰り返すとよく言うが、昔話や神話レベルのストーリーは、過去において何度も繰り返され、未来においても繰り返される可能性が高い。つまり、昔話や神話と類似性を持つ作品は、現実世界とシンクロしていてもおかしくないのである。
最近はコロナによるオリンピック延期(中止?)が、すでに『AKIRA』の中で予言され的中したと騒がれているが、ONE PIECEのセカイも現実世界とリンクしているのだ。

ONE PIECEでは、神(天竜人)の天敵とされ、世界政府も恐れるのが、「Dの一族」と呼ばれる人たちである。
まず、貴族や神と対峙するDの一族という構図から浮かび上がるのが、フランス革命である。
主人公のモンキー・D・ルフィーもDの一族なのだが、ルフィーの誕生日は5月5日で、フランス革命が始まった日なのだ

フランス革命を企てたのは、フリーメイソンだと囁かれるが、フリーメイソンの前身が、あのテンプル騎士団だったではないか。
「Dの意志」が巻き起こしたフランス革命で、かつてテンプル騎士団を葬り去ったアンシャンレジーム(王族や教会権力)にリベンジしたというわけである。

Dはデビルやデーモンといった神の敵対者の頭文字を臭わせる。ルフィはルシファーを意味するのかもしれない。
ONE PIECEとは、なかなかグノーシスなドラマなのだろうか?

魔笛に隠されたDの意志

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さて、フリーメイソンだったことで有名なアマDウス・モーツァルトは、自作のオペラ『魔笛』(Die Zauberflöte)で、フリーメイソンの秘密を暴露してしまったため殺害されたという説は有名だ。

その『魔笛』は古代エジプトを舞台に主人公の善悪の価値観が逆転するという話で、ルシファーを主人公にするONE PIECEと共通している。

しかし、この『魔笛』が不思議なのは、主人公の王子タミーノが日本の狩衣(かりぎぬ)を着ている点である。

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狩衣とは平安時代以降の公家の普段着。
タミーノが日本人であるという説明はないし、『魔笛』が作られた時代の日本は鎖国をしているので、ヨーロッパの人々が知る由もない。

じつは、王子タミーノのモデルは聖徳太子だという噂がある。

聖徳太子は天皇になれたのにならなかったし、36人の話を同時に聞くことが出来たりと、かなり不思議な人物であるが、厩戸皇子の由来である馬小屋で生まれたという逸話等から、イエス・キリストとの類似性を指摘する声がかねてからある。
聖徳太子の制定した「冠位十二階」は、キリストの愛弟子「12使徒」の数とも符号している。

一般的には仏教を広めた人物として知られる聖徳太子だが、裏の顔はキリスト教徒だったのか?

いや、もしかすると、イエスの血脈に繋がる人物だったのでは?!

青森県の戸来村には、イエス・キリストの墓があるという。
ゴルゴダの丘で死んだのは弟のイスキリで、本物のイエスは日本に亡命していたというのだ。

イエスの子孫が極東の島国にいるとしたならば、「Dの意志」を受け継ぐフリーメイソンの耳にもそうした情報は入っていたのだろう。
モーツァルトが消された真の理由は、イエスの子孫が日本にいることを暴露してしまったからなのかもしれない。

遺伝子に刻まれたDの意志

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日本人の遺伝子を解析すると、驚くことに「ハプログループD (Y染色体)」と呼ばれる遺伝子グループに分類される。

日本人の約4割がハプログループDで、アイヌや琉球、縄文人に高い割合で示される。(アジア人の多くはハプログループO。弥生人はO)
このハプログループDは、日本列島・南西諸島やアンダマン諸島、チベット高原で高頻度に観察されるほかは、アジア、アフリカの極めて限られた地域で散発的にしか見つかっていない。
D系統は東アジアにおける最古層のタイプと想定されている。
つまり、中国人や朝鮮人とはルーツが違うし、縄文文化の方が大陸の文明より古いということなのだ。

日本人の遺伝子を遡るグレート・ジャーニー↓

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ハプログループDは、今より約7.3万年前にアフリカにてハプログループDEから発生、下位系統のハプログループD1のみが出アフリカを果たし、その後内陸ルートを通って東アジアへ向かったと考えられている。

ハプログループDEはYAPと呼ばれる変異の型に定義される。(YAP因子を持つのはDとEの2グループだけ)

じつはユダヤ人は20〜30%の割合でハプログループEを保有しているらしい。そのため、日本人とユダヤ人は共にYAP因子を持つ共通の祖先を有しているといえるのだ。

ジャック・ド・モレーの真ん中のドはDEと書く。
つまり、Dの一族とは、正確にはハプログループDEを持つ民族のことではないのか?

YAP因子を親切遺伝子と呼ぶ人もいる。
近い将来、Dの意志を受け継ぐ日本人の中から救世主が現れるのかもしれない。

ただし、アドルフ・ヒトラーや、ムッソリーニもハプログループEである。

アメリカを動かすDの意志

アドルフ・ヒトラーの話が出たところで、キン肉マンのブロッケンJr.がどんな格好をしていたか、みなさんは覚えているだろうか。

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そう、帽子に海賊旗と同じドクロマークを見ることができる。これはトーテンコップと呼ばれるもので、ドイツで伝統的に用いられている髑髏を模った紋章である。現代では、特にナチス・ドイツ時代の親衛隊の帽章として知られている。

映画『インディ・ジョーンズ』の中で、ナチスは「失われたアーク」や「聖杯」等の聖遺物を手に入れようと暴れ回るが、実際にナチスの公的機関であるアーネンエルベが考古学的な調査を行なっていたことはよく知られている。
ナチスもまた、Dの意志の力に動かされていたのである。

さらに、海賊旗やトーテンコップと同じ意匠を掲げる秘密結社が存在する。
そのものずばり、スカル&ボーンズだ。
スカル&ボーンズ(以下S&B)は、アメリカのイェール大学にある秘密結社である。

ジョージ・W・ブッシュ(第43代大統領)がS&B出身で、ジョージ・W・ブッシュの父である第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュや、祖父プレスコット・ブッシュもS&Bのメンバーだった。

プレスコット・ブッシュはS&Bでハリマン家の息子ローランド・ハリマンと出会い、銀行家の道を歩み成功する。その後、2人はユニオン銀行の頭取と社長として、ヒトラーの資金援助者だったドイツの鉄鋼石炭王フリッツ・ティッセンと深い関係を築いていく。

歴代のCIA長官はジョージ・H・W・ブッシュをはじめとしてボーンズマンが務めてきた。その他、ボーンズマンは金融、石油といった産業界の中枢だけでなく、国防総省、国務省などの政府機関にも存在している。(Wikipediaより抜粋)

アメリカの政治経済に影響を持つS&Bは、第二次世界大戦中、敵国だったナチス・ドイツに資金援助をしていたのである。しかも、第二次世界大戦でユダヤ人の多くはアメリカに亡命するが、ドイツの優秀な科学技術者が流れ着いた先もアメリカなのである。

インディ・ジョーンズのラストシーンは、世紀の大発見のはずのお宝が、人知れず倉庫の奥に幽閉されてしまう。ユダヤの秘宝も、テンプル騎士団の財宝も、マヤのスペーステクノロジーもだ。
言い換えれば、アメリカの富と繁栄は、海賊行為で得てきた富と繁栄なのではないだろうか?

そして、現在のアメリカの大統領は、Dナルド・トランプ。

先程のワンダーで伝えたとおり、トランプ大統領は、未来人の可能性がある。
つまり、未来の何者かが、世界を改竄するべく過去へと遡った結果、残された痕跡を「Dの意志」として我々は追跡しているのではないだろうか?




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