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【あがり症】”緊張すると早口になる”ことについての考察
あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。
今回のテーマは、
“緊張すると早口になる”
ことについての考察です。
“緊張すると早口になる”
たまーに、耳にするフレーズだと思います。
今回は、それについて考えてみたいと思います。
さっそく、私の実体験エピソードから。
超緊張しぃのワタクシ。
人前で話す練習会に参加しつづけたことで、
何とか人前で話せるようになりました。
以前、そこで”話す速さ”について
考えるキッカケとなる出来事がありました。
それがコレ。
スピーチ練習中に、
思考が追い付かなくなり、
自分が何を話しているのか
分からない状態になったこと。
いわゆる、「しどろもどろ」というやつです。
分かりやすく説明するため、この時の私の状態を
自動車の運転スピードに例えてみます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125012211/picture_pc_6195f6946c9b617b101919f0f4945209.png?width=1200)
こういう状態です。
人が何かを話す前には、思考があります。
しかし、この時の私は、
「思考のスピード」よりも
「話すスピード」の方が早かったということです。
こうなると、自分でも何を言っているのか
分からない状態に陥ります。
この経験をした私は、
自分が早口になっているのでは?
と疑問を持つようになりました。
では、そもそも、なぜ緊張すると早口になるのか?
これは、
1、生理機能の働き
2、思考の働き
の2つあると考えています。
一つずつ説明しますね。
1、生理機能の働き
多くの方が、人前で話す時に緊張します。
そのときの体は、「戦い」や「逃避」に備えて、
力を蓄えている状態なんですね。
具体的に言うと、
心臓がバクバクし、
呼吸が荒くなり、
筋肉が強張るといった具合です。
このように、一種の興奮状態なので、
自然と早口になってしまうんですよね~。
ちなみに、この状態をイメージしにくい方は、
“口論している人(戦闘態勢の人)”を
思い出してみれば分かりやすいかと。
私の経験上、”口論している人”は
普段より早口になっている場合がほとんどです。
つまり、そういうもんだということです。
2、思考の働き
ひらたく言うと、
不安によって、心の余裕がなくなるから。
人前で話している時には、
聞き手の視線がバンバンに刺さります。
こうなると、
人からどう見られているのかと不安になり、
ゆっくり話す余裕が無くなるんですよね〜。
結果的に、
早口にブレーキをかけることが難しくなります。
その他には、”沈黙”や”間”に対する
不安もありますね。
“沈黙”や”間”が生まれて、聞き手から
「ん?ミスってる?」と、思われたくないんですよね。
なので、”沈黙”や”間”が生じないように、
言葉で埋めたくなってしまいます。
その結果、せわしない話し方に
なってしまうということですね。
では、どうすればいいのか?
「ゆっくり間をとって話すこと」です。
「そのままですやん」と、
ツッコミが入りそうですが、ホンマそれだけです。
私の場合、初めは難しかったですが、
意識し続けることで、徐々に出来るようになりました。
これには、大きなメリットがあります。
それは、
「思考のスピード」を
「話すスピード」が
追い越しにくいこと。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125018831/picture_pc_af6ae89c1404ed8821c26f1c803ce89b.png?width=1200)
つまり、「しどろもどろ」に
なりにくいということです。
さらには、
ゆっくり話せている自分を認知して、
安心する(緊張が和らぐ)という効果もあります。
(逆に、早口で話している自分を認知して、
緊張が高まるケースもあります。
“早口になるから緊張する”状態です。)
最後に
私が、人前で話す練習会で学んだことはコレ。
たっぷり”間”をとって話しても、
話を聞く側は、何も違和感を持たないということ。
つまり、”間”や”沈黙”に対する不安は、
自分の思い込みかも知れないということです。
さらには、話を聞く側からすれば、
ゆっくり話してもらった方が内容を理解しやすいです。
ということで、ゆっくり間をとって話すことを
意識してみてはどうでしょうか?
私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。
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