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とりあえず、「PARI」の回/「IWGP」の回

サッカーは負けてしまった。

バタフライエフェクトな1日の中で“ちょっとしたこと”で何かが変わるかもと書いたけれど、その“ちょっとしたこと”が一瞬で結果につながってしまうのがスポーツの世界だ。

細谷の爪先が、ほんの少しディフェンスの前に出ていなかったら……
バーを叩いていたボールが、ちょっとズレて、ゴールネットに吸い込まれていたら……
結果は変わっていたかもしれない。

個人的には……
スペインディフェンス陣もやられたと思っていただろうし、ピッチ上の審判団も疑問に思っていなかったゴールに対して、わざわざオフサイドを取らない方が試合は面白かったんじゃないかなーと思わなくもないのだけれど。

ただ、その細かいVARに助けられたこともあるし、もったいないパスのズレだとか、一歩出足が遅れただとか、スペインの方が決めるべきところでしっかり決めてきたとか、負けは負けである。


……などと考えながら男子バスケも見てしまい、夜更かしをしてしまった。そのせいで、子どもを送り出した後、午前中まるまる寝過ごしてしまった。時間がもったいない。


オリンピックの他の競技も見たいし、「虎に翼」は1週間撮りためているし、「新宿野戦病院」も見たい。バラエティも押さえたい。

読みかけの本と読み待ちの本もあるのに、先日夕方の豪雨の時、雨宿りを理由に入った本屋(←本屋に入ってはいけない)で『バリ山行』を買ってしまっている。

見たいものがありすぎる!


それなのに、さらにもうひとつ見たいものが出てきてしまった。

TVerに上がっている「IWGP」だ。

2000年に放送されたこのドラマを、オンタイムでは見ていなかった。

わたしがきちんと見たのは、大学に進学し、上京してからだ。

授業には出ながらも、行きたい大学に行けなかったことを引きずっていた。まだ何もしていないのに「やりたい仕事につけるのか?」と、ただ不安に思っていた。
深夜になっても眠れない……
そんな時に、真夜中、再放送で「IWGP」を見ていた。

自分とはほど遠いギャングな世界、ミステリーの要素、間に入るギャグ、登場人物それぞれの熱さ。
不安と眠れない気分を忘れさせる高揚感!
狭い部屋で膝を抱えて、夢中で見ていた。


ストーリーを全部知ってからも、レンタルなどで何度も見ている。
もう、あの頃のような不安はない。
やりたいことがあるなら、とにかく行動を起こして経験を増やすしかないことも学んでいる。
「水曜日のダウンタウン」効果で、『忘却の空』歌詞のリスニング能力も上がっている。


あの頃とは違う。でも……
それでもやっぱり「IWGP」のあのヘンな高揚感を求めてしまうのだ。



午後、まとめて見る時間があるだろうか?
部活から帰った子にも、予定を聞いてみる。

「なんで予定を聞くの? 
 何かやりたいことあるの?」

「IWGPを見たいんだよ」

「なにそれ? International World GP ?」

インターナショナル ワールド グランプリ??

ありそうな言葉だけど……

それじゃあ
“国際 世界 グランプリ”
になっちゃう。

名前ばかりデカくて、実態がないっ!(笑)


とりあえず、IWGPは
I 異常に
w わくわくする
GP ギャングピーポー
が出てくるドラマだよ。
と、教えてあげたのだった。


パリオリンピックも、池袋ウエストゲートパークも面白そうなことは全部見ておきたい!


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