Masaki Sakamoto

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マガジン

  • 農×コワーキング

    • 5本

    シグマクシス・グループは、長野県佐久市に新たなコンセプトの拠点「X-base佐久平/Regenerative Farm」を構え、「農×コワーキング」をテーマとした社員参加型のさまざまなプログラムを展開しています。本マガジンは、ここでコンシェルジュを務める坂本が、農を通じてココロとカラダをみつめるとともに、日本の農と食をジブンゴトとする--- そんな思いと活動について綴ります。

最近の記事

Regenerative Farm 奮闘記①

今回は私が Regenerative Farm と名付けた畑のことを書きます。 知り合いの農家さんのツテでお借りした農地は、元々は田んぼで10年以上前から休耕地となっていたところ。 最初に貸主さんのお宅に伺った時、貸主さんから「あそこは田んぼだったから水はけが悪くて、あまり(野菜は)育たないかもしれないよ」と言われました。 知り合いの農家さんからも、 田んぼから畑作に適した地力に転換する必要がある。 水はけが悪いので、排水対策が必要。 地力を上げるために初年度は緑肥を

    • “Regenerative Farm” でいろんなものを「再生」する

      このところ田んぼの除草作業が一段落し、目下夏野菜の手入れ・収穫に追われる日々です。 今回は X-Base佐久平の副題でもある、”Regenerative Farm” について少し掘り下げてみたいと思います。 “Regenerative” という言葉は近年様々なところで目にすると思います。 農業分野で言うと「環境再生型農業」を指すことが多いです。 雑誌 WIRED では、”Regenerative” を 持続可能を目指した「サステナブル」に対し、「リジェネラティブ」は自然環

      • 除草は続くよどこまでも

        1. なぜ田んぼの除草が必要か5月末の田植えから1週間ほど経ち、毎年恒例の除草期間が始まりました。 そもそも田んぼって水が張ってるのになんで除草が必要なんですかね? 上の写真を見ても、稲以外の草は特に生えてなさそうに見えるのですが・・・ でも、除草後の水面の浮遊物をよく見ると・・・ こういうのが実は水面下にいっぱい潜んでで、除草をしないとこいつらがすくすくと成長して・・・ こんなになったり、サイアクなのは、 こんな状態になったりします。ちなみにすぐ上の写真で解説すると

        • 田植えで「ととのう」

          1. 田植えは究極の農 x コワーキングみなさん、田植えっていうと、今でも人が手で植えてると思いますか?・・・そんなことはないです。ほとんどは田植え機という機械で植えています。 このスタイルでも「農 x コワーキング」はできます。苗箱の苗を補充したり、機械で植え残したところを手で補植したり・・・あまりコワーキング感はありませんね(苦笑)。 ということで、今回の「農 x コワーキング」は、ザ・手植えです! ところでなぜこの田んぼは手植えなのでしょうか?理由は3つ。 ①手

        Regenerative Farm 奮闘記①

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        記事

          休耕地を「再墾」して、未来のフードスケープを拓く

          1. X-Base佐久平シグマクシスの坂本正樹です。現在コンサル職は卒業し、“Regenerative Farm Concierge” という肩書で、2023年春から長野県佐久市を拠点に、農と食を起点とした社員向けウェルビーイング・プログラム「X-Base佐久平」の企画・運営を担当しています。 地域の一棟貸しの宿をお借りし、地域の生産者さんを訪ね、そこで採れたものを食事でいただくという試みに昨年度は社員の約1割が参加。好評を博したこともあり、今年度は「農 x コワーキング」

          休耕地を「再墾」して、未来のフードスケープを拓く