見出し画像

退社と引継ぎの挨拶をしたらとても励まされた話(2018年)

この記事をご覧いただきありがとうございます。
わしです。
私は2014年に大学を卒業して社会人になった、
現在32歳、社会人11年目の会社員です。

ちょうど今年(2024年)で社会人になって10年経ちました。
10年の振り返りとしてnoteを開設し、
順番に記事を書いております!

今回は、2018年に入ってから、
お客さんへ私の退社と引継ぎの挨拶へ行った話を書きます!
思い出深くて長くなっておりますが、
是非最後までご覧ください!

↓前回の記事はこちら


担当地区の既契約者に認知されていた

これまでに担当地区を5地区付与されて、
定期的に既契約者の訪問をしていました。

もちろん最初は電話でお断りを受けたり、
訪問しても話を聞いてくれなかったり、
(契約内容の確認すらできない)
まあまあ冷たい対応を受けることが多かったです。

しかし3年目になってくると、
少し状況が変わりました。

季節の挨拶訪問で励ましの言葉をくれた

夏の挨拶でうちわやタオルを渡したり、
年末年始の挨拶でカレンダーや年賀タオルを渡したり、
そういう訪問もしていました。
最初はあまり玄関先で喋ることもなかったし、
すぐに話が終わってしまうことが多かったんです。

それが徐々に、
「あー、わしさん、いつもありがとうね。」
「この前お手紙入れてくれたよね。ありがとう。」
「わしさんも頑張ってね」

という感謝や励ましの言葉に変わっていき、
私のことをちゃんと認知してくれているんだなと思いました。

名前が「保険屋さん」「〇〇生命さん」から
「わしさん」のように、
私の名前に変わっているのが大きかったかな。

中には私の名刺を見て、
下の名前で呼んでくるお客さんもいました。
お客さんの中には私が孫くらいの年齢でもあるので、
より親しみがあったのかもしれません。

私自身、同居していた祖母が認知症になっていて
もう名前を呼ばれることもなかったので、
高齢のお客さんから下の名前で呼ばれたのが
本当に嬉しかったです。

あとは名前の漢字を気に入ってくれた女性のお客さんが
「すごい綺麗な名前だね」
「わ~かわいい名前」

と言ってくれたのもとても嬉しかったです(^▽^)

時々訪問すると、
「上がって行って!お茶しよう!」
とお客さん夫婦と一緒に、
1時間ほどおしゃべりすることもありました。
全く成績には繋がらなかったけど、
こういう交流もとても楽しかったです^^

給付金請求の対応もしていた

ケガや病気で入院や手術をしたお客さんもいたので、
その連絡が入るたびに訪問をして手続きの対応をしていました。

それまで訪問してもなかなか、
契約内容の確認すらできなかったお客さんが、
この訪問を機にいろいろと喋るようになったので
訪問対応してよかったと思います。
別に給付金請求なんか、
郵送でもできるんです。

それでもお客さんは訪問対応を選んでくれたので、
定期的に顔を出すだけ出しておいてよかったです・・・(笑)
このお客さんも、
「いつも来てくれていたね!」
と私のことを覚えていてくれました。

引継ぎの挨拶はスムーズに行った

手紙を約70通すべて手書きにした

私の中ではどうしても、
今まで訪問したお客さんにはきちんと挨拶をして、
後任を紹介してから退社したい
と思っていました。

やっぱりいきなり
「新しい担当の〇〇です!」
と訪問されるのもお客さんが
”またか・・・”となってしまうのも
かわいそうだったから。

そのため、
担当者変更の手紙を
1人1人すべて手書きにして、
封筒に入れて後任の人と一緒に訪問しました。
訪問して会えたらその場で私の退社の件と、
後任者を紹介して手紙を渡しました。
もし不在であれば、ポストへ投函して
後日電話を掛けてお礼のあいさつをしました。

手紙は合計で70通近く書いたと思います。
空き時間に支部で書いたり、
ガストで昼食を取った時に何枚か書いたり、
あとは帰宅してから書いたり・・・。
私の趣味の一つに文通がありますが、
それでも一度に便箋70枚を一気に書くなんて
したことがないです(笑)
※あと同じ文章ですし

実際に書いた手紙の下書き。
これを見ながら清書してました。

わずかな時間で引継ぎしたけど誰も怒らなかった

後任者と一緒に担当地区のお客さんの家を回って、
会えた人には後任者を紹介しました。
私が辞めるのを残念がる人もいました。

一番懸念していたのは、
また担当者変わるの???とか言われること。

でも、
会えた人たちの中でそういうことを言う人は
誰一人いませんでした。
むしろ
「挨拶に来てくれてありがとう」
「これからも頑張ってね」

と、言ってくれたので本当によかった・・・。
後任者も最初から顔を合わせられたので、
活動はしやすくなったかな。

一人、ケータイのショートメールで
「担当者変更のお手紙受け取りました。
 次の担当は〇〇様ということ承知いたしました。
 お世話になりました。」

と、ご丁寧に連絡をくれました。
日中会うのが難しいお客さんだったのですが、
このように連絡をもらえてよかったです。

担当職域で名刺交換会をしてくれた

↑の記事にも登場した職域の会社の支店長へ、
私が退社することと後輩が新担当となることを報告したら、
なんと営業部の人を対象に
挨拶&名刺交換会を開催してくれました(笑)

元々数か月前から後輩とペアで訪問していたので、
二人してこの神対応にびっくり。
保険に入る入らないに関わらず、
お互いが顔なじみにもなれたし、
後輩もこの職域へ行きやすくなったので
とてもありがたかったです。
ほぼ毎日のように訪問していた会社でもあり、
印象良く思ってもらえたことが本当に幸せでした。

担当地区のお客さんとのエピソード

初契約のおばあちゃん

↑の記事で初めてお客さんになってくれたおばあちゃんです。

本当にいつもハキハキ喋っていて、
顔もとても綺麗にしている方でした。
定期的に訪問して話している中で、
元気を保つ秘訣を教えてもらいました。
ヨガへ通ったり、
友達とモーニングやランチへ行ったりすること。

体も心も刺激を受けるので、
確かに元気でいられるかも・・・!

親友の結婚式へ行く話をした時に、
良かったら使わなくてもいいから持って行って!
と言われて受け取ったネックレスがあります。

立派なデザイン。

結局買ったパーティドレスに、
ビジューが付いているタイプだったので
ネックレスを使うことがなかったのですが、
とても綺麗なので大切に保管しています。

このおばあちゃん、今も元気にしているかな?

裁縫好きなおばあちゃん

↑の記事で新しい地区で契約をもらったお客さんです。

定期的に訪問していて、
いつも励ましの言葉を掛けてくれた方です。
よくハンドメイドの巾着やティシュカバーを
プレゼントしてくれました。

わんちゃんがかわいい♡

サイズがちょうどよくてこれに
USB-Cのケーブルや変換器を入れて
遠出するときに持ち歩いています。
家では机の上に置いてあります。
作りがしっかりしていて、ず~っと使ってます。

老老介護の大変さを教えてくれたおじいちゃん

二世帯住宅に住んでいる既契約のお客さんの旦那さんです。
基本的にはおじいちゃん世帯はおじいちゃん世帯での
老老介護でした。
かなり高齢の方でしたが、
おじいちゃんも大好きな奥さんのために介護をしていました。
ただ、おじいちゃん本人の体にも限界があるといい、
いろいろ話を聞いていると、老老介護の現状も厳しいな・・・
とも思いました。
なかなか聞けないお話でもあったので、
私もすごい真剣に聞いていました。

奥さんの保険を担当していましたが、
それ以外でも保険に関しての質問や相談をしてくれました。

退社の挨拶で訪問をした時には、
「わしさんがもっと担当でいてほしかったよ」
という言葉をもらいました。
今でもこの時の状況、浮かんできますね。
玄関先の門のところで最後にかけてくれた言葉です。

筆談でいっぱい話をしたお客さん

↑の記事で、筆談で話したお客さんです。

基本的に訪問時はこのお客さんのお母さんも同席してくれました。
普通に喋るよりも、伝わるまでに時間がかかったり
ちょっとしたニュアンスが伝わりにくかったりするので、
分かりやすい書き方をしないと・・・という
言葉の壁が大きかったです。
あと、保険の知識や商品知識もしっかり頭にないと
文字に起こして書くことすらできないので、
かなり難しかったです(笑)

退社の挨拶訪問で手紙を渡したときに、
その場で手紙を読んでくれました。
そしてしばらく待っていたら、
「ありがとうございました」
と最後にメモに書いてくれました。
(他にも少し書いてあった)

このお客さんのお母さんも、
「大丈夫。わしさんならどこでもやっていけると思うよ」
と言葉を掛けてくれました。
いやでも本当、筆談する機会なんてほとんどないし、
このお客さんのおかげで貴重な経験ができましたよ。

お店を経営していたおしどり夫婦

夫婦でお店を経営していたお客さんがいました。
契約者はご主人でした。
しかしこのお客さんががんにかかってしまい、
闘病しながらお店を経営することに。

私も時々営業時間に訪問しに行っていましたが、
ある日お店に貼り紙があり、
『主人の病気のため、閉店します』
そんな感じで書いてあったと思います。

まじか・・・。
とお店の前にいたら、偶然奥さんが出てきて、
「ちょっと主人の保険について教えてほしい」
と相談をされました。
保険の内容については、
奥さんへも説明できるようになっていたので、
その場で用意できる資料を使って説明しました。

そのあと、一度だけ奥さんと一緒に病院へお見舞いに行きました。
どうやらご主人は若い女性を見るとニコニコ笑っているそうで、
私にあった時もとてもニコニコしていました(笑)
奥さんも「ほれみろ!w」という感じで、
とても嬉しそうに笑っていました。

そのお見舞いに行ってから約2か月後、
ご主人は息を引き取りました。
会社に死亡の連絡が入り、
訪問依頼でこの報告を知った時は本当に残念でした。
死亡保険金の手続きで訪問をして、
一通り手続きが終わった後に、奥さんから
「よく(お店に)来てくれていたから、
最後にお線香をあげて行ってほしい」

と言ってくれたので、
一緒にお線香を上げました。

実はこの死亡保険金の手続きが、
私が退社する前の最後の仕事でした。
この奥さんからも感謝の言葉をたくさんもらいました。
あの時訪問して、会っていてよかったし、
ご主人のお見舞いにも一緒に行けてよかったと。
なんか、
成績とかは無しにして、
この仕事も悪くはないよな・・・なんて思いました。
むしろ本来の保険の目的果たしてますもんね。


お客さんとの人間関係、
きちんと築き上げておいてよかった・・・。

もっと成績を上げられればなぁ~とも思いましたが、
お客さんと会えないことには始まらないし、
人間関係もできていないと信頼なんて生まれないし。
大変な仕事だったけど、
これも楽しかったな・・・。


さて次回は、最終出社日の話を書きます。
他にもいろいろ話はあるのですが、
それについてはまた別の記事にまとめます。

それでは次回の記事もお楽しみに!
スキ♡やフォローもお待ちしております!!
noteも毎日投稿を意識してます♪
Twitter(旧X)※逆逆ゥ
もやっておりますので、
是非フォローをお願いいたします!!

https://twitter.com/note_washi10



記事を読んでいただきありがとうございます😊 ぜひサポート、よろしくお願いいたします! いただいたサポートは、今後のクリエイター活動費に使わせていただきます!