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Mikkeller(ミッケラー)が飲めます
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仕事の合間に
札幌の繁華街・狸小路5丁目のビルの谷間に、ポッカリと空いたスペースがあります。もともとはJRAの場外馬券場があった場所ですが、そのエリアが期間限定で開放され、「空き地」という名のフリーダムなスペースとして運用されています。
2024年6月某日、札幌もようやくグンと気温が上がってきまして、拙著『ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー』の出版社である亜璃西(ありす)社さんで打ち合わせを済ませ(スキあらばPR)、ちょっと時間が早いながらも軽く一杯引っかけようかという気分に。フラフラと立ち寄ってみました。
スコンと空が抜けた一丁角には、芝生風のチェアやクッションが何となく並べられていて、老若男女が思い思いに寝そべったり、ダベったり、ただ単にボーッと佇んだりしています。いいですね。
コンテナのブースが2、3軒並んでいますが、そのうちの一つが「Mikkeller空き地」。デンマーク発のクラフトビールブルワリー「Mikkeller(ミッケラー)」のビールを提供中です。おおっ
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ボディがしっかりした香り高い一杯で大満足
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実は北海道は寒いからなのか、もともと角打ちや立ち飲みの文化がさほど発展してこなかったのですが、最近ではこうしたビアバーやスタンドバーを中心に、ササッと1、2杯、気軽に立ち飲みできるお店が増えてきました。札幌中心部を観光していて「お店を予約するまでもないんだけど、ちょっとひと休みしたい……」という方にも、うってつけの穴場的スポットです。
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以下、ミッケラーと狸小路について簡単にまとめましたので、興味のある方はぜひ。
●デンマーク発のクラフトブルワリー「ミッケラー」
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クラフトビール界のパイオニアの一つと称されるデンマークの首都コペンハーゲン発のクラフトブルワリー。創業は2006年で、創業者のミッケル・ボルグ氏とクリスチャン・ケラー氏の名前にちなんで「ミッケラー」と命名されました。名前合体方式。
最大の特徴は、特定の醸造所を持たないファントムブルワリーであること。自国デンマークをはじめ、ノルウェーやスコットランド、アメリカなど、各地のマイクロブルワリーの醸造設備を使って醸造しています。
自前の醸造所を構えてしまうと多額の資金が必要となること、さらには経営の安定化のために売れ筋の銘柄を造らなければならないことなど、どうしても運営面での制約が課せられますが、彼らは品質重視かつ実験的なスタイルを貫くために、このスタイルを採用しています。
そうか、原理的にはレシピと材料さえあれば、世界中で醸造できますもんね。日本とも関係が深いそうで、ラーメン屋さんとコラボしたり(!)、「ミッケラートウキョウ」(https://mikkeller.jp/ja/)などの常設店も営業しています。
なお、ポップなイラストが目印の缶ビールはネット通販などで入手可能です。
●札幌狸小路(たぬきこうじ)商店街
観光で北海道でお越しになったり、札幌の街歩きを楽しんだりしたい方向けに、少々解説を。
正式名称「札幌狸小路商店街」は、札幌中心部の大通公園とすすきのの間に位置する天井付きのアーケード街。住所で言うと、札幌市中央区南2条または3条西1丁目~7丁目にあたり、東西約900メートルにわたって約200店のさまざまな店舗が軒を連ねる、北海道最古の商店街の一つです。
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発祥は1869(明治2)年、明治政府が開拓の拠点となる「北海道開拓使」を札幌に置いたことをきっかけに、現在の狸小路2丁目・3丁目あたりに商家や飲食店が増え、明治6年頃にはその一角が「狸小路」と呼ばれるようになったとされています。
さてその名の由来ですが、当時、その辺りに出没する「白狸(白粉をつけたいわゆる私娼)」たちが、道行く男たちを引き込んではフトコロがすっからかんになるまで金を巻き上げた、という逸話にちなんでいます。
明治の男たちもやっぱりそうか!という感じですが、その後「すずらん小路(鈴蘭灯が由来)」に改称しようという動きがありながらも、結局「狸小路」の名称で150年超にわたって地元民からも愛されてきたんですね。
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札幌の中心部にあるだけに、時流に合わせて、店舗はどんどん入れ替わります。現在はインバウンド向けの薬局や土産物店、飲食店などが多く、特に3〜5丁目は外国語の話し声に取り囲まれて、エキゾチックな異国の様相に。
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私の感覚ですが、1〜2丁目、そして6〜8丁目の狸小路から少し入った路地裏には、地元民も通う個人経営のいいお店がたくさんあります。飲み歩きにはうってつけですよ。
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「取材」と称し、この時間から飲んでしまいました。気温のせいです
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