You Are What You Eat ~あなたは食べたものでできている~
ヒンチリフ真砂代(まさよ)さん
出身地:北海道札幌市
職業:栄養療法セラピスト/ 子ども分子栄養学アドバイザー / マヤ暦アドバイザー
ー 英国に来た経緯と理由は?
最初は語学留学でした。イギリスの音楽が好きとか、サッカーが好きとか全くなかったけれど、海外に住んでみたいという思いはありました。一人旅でイギリスを訪れた時にビビッと来ました。田園風景が北海道のと似ていて、ここなら住める!と直感で来てしまいました。
その後、ビジネススクールへ通ったり、国際結婚したり、日系の旅行会社で働いたり、ロンバケしたりしましたが、大学の修士課程付き専門学校で4年間みっちり栄養療法を学び、今はセラピストとして活動しています。
ー 英国での活動について教えてください
栄養療法セラピストとして自宅でヘルシーランチ付きの栄養療法講座を開催していましたが、高齢妊娠、高齢出産でしばらく育児休暇を取っていました。その間、ロックダウンがあり生活スタイルなど変わりましたが、息子が保育園に行けるようになったので少しずつ自分の時間も取れるようになり、講座を再開しました!
ー 英国に来て「栄養療法」を専攻したとの事ですが、何かきっかけはあったのですか?
きっかけは、夫のグルテンアレルギー症とうつ病です。2つの病気になったのは関係性があるのか知りたかったし、薬ではなく食事で改善していけたらと思って、栄養療法のコースを専攻しました。勉強していくうちに、カロリー計算が主の日本の栄養学とは全く違い、予防医学とも言われる栄養療法の世界に魅了されて栄養療法セラピストになりました。
アレルギー症とうつ病が関係性があったとわかった時は、やっぱり!!と。一人ガッツポーズでしたよ。(笑)
ー英国の好きなところは?
古いものを大切にするところ。カバンや靴などもお気に入りのものは修理に何度も出して使い尽くす!といったところがシュールでキュンときます。
また、ナショナル・トラスト¹ や英国王立園芸協会が運営する庭園など、自然がいっぱいで歴史も感じられ、子供も大人も楽しめるスペースがたくさん点在しているのも好きです。ベビーフレンドリーなところは最高です!
¹ 歴史的建築物の保護を目的に設立されたチャリティー団体
世界遺産「ブレナム宮殿」にて息子さんと。年間パスがあるなど、気軽に世界遺産に触れられるのもイギリスの魅力。
ーどんなところに「ベビーフレンドリー」を感じますか?
地下鉄やバス、レストランやカフェなど、どこでもベビーには優しいです。バスに乗っているときに息子が泣いてしまったのですが、乗客の一人があやしてくれて泣き止みました。地下鉄でもベビーカーを押していたら階段のところで声をかけてくれて、一緒に運んでくれました。
それと、オムツ交換場所が日本だと女性トイレにしかないのですが、イギリスは男性トイレにもあるのが驚きでした。ファミリールーム(家族全員入れて、オムツ交換できる場所)みたいなところが充実しているのも、お出かけの時には安心ですね。
ー北海道の好きなところは?
「なんもなんも〜」と言える大らかな道民性が好きです。あとは、大自然。特に十勝地方(両親の故郷)に行くと癒されるし、心が落ち着きます。
ー十勝のおすすめをおしえてください
十勝ではないのですが、以前、富良野に住む叔父が連れて行ってくれた美瑛にある「だいまる」というところが印象に残っています。
そこの名物は美瑛カレーうどん。うどんの小麦は美瑛で作られたもの、付け合せの野菜は美瑛で採れた野菜とこだわりのあるお店でした。
私は、ラーメンのつけ麺を食べましたが、それもとっても美味しかったです。
ー 英国で苦労したことをおしえてください
一人に聞いても正確な情報を得られないこと。そして聞いた人数の分だけ情報がバラバラでどれが本当なのかわからないこと。
銀行の電話窓口の人が早口すぎて全く英語がわからないこと。それからこれは今もですが、我慢が続くこと。ボイラーが壊れた時には真冬の寒い中、1週間ほど暖房なしで過ごしたことも。工事関係は3週間で終わる、と言っていても3〜6ヶ月かかる・・・とにかく、待つ、待つ、待つ・・・待つのみ!!!
ー 昨年からのコロナ感染拡大、そして今年から英国は本格的にEU離脱となりました。生活の変化や今後への期待などを教えてください。
お陰様で現在まで家族共々、元気に過ごしております。ロックダウンの時は、小さい子供がいたので最初は大変でしたが、慣れてきてからはソーシャルディスタンスが心地よくなってきたくらいです。
でも、講座を再開するにあたり、コロナ禍の中で(または制限がある中で)どんな風に開催していくか悩んでいたことがありましたが、「オンラインで開催する」という副産物を頂きました。そういう意味でロックダウンの経験が感謝に変わりました。
ー 最後にPRやメッセージをどうぞ!
この9月から栄養療法講座を再開しました。これからコロナと共存の時代がやってきます。コロナに負けない免疫力はもちろんのこと、ワクチンを接種してもその後の食生活が大切になってきます。
37兆個の細胞を見直し、新たな健康法を目指してみませんか?
基本は5つの講座「炭水化物の選び方&食べ方」「脂質栄養学」「ビタミン&ミネラル」「腸活」「断食」になります。そして自分自身の不妊治療、高齢妊娠&出産&子育ての経験を生かし、同じように不妊治療や子育て中のお母さんを応援したく、今回から「子供のための栄養療法講座」を新たに開設しました。講座の詳細は、下記のブログをご参照ください。
https://richaswife0822.hatenablog.com/
過去の腸活講座より。自家製酵素ドリンク、サ―モンとマグロのユッケ丼+ひよこ豆と発芽玄米ご飯(自家製醤油麹使用)、大豆入りひじきの煮物、マヨネ―ズなしさっぱりコ―ルスロ―、具だくさん根菜の味噌汁(自家製味噌使用)
※こちらはオンライン講座ではご案内していないメニューですが、オンライン講座の受講生で、ご希望の方にはレシピをお渡しいたします
編集後記:
コロナ収束後の生活について、いろいろ問われるようになってきましたが、ワクチン接種や薬の開発も大事ですが、「個々の免疫力を高め、健康を維持すること」が、これからの生活ではより重要となってくるのだと思います。「You are what you eat(あなたは、あなたの食べたものでできている=健康は食べ物で決まる)」ー真砂代さんのお話しで、この名言を改めて思い起こしました。
コロナ禍で自炊をする方も増えたことと思います。真砂代さんの栄養講座で、より美味しく、健康な食生活を目指してはいかがでしょうか。
真砂代さん、ご協力ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?