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そんなに頑張らなくていいんじゃね、と私は思うのです。~私の就活体験記~

こんにちは。沙耶です。

この前もつぶやいたのですが、

みんな、就活に向けて動き出すの早くないですか? 

22卒だけではなく23卒、24卒という言葉を見つけてびっくりしてしまいました。確かにこのコロナ不況下での就活は不安だと思います。けれど、さすがに早すぎないか、と。早くていいこともたくさんあるとは思いますが、なんだろう、大学って就職活動のためのものなんですかね。その大学でしかできないことをもっとしたほうがいいと私は思うのです。


noteで就活の記事を読むと、1年生からインターン参加など大学入学した時から就活に向けて精力的に動いている方が圧倒的に多い。就活を始める前の私はそのnoteを読んで、絶望しました。やっぱり早くから就活に向けて動いていないと就職できないんだ、って。

しかし、全然そんなことないのです。私はすでに大手企業の内定をいただいていますし、私と同時期に就活を始めた子たちも内定をいただいています。

就活を始めるにあたり、就活関連のnoteを読んでいる過去の私に向けて、また、私のような人に向けて、実際の私の就職活動について書いていこうと思います。

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私が就職活動を始めたのは今年の1月でした。夏にインターンに行く子たちを横目に、特に何も行動することなく1月を迎えてしまっていました。12月にサークルを引退し、そろそろ就職活動に向けて動かなきゃな~なんて考えてはいるけれど特に行動することもなく。というか何から始めたらいいかわからず、とりあえず相談をしに、学校のキャリア相談の予約を取りました

そんな私を対応してくれたのはおじいちゃんの先生でした。就活始めなきゃいけないけど何から始めたらいいかわからないという私に、「とりあえず合説いったらいいんじゃね、就職できなくてもうちでどうにかしてやっから安心しな」という優しい言葉をくれました。「あとマイナビとリクナビは登録しとけ」と言われたので登録し、マイナビの合同説明会に行きました。

就職する場所はなんとなく東京と決めていたので、東京の合同説明会に行きました。どうせ東京に行くんだし、と思い東京に住む友達と遊んだり、マッチングアプリで知り合った東京の人に会ったり食事をしたりしていました。この辺のことはまたnoteに書きたいと思います。


この時は不純にもこちらが目的でした。笑

東京の人と遊ぶついでに合同説明会を予約し、説明を受けたらもらえるグッズを目的に色んな会社の説明を受ける。ここなんかおしゃれだな、とか、ここの人事の人イケメン・美人だな、とか、たくさん人いるから話聞いてみるか、資料おしゃれだから聞いてみるか、とか、とにかく業種問わずなんでも説明を聞いてみる。それによってなんとなく自分の中で譲れない条件がわかってくるようになります。なんとなくでいいんです。ほんとに直感。なんとなくこれは嫌だなとか、ここいいな、とか。説明を受ける途中直感的に思ったことをメモしておいて、帰りの電車や寝る前に「何で嫌だったんだろう?」と考えて、嫌だと思った理由を明らかにしていくことによって、自分が働く上で譲れない条件というものが出てきます。

私が見出した「譲れない条件」は、女性でも長く働き続けることができる、AIにはできない仕事、あなたでよかったといわれる仕事、人や人の人生に関わる仕事、です。これが就活の面接でよく聞かれる「就活の軸」になります。

人によっては合同説明会に行く必要はないという人もいます。私は合同説明会を「新たな企業に出会う場所」だと思っていました。自分で調べているとどうしても視野が狭まってしまいますが、合同説明会は色んな企業が嫌でも目に入るので、新たな発見も多いです。

こういった軸や、説明会を受けて「いいな」と思った企業の説明会やインターンに行き始めたのが2月ごろでした。私は説明会よりインターンによく行っていました。インターンは大体説明会とセットになっている場合が多いですし、一次選考や試験免除など特典盛りだくさんです。同じ業界を志す仲間とつながることができる場所だったので、積極的に行くことをおすすめします。

インターンに行きながら同時に自己分析を進めていました。自己分析は人生の分析だと私は思っています。生まれたときの周りの環境や小さいころの出来事を書きだしながら、「なぜ?」と自分に問う作業を行います。なぜこの行動をとったのか。なぜ○○を始めたのか。そうやって問うていくことによって自分の行動パターンであったり思考回路がわかるようになります。あとは、面接でよく聞かれる質問の回答集を作りながら、「なぜ」を問い続けること。そして、それを文章にしておくこと。これによって、実際の面接で「なぜ?」と聞かれたときにすらすらと答えられるようになります。

このくらいの準備を3月、4月までにやっておくと楽になります。

インターンに行って雰囲気などを見て、少しずつ受ける企業を絞っていき、選考に進むところは選考に進んでいきました。これが三月ごろ。少しでもいいなと思った企業はとりあえず受けてみていました。本命の企業の面接練習にもなるからです。

受ける企業の企業研究はHPを見る、IRを読む、企業が求める人材に合わせたエピソードを自分の人生の中の出来事で見つけて話せるようにしておく、くらいです。あとは企業のHPに出てくる社員を真似る。笑 やっぱり自分の会社に合っているか合ってないかは、企業に似た雰囲気の人間であることだと思うので、メイクや髪形を変え、合うようにしていました。業界研究や他社比較はあまりしなくても大丈夫でした。

4月、5月はコロナウイルスの影響で選考がオンライン化しましたが、ここまで準備しておくとあとはらくちんです。

今は大手2社に内定をいただいていますが、自分に合った企業ではないなと感じているので、就活を続けています。

私が就活をしていて思ったのは、面接で落ちる=あなたが悪いわけではないということ。ただ合わないんだ、と思います。就活はある意味ご縁でもあるので、合わない企業は自然と落ちる。だから面接で落ち続けている、という人はほかの業種を見てみたり、キャリア相談に行って合いそうな業種を探してもらうなどしてみるといいのではと思います。

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ここまでが私の就活体験談でした。自分がこうだったから必ずしもそうではないというのはわかっているのですが、早くから動いている人々を見ると、そこまでしなくてもいいんじゃないかな、と思ってしまいます。

なぜその大学に入ったのか。思い返してみてください。こういうことを勉強したい。あの憧れのサークルに入りたい。それを叶えるためにその大学に入ったのではないでしょうか。

面接の質問は大抵大学時代のことを聞かれますし、もっともっと大学生活を楽しんでほしい。就活終わってからでいいや、なんて思ってしまう人もいるかもしれませんが、社会人になって大学生のように遊んだり騒いだりするのって、とても難しいものですよ。

だからこそ、そんなに頑張らなくていいんじゃね、と私は思うのです。

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