【英語】英作文基礎徹底攻略~時の感覚~
はじめに
大学受験での英作文は特に浪人生と現役生の差がつきやすいと言われています。浪人生は現役生と差をつけるために、現役生は少しでも他の現役生と差をつけるためにこの記事を読んで参考にしてください。最後には例題とその解答もあるのでチャレンジしてみてください。このセクションでは最も大事である「時の感覚」を一緒に掴んでいきましょう。
時制(tense)と相(aspect)について
文章には時の流れというものが存在します。文頭には、過去、既知の情報が来るのです。このことを踏まえるだけでも自然な英語に聞こえるようになります。
時制とは、発話時点から見た関係を表し、英語の時制には現在形、過去形があります。相とは出来事を広がりでとらえるかどうかを示すもので、英語には単純相、進行相、完了相が存在します。
「今」から~後
「話している今」を基準にして、「その~前」を表現する
ex.) in two weeks [今から二週間で], two weeks from now [二週間のうちに], later [後で]
He will be back in three weeks. ( three weeks from now. )
He said he would be back in three weeks. ( three weeks from then )
The bus leaves in two minutes. ( 現在形で表現可能 )
That can be left later. [そんなことは後でもできる。]
「特定の時点」から~後
「今」ではなく、「その時」から「~後」を表現する
ex.) two weeks later, after two weeks [それから二週間後]
I got married her, but I got divorced three years later. ( after two weeks )
[彼女と結婚したがその三年後、離婚した。]
「今」から~前
「話している今」を基準にして、「その~前」を表現する
ex.) two years ago [今から二年前に], before [以前に]
I built my house two years ago.
I think I see that boy before. [前にあの少年を見た気がする。]
「特定の時点」から~前
「今」ではなく、「その時」から「~前」を表現する
ex.) two years before, two years earlier [その時より二年前に]
I got divorced her, who I had married three years before.
[三年前に結婚した彼女と離婚した。]
使える表現
「~という今」:Now that SV ~,
高齢化となった今、:Now that there are more and more the elderly,
「~よりも~前(後)に」:--- before ( after ) SV,
戦争が始まる三年前に、:Three years before the war broke out,
「はじめは~だったが、やがて…」:At first SV~, but then SV~.
英作文は最初難しいと思っていたが、実際にやってみると簡単だった。:Writing in English seemed difficult at first, but then when I actually tried it, I found it easy.
「~ぶり」:for the first time in ~
10年ぶりに彼と会った。:I met him for the first time in ten years.
「初めて~した時」:The first time SV~,
初めて彼に会った時、:The first time I met him,
例題
次の文章を英訳しなさい。(京大前期 1996)
ワープロ( word procession )やパソコンが普及したおかげで、「書く」という行為はすっかり様変わりして、例えば「筆をとる」といった言葉も死語になりつつある。
解答例
Because word processions and personal computers have been used widely, the act of "writing" has been transformed. For example, the expression "to take a pen" is getting out of date.
ポイント
「~した」という完了相と「~つつある」という進行相を的確に表現する。
「普及する」:Be used widely は使える表現です。覚えておこう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?