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8月18日 異型管楽器フェチ

・高校くらいから変なフェチが芽生えたので少し紹介させて。

その名も『異型管楽器フェチ』。

あっ、性的な意味のフェチじゃないのでムラムラはしません。


・高校で吹奏楽を始めたので、それまでは楽器の名前も音も何もかも分からなかった。
一応普通に使う楽器は調べたし、部活でも目にしてたから「色んな種類あるんだなー」くらいにしか思ってなかった。

・初めてのコンクールで、他校のトロンボーンを見て
「ん?あのトロンボーンなんかおかしくね??」
ってなったのがこの癖の始まり。

・自分の高校にあるトロンボーンは真ん中のやつ。
(好きな先輩が使ってたので凝視してた)

そのコンクールで見たのは右のやつ。
えっ?なんかごちゃごちゃしてね?なにあれ魔改造?

・先輩に聞いてみたら、「バストロンボーン」って言うらしい。「バストロ」だよって。

なにそれかっけえ!!!

・左のスカスカなやつが「テナートロンボーン」
で、真ん中のいわゆる普通のトロンボーンは「テナーバストロンボーン」と言うらしい。
普通のトロンボーンってテナーバスなんだ…。

※さらにちっちゃいアルトトロンボーンもあるらしい。
かわいいね。


・リコーダーにもソプラノリコーダーとかアルトリコーダーがあるように、ほぼ全ての管楽器はサイズ違いの異型があるらしい。

・一般的に管を長くするほど音が低くなり、逆に短くするほど音は高くなる。
同じ構造で管の長さを変えて、同じ音色だけどより低い(高い)音階まで出せるよっていうのが狙いなんだろうね。

・こういう「特別なこだわりの為だけに魔改造された、一般には流通していないレア楽器」ってめっちゃワクワクしません??

しないかあ……。どうでもいいよね……。

僕はワクワクするので続けますね。


・そこから一般的じゃないほうの管楽器を調べるのにハマってしまった。

何個か面白いのを紹介させてね。

フルート

これね。お嬢様が優雅に吹くやつですわ。
(実際吹いたらクッッソ大変ですわよ)
意外と男性プレイヤーが多い。吹奏楽部だと背の小さいショタのポジションなことも。


これもめちゃくちゃ種類あるんですよ。

・約半分サイズのピッコロ。

大魔王かマジュニアしか出てこないわな。
イタリア語で「小さい」って意味だったか。


逆にフルートをデカくすると……??

折れ曲がっちゃった。


・上からコンサートフルート(いわゆる普通のフルート)
アルトフルート
バスフルート
となっております。

長さはもちろん長くなるけど太くもなるんだね。




・さらにさらにフルートを低くしたのが……?

は?

え?

うっわ

えぇ…(困惑)

・最後のは多分オリジナルDIY楽器っぽいけど。

デカ過ぎんだろ…


・そして進化する度に予想外の方向に曲がっていく。
めちゃくちゃ面白くないですか??


・しかもこれ、馬鹿みたいに高い癖に普段まっっっっっったく使われないんですよ。馬鹿じゃねえの??

・理由はもちろん、「他の楽器で良くね?」ってなるからなんだけど。
そもそもフルートは構造上音量そんなに出ないからね。

・逆に使う場面は、「フルート8重奏」みたいなフルートの音だけで曲にしたいとき。
だと思うけど…。まあ普通こんなことしないわな…。



サックス

・こちら。流石に見たことあるでしょ。
ジャズっぽい大人の楽器。
美人が吹きがち。(華になるので)
それかイケオジか。
陰キャには吹けない。

・吹奏楽では一般的に4種類使う。

あっ、サックスって略なので正式には「サクソフォン」です。


ちなみにこの画像、右に続きがあって

バスサックスっていうもう一回り大きいのもある。

バスサックスってめちゃくちゃマイナーで生で見る機会なんて滅多にないけど、実は皆さんも1度は目にしたことがあるんですよ。

・宮澤正之客員准教授。またの名をさかなクンって言うんだけど。この写真超絶かっけえな。
(さかなクンに敬称は不要らしいです。本人が断ってるみたい。)

・スカパラとのコラボの時に吹いてたのがバスサックス。バリトンだと思ってた……。
確かに今見たらバカでかいな……。

・さかなクンも異型管楽器フェチなので趣味が合うと思う。家にめちゃくちゃ楽器があるらしい。しかも低音の木管ばっかり。

コントラバスクラリネット2本持ちだと…???


・それは置いといて、サックスをさらにさらにでっかくするとどうなっちゃうの~!!

でっっっか

流石に邪魔だろ

兵器か何か??

アスペクト比大丈夫?

・もう何でもあり。デカけりゃいいってもんじゃない。
作ってる人も「デカけりゃいいってもんじゃない」って思ってたと思うよ。
馬鹿だな~。


トロンボーン…?

・ちょっと話戻るけど、トロンボーンは魔改造されがち。

こちら普通のトロンボーン。

で、こちらが問題の魔改造ボーン。

何が違うでしょうか。

吹くところがこんな風になってるんですね。


これってトランペットのピストンでは…??


・誰の悪ふざけでこうなってしまったのか。
トランペットとトロンボーンのキメラが生み出されてしまった。

その名も『スーパーボーン』。
名前まで適当だ…悪ふざけが過ぎる……。(マジです)

ちなみにピストンでもスライドでもどっちでも音程変えられるそうです。


・そして驚きのお値段!!

なんと20万円以下!!!やっす!!!!
(さかなクンの持ってるやつ、片手で車買える)

・悪ふざけとしか考えられない……。

と思ったら、ちゃんとした理由がありました。
◆トランペット奏者がトロンボーン吹く時にスライド覚えなくても良い
◆トロンボーンの音でグリッサンドがどの音域でも出せる(トロンボーンは決まった音域でしかグリッサンドできない)

みたいです。悪ふざけじゃなくて良かった……。


・そしてヘッダーの画像にもなってるやつなんですけど、

トロン…ボー…んん???

ちょっと!曲がっちゃってるよ!!

そんなドヤ顔で吹かなくても……。

・これはチンバッソっていう楽器らしいです。
さっきのスーパーボーンを曲げて、ピストンじゃなくてロータリーが付いてるような感じ。
音域はチューバと一緒。

いやいや、チューバと一緒って。

この楽器と同じ音域な訳ねーだろ!!
と思うけどマジらしい。

・この楽器は悪ふざけでもなんでもなくて、イタリアのオペラの曲で大真面目にチューバの代わりに使うらしい。ほえ~。
こんなのいたら目立って仕方がないと思うけどな…。


・まだまだトロンボーンいじりは止まらない。

これはなに????

そりゃこんな顔にもなるわ……。

うわあイラストまである!

・これはビュサンっていう楽器。
19世紀にフランスとかベルギーの軍隊で使われてたんだとさ。


・調べてたら演奏動画を見つけました。

えっ!!!!!

舌動くの!!!!!

何その可愛いギミック!!!!意味無い!!!!!!!ピロピロ!!!!アホ可愛い!!!!


・取り乱してしまいました。
にしてもトロンボーン擦られすぎでしょ。

こういうの調べて「おもしれー楽器」ってなるのが楽しいってだけなんだけど。
ほら、深海の生物とか調べたら面白いでしょ?絶対に生きていく上で不要な知識だけど。そんな感じ。


少しでも異型管楽器の魅力が伝わればいいなって思いました。

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