得意なことを活かし合い、苦手なことを任せ合う方が循環する。
得意なことだけやっていいの!?
苦手なこと、人に任せちゃっていいの!?
いいでしょー!
(私も今だから言えるんですが!)
先日オリジナルセッションに来てくれたクライアントさん。
支援学校の先生で、
本当に子どものことをよくみていて、
保護者対応もとても丁寧。
私はそのクライアントさんをとても尊敬している。
ご本人は、子どもたちとの時間が楽しそう。
今年度に入り、試練はやってきた。
今年ペアを組んだ先生が、全然子どものことを見れない。
イライラ
イライラ
教師のくせに
大人のくせに
年上のくせに
何やってんの!?
たくさんの「くせに」が出てくる。
ある日、子どもを外に放置するという絶対にしてはいけないことをその先生はやってしまったらしい。
これまで子どもの前では注意しないように気をつけていたのに、
気づいたら怒鳴りつけてたらしい。
「何してるんですかーーー💢」
「いいかげんにしてください!!!」
怒られた先生、、、まさかの逆ギレで言い訳の嵐。
みたいなことがあったらしく、
げっそりしてLokoにやってきたクライアントさん。
げっそりするのはなぜかというと、
そのクライアントさんは普段は穏やかでとても平和な人。
感情的になってしまったというひどい後悔、
そしてその後悔の気持ちから、こちらが顔色を伺うようになってしまったことで大きなストレス。
「なんでこっちが気遣わなあかんねん。」
という怒りと混乱。
「考えたらわかるやろ!?」と思いたくなる気持ち、とってもわかりますが、
考えてない、
もしくは考えてもわからない、
からそうなってるんですねぇ。
とりあえず溜まりに溜まっていた感情を丁寧に内観していけるようガイドしました。
身体中が痛くて大変なことになりましたが、
何度も感情の波が過ぎ去るまで待つを繰り返し、
やっと落ち着いた。
その先生の顔を思い出すだけで、気分がわるくなっていたのが、その方の存在が小さく感じるところまで消化できた。
内観していく内にわかっていったことは、
その先生は、子どものことをみるのはすごく苦手で、状況把握もむずかしい。
でも、雑用や掃除はすすんでやろうとしてくれる。今それじゃないって時もあるそうなんですが!
クライアントさんにとって、雑用と掃除はとてもめんどくさくてイヤなこと。
それをすべて(多めに)やってもらうことに罪悪感があったことがわかった。
「一人で全部できるようにならないといけない」と思ってない??
教師なんだから子どものこと見れてあたりまえでしょ?って思ってない??
教師の前に、大人の前に、
一人の人間、一つの魂。
得意なことを活かし合い、苦手なことを任せ合う方がうまくいく時代。
もちろん苦手なことはまったくしなくていいと言っているわけではありません。
不器用でも少しずつでも成長していけそうなら教えていく方がいいだろう。
しかし、クライアントさんが子どもを見ることについて教えたことが、まるで伝わってない。話が全然通じてない。
どうしてもむずかしそうなら、
クライアントさんがイヤだと思っている雑用や掃除をすべてお任せしてみてはどうだろうか。
その先生にとっては好きなことで得意なことかもしれない。
思いきってすべてお任せして、
クライアントさんは子どものことに集中してみては?
とアドバイスさせていただきました。
自分がイヤだと思っている雑用と掃除をやってもらうことにかなりの抵抗があり、そちらも内観しました。
(*自分がイヤだと感じることは、みんなもイヤに決まってるって思い込みがちですよね〜)
内観ですっきりして、
「実践してみます!」
と決心したクライアントさんを送り出しました。
そして先日、Lokoに驚き顔で来てくれました。
「こんなことあるんですねー!!!
人が変わったようでした!!!
今めちゃめちゃうまくいってます!!!」
こちらの意識が変わっただけで!
その先生、すごく生き生きしはじめて、
すごく礼儀正しくもなって、
「○○先生が子どものこと見れるように
△△やっておきましたー!」
と、積極的に動いてくれるようになり、
クライアントさんもとても働きやすくなったそうです。
おーーー👏めっちゃ循環してる。
もちろんまだまだ小さくイラっとすることはあるそうですが、今はすぐに内観して手放すことができるようになったそうです。
いやーおめでとうございます!
人のせいにしたいところを
よ!く!ぞ!!!
矢印自分に向けられました👏
人のせいにするのをやめて、
自分の感情を内観し、
自分がそこから学ぶことは何か、
自分が変わるとしたらどうすればいいか、
この視点を持ち続けることは簡単ではありません。
無意識に無理して頑張ってるところがあったり、我慢してるところがあると、他人にも求めてしまいがち。
大人とはこうあるべき
教師とはこうあるべき
親とはこうあるべき
妻とはこうあるべき
などなどの思い込みに気づかせるために、
今の困難な状況が起こっているかもしれない。
「これはいつかシェアさせていただくねー!」
と言っていて、やっと書けました。
在り方(内)が変われば、ほんとに世界(外)が変わるんです。
クライアントさんの大きな飛躍のシェアがお役に立ちますように。
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