LOKIARが大切にしたい開発の価値観。立ち上がりの一年を振り返って。
こんにちは。LOKIAR(ロキアー)CTOの熊谷亮です。
LOKIARは企業間の物流を最適化する配送管理SaaS「Meech」を提供するスタートアップです。
LOKIARは今年、「Meech」のローンチやシードラウンドの資金調達など、スタートアップとして多くの節目を経験しました。慌ただしくはありましたが、改めて私たちが大事にしている価値観や、どのような方と一緒に働きたいかが浮き彫りになった年でもありました。
今回は開発の現場で特に大事にしたいと感じる価値観について、この一年の試行錯誤を踏まえてお伝えできればと思います。
開発の働き方についてはぜひこちらのnoteもご参照ください。
この記事を書いた背景
LOKIARでは配送管理SaaS「Meech」を開発しています。現在はその開発全般の指揮に加え、プログラミングの一部も私自身が手を動かしている状況です。プロダクト構築の初期段階はそれでも開発業務は回っていたのですが、会社の成長やサービス利用者の増加に伴い営業や顧客対応などの業務の比重も増えてきたため、今後は開発全体の指揮以外の業務を徐々に他のメンバーに委譲していきたいと考えています。
ここ一年、業務委託を含めた様々な方と働く中で、「今のフェーズから長くご一緒できるようなエンジニアってどんな方だろう」「LOKIARがエンジニアに提供できるものはなんだろう」ということを考えてきました。
その結果、以下3点が必要であることが見えてきました。今回の記事では、それらを簡潔にまとめてご紹介したいと思います。
・上流から実装まで一気通貫で
・顧客の声に徹底的に向き合う
・経験と熱意
上流から実装まで一気通貫で
LOKIARの開発チームでは、アーキテクトやデザイナー、マネージャーといった細かな職種を設けていません。
シード期のスタートアップには、どういったモノ・サービスに価値があるのかの調査を効率的に進めていくことが求められます。
すでに成熟したサービスを持っている会社と比較すると「1->100にするスピードを高める」ことよりも「いかに早く0->1を組み立てるか」が優先される、ということになります。
例えばシステム開発においては、要件を取りまとめ、設計をし、開発し、テストして、、という一連の開発サイクルがあります。資金に限界がある以上、それら各工程に選任のプロを設置することはできません。
LOKIARではこの開発サイクルを自走して、完結させられるようなエンジニアを探しています。世間的には「フルサイクルエンジニア」や「プロダクトエンジニア」と呼ばれる役割に近いかもしれません。
現段階で全ての工程ができる必要はありません。未経験の部分があっても、こうした開発サイクル全体を回す経験を求めらている方と一緒に働けたらと思います。
顧客の声に徹底的に向き合う
これまで私たちは、「こういう風にしたら楽になると思います」「こういうサービスがあったら便利ですよね」という形で、自分たちの発想をサービスに落としこみながら開発を進めてきました。
そして、今年実際にMeechをローンチし、様々な物流関連企業とお話をさせていただく中で、より現場に近い具体的で細かなニーズが見えてきました。
こうした各社が持つ独自のニーズにお応えするべく、各社が持つノウハウ・業務フローを吸収しながら、個社に合わせたシステムも開発し、得た知見をMeechにフィードバックしてブラッシュアップしていく予定です。従って、これからの開発では顧客のニーズに直で向き合うことがもっと重要になっていきます。
私自身、サービスを作って提供するというのは、相手に喜んでもらうための手段でしかないと考えています。もちろん技術やモノ作りが好きというのは大前提として、お客さんの困りごとを聞いて、自分の持てる技術をどう活用すれば課題解決できるか、と考えて手を動かすことを大事にしています。同じような考え方の方と一緒に働けたら嬉しいです。
経験と熱意
LOKIARはシードの資金調達を終えたばかりのスタートアップです。
まだまだ混沌としている反面、熱意さえあればかなり自由に動いていただける環境であることが魅力だと考えています。
また、「自分で会社を経営してみたい」「新しい事業を作ってみたい」と考えている方にとっては、それに近い状況を体験できる場になるはずです。最初から自分で挑戦するのも面白いものですが、一度弊社のような生まれたての会社の中で経験を積むのも一つではないでしょうか?いろいろとお話できる失敗談はございます。笑
昨今、物流2024年問題はホットではあるものの、物流系のスタートアップはほかの業界に比較すると少ないように思います。多くの人(特に若い方)にとって、普段の生活の中で物流を意識されることは少ないでしょう。
一方で、生活の幹を支える重要なインフラであり、現在直面している問題はまさに日本が抱える社会課題です。
社会課題の解決をしたい、という熱意がある方と一緒にサービスも会社も作っていきたいと考えています。
ですから、物流業界に詳しくないという方も大歓迎です。開発にあたっては、現場で行われている業務の用語を含め、広範囲のドメイン知識が必要になります。社内では隔週で勉強会を開催しているので、一緒にキャッチアップしていければと思います。
また、会社がまだ小さいのでメンバー間の距離が近い、というか暑苦しい距離感でいられるフェーズだと思っています(笑)。今いる創業メンバーは、学生時代からの友人で元々距離が近く、今でもみんなで飲みながら「将来こうしたいんだよね」という話をするのが大好きです。そんな雰囲気を楽しんで、同じ熱量で盛り上がれる方に出会いたいと思っています。
余談:長く走る大切さ
熱意を持ってやり切る、という話をしてきましたが、「スタートアップだから激務は当たり前」という考え方は違うと考えています。
私自身、今年の3月に原因不明の体調不良に見舞われてしまい、ノンストップで毎日遅くまで頑張るという働き方を見直しました。(この一年は長く走るために健康でいることの大切さを実感した年でもありました。)
これからいらっしゃる方にも、持続可能なペースで働けることを大切にしてほしいですし、会社としても大事にしていきたいと思っています。
終わりに
LOKIARは、物流業界の課題に本気で向き合い、テクノロジーの力で解決していこうとするスタートアップです。私たちは
・上流から実装まで一気通貫で携わりたい
・顧客の声に向き合った仕事がしてみたい
・スタートアップでの経験を積みたい
・社会課題を解決する熱意がある
そんな仲間を探しています。
創業期の組織だからこそ、一人ひとりの意見や行動が大きな影響力を持ちます。自分の手で物流業界を変えていきたい、スタートアップで新しいことにチャレンジしたい、そんな思いをお持ちの方、ぜひ一度お話ししませんか?
現在、LOKIARではエンジニアの方を積極的に募集しています。経験者はもちろん、他言語からのキャッチアップに意欲的な方も歓迎です。まずは副業からのスタートも可能です。
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